20230905 将棋ウォーズ

自分が先手、戦型は中飛車対△44銀型袖飛車。

図①、22手目△73銀まで

本局のような早めに△44銀と上がってくる形は左銀の活用のタイミングが重要になってくる。
本譜は▲54歩としたが、飛車が狭く、あまり良くなかった。
ここは▲57銀とするタイミングだった。
以下、△55銀▲56銀△同銀▲22角成△同玉▲56飛△42金▲59飛△64銀▲68金△54銀▲47銀△44歩▲38金、が一例で形勢は難しい。

図②、34手目△75同銀まで

本譜は▲55銀と銀をぶつけていったが、△33銀と引かれて結局飛車が狭いままなので、あまり良くなかった。
ここは▲65銀とすべきで、これなら何かの時に▲74飛と飛車交換を迫ることが出来る。
▲65銀以下、△52金右▲55角△同銀▲同歩△25角▲59金左△76銀▲74銀△71飛▲72歩△31飛▲83銀不成△65銀▲84飛、が一例で先手微有利。

図③、64手目△42金まで

飛車を取られはしたものの、角と銀で攻めをつないで図③の局面は玉の安定度的に少し先手有利。
本譜は▲53歩としたが、△41金打とさらに金を打たれてしまい、この交換は相手の守備駒が増えているのであまり得ではなかった。
ここは▲42同馬とすべきで、以下△同玉▲82飛△62歩▲81飛成△32玉▲58金左△15歩▲54歩△16歩▲53歩成△17金▲39玉、が一例で先手有利。

図④、72手目△61歩まで

本譜は▲81飛成としたが、△31金とかわされて少し駒が重い感じがして良くなかった。
ここは▲41金とすべきで、以下△同玉▲72飛成△71金▲74龍△35飛▲54龍△32玉▲52歩成△33角▲45金、が一例で先手有利。

図⑤、82手目△89龍まで

本譜は▲79歩と受けに回ったが、これは速度計算ができていない悪手だった。
ここは▲42銀と攻め合えば先手勝ちだった。
▲42銀以下、△22玉▲31龍△12玉▲32龍△22桂▲36桂△25銀、とここまで決めて▲79歩と受ければ次に▲31銀成からの攻めが確実なので先手勝ち。

図⑥、94手目△24同歩まで

本譜の▲41龍~▲32銀の寄せも悪くないが、ここで▲66龍とした方が自玉も安全になるので逆転の要素も減らすことが出来た。
▲66龍以下、△同角とすると▲41角から詰むし、それを受けて△41銀とかしても▲62龍と入るくらいで先手優勢。

実戦はその後、持ち時間の少なさで寄せにミスが出てしまうが、最終的に相手の時間が切れて勝ち。結果は良かったが、しっかり着地を決めたかった一局だった。

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