向かい飛車対三間飛車

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車の相振り。

図①、27手目▲74同飛まで

本譜は△73歩としたが、実戦はこの後△64歩~△63銀と厚みで勝負する作戦にしたのであればここで△61玉とした方が良かったかもしれない。
以下、▲76飛△52金▲77桂△64銀▲56銀△42角▲65歩△75銀▲85桂△12飛▲79飛△84銀、が一例で難解な形勢。

図②、53手目▲65歩まで

本譜は△56歩としてこちらも中央からの反撃を見せたが、▲67金から歩を取りに来られたらそれを防ぐ手段がないので、あまり良くなかった。
ここは△44角とすべきで、これは次に△33桂と跳ねることで後の△56歩の攻撃力を上げようとする狙い。
以下、▲64歩△同金▲36歩△33桂▲65歩△63金引▲46歩△71玉▲37桂△26歩▲同歩△同飛▲27歩△22飛▲47金左△15歩、が一例で後手微有利。

図③、69手目▲57同金直まで

本譜は△62銀としたが、銀を使ってしまったことで攻めが少し難しくなってしまったのであまり良くなかった。
ここは怖いようでも△62金とした方が良かった。
以下▲43馬△72玉▲53銀△59銀▲49金打△48銀成▲同金△53金▲同馬△62金▲31馬△59銀▲49銀△48銀成▲同銀△56歩、が一例で後手有利。

実戦はその後、相手が丁寧に受けに回っていたら難しかったが、攻め合いにきてくれたので何とか勝ち。

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