第41期ゆかなか順位戦A級④ 対asagaoさん

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速持久戦模様。

図①、58手目△65同銀まで

じりじりした展開だったが、後手から銀をぶつけたことで局面が動き出した。
本譜は▲84飛~▲61角と攻めていったが、飛車を切った割にはそれほど戦果を挙げたわけでもなく、少し攻め急ぎだった。
ここは▲45歩とすべきで、以下△76銀には▲53歩△同飛▲84飛△同歩▲86角△75銀▲62角△54飛▲75角△同歩▲44角成△同飛▲同歩、△43銀打には▲44歩△同銀▲45歩△33銀▲44銀△56銀▲53歩△92飛▲56金△同歩▲33銀成△同桂▲44銀△24銀▲82歩、がそれぞれ一例で先手有利。

図②、64手目△56銀まで

本譜は▲62馬としたが、△47銀不成と金を取られたことで離れ駒ができてしまい、自玉が不安定になってしまった。
ここは▲56同金とすべきで、以下△同歩▲62馬△31飛▲44馬△33銀▲66馬△79飛▲45銀△47金▲35歩△46金▲34歩△49飛成▲33歩成△同金直▲49銀△36歩▲同銀△同金▲38銀打△44歩▲25銀△46金打▲36銀△同金▲62飛、が一例で先手有利。
ちなみに、途中▲25銀から金銀交換する理由は、相手の持ち駒に金があると後に▲56馬とした際△46金打とされてしまうからである。

図③、84手目△64金まで

本譜は▲25桂として次に▲44馬からの攻めを狙ったが、そうしたところで簡単による後手玉ではなく、逆に37の地点に駒をなくしたデメリットの方が大きかった。
ここは単純に▲53香成とすべきで、以下△同金▲同馬△42銀▲同馬△同金▲43歩△同金▲44歩△42金▲43銀△41香▲42銀成△同香▲43銀△33銀▲45桂、が一例で先手優勢。

図④、109手目▲29玉まで

図④の局面までは先手有利な局面が続いていたが、この▲29玉が大悪手。
△27龍とされたらそれまでの将棋だった。
対局中は△27龍でダメなことはわかっていたものの、持ち時間もなくとりあえずで指してしまった。
▲29玉では▲43成銀なら難しい勝負が続いていた。

実戦はその後、局面は後手微有利であるものの難しかったが、持ち時間が切れてしまい負け。

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