第23回まくり杯③

自分が後手、戦型はゴキ中対超速。

図①、25手目▲16歩まで

相手の陣形は超速のような形だが、右金の位置と飛車先を保留しているのが通常の超速との相違点。
ここはその違いを活かすという意味でも、△35歩と仕掛けてみたいところだった。
以下、▲同歩△56歩▲58飛△57歩成▲同銀上△36歩▲53歩△同飛▲45桂△52飛▲53歩△42飛▲48銀(▲38飛と歩を取りに来る手には△45銀がある)△32飛▲68金右△55歩▲79金△64歩▲59飛△33桂▲同桂成△同角、が一例で互角の将棋。

図②、29手目▲45銀まで

本譜は△32金として、▲34銀なら△56歩とする予定だったが、シンプルに▲44銀~▲41銀の割り打ちを狙われて形勢を損ねてしまった。
ここは△45同銀とすべきで、以下▲同桂△44角▲24歩△56歩▲同歩△同飛▲77角△52金左▲23歩成△77角成▲同桂△37角、が一例で形勢は難しい。

実戦はその後、手厚く攻められて特に何も起こらず負け。

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