指す将順位戦8th S級⑧ 対ひまわりさん

自分が後手、戦型はゴキ中対超速持久戦。

図①、51手目▲55歩まで

ここまではお互いじりじりした展開。
1筋にかけた2手(△14歩と△12香)は△83銀、△72金、と銀冠完成に回した方が良かったかもしれない。ただ、角の位置と銀冠の相性が悪いような気がして対局中は高美濃のまま行く気でいた。

本譜は△33桂としたが、▲29飛から相手に主導権がある将棋になってしまった。
ここは△33角とした方が良かった。次に△55銀から攻めることが出来れば後手が良くなる。
なので先手も▲59飛と受けてくるが、以下△11角▲68角△51飛▲77桂△83銀▲24歩△同歩▲29飛△33角▲45金△57歩、が一例で形勢は難しい。

図②、59手目▲45同金まで

この局面でこちらが何もしないと、▲54歩~▲55桂の攻めが厳しく、すぐ悪くなってしまう。
なのでここは速度重視の手が必要であり、その手は△65桂打。
以下、▲同歩△同桂▲59角△57歩▲54歩△58歩成▲26角△33角▲55桂△56銀▲44銀(▲46金は△54金)△同歩▲34金△62飛▲33金△67銀、が一例で形勢は難しい。

実戦は△65歩▲54歩と進んだ。次の▲55桂が厳しいだけでなく、▲65歩が飛車取りになってしまい、△65歩と突いた一手があまり意味のない手になってしまった。
ここで形勢を悪くしてしまい、最後は即詰みに討ち取られて負け。

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