20230813 将棋ウォーズ

自分が先手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。

図①、46手目△31角まで

図①の局面は相手の陣形の方がのびのびしているように見えて作戦負けと感じていたが、評価値的には互角だったのには少し驚いた。
本譜は▲55歩と中央を収めてから▲26飛~▲95歩と端を攻めていったが、ここはすぐ▲95歩とする手があった。
以下△同歩▲93歩△同香▲26飛△24歩▲94歩△同香▲24飛△同飛▲33角成△22飛▲86桂△91飛▲77馬、が一例で互角の勝負。

この手順を見たとき、馬が出来たとはいえ桂飛車交換で互角なんてあるのか?と思ったが、自玉が手つかずなのと、端に対する相手の応手を見てから飛車を取るのかどうかを決めれるので以外に攻めが切れない、という要因で互角なんだと思った。

図②、62手目△94歩まで

ここで▲92歩~▲93歩と攻めれればいい、と思ったが▲92歩に△95歩と香を取られる手が嫌だと思い、本譜は▲94同香とした。
だが、それは読みに踏み込みを欠いた手だった。

ここは▲92歩とすべきで、以下△95歩▲91歩成△96歩▲81と△同玉▲76香△64角▲55桂△54銀▲63桂成△同銀引▲66歩、が一例で先手有利。

実戦はその後、端での歩の成り捨ての手筋で玉を下段に落とし、何とか攻めをつなげて勝ち。
対局中は△55角~△36桂の攻めをされて負けになったかと思っていたが、評価値が意外に先手に振れていたことに驚くと共に、将棋の難しさを改めて感じた一局だった。

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