第51期ゆかなか順位戦A級 対かきさん

自分が後手、戦型は中飛車対超速持久戦。

図①、49手目▲78飛まで

本譜は△83銀としたが、その形だと▲75歩△同歩▲同飛の局面で△33角と▲55飛の攻めを警戒しないといけなかった。
ここは△85歩と隙を作らずに待つべきで、以下▲59角△33桂▲28飛△45桂▲68角△83銀▲58飛△72金、が一例で難解な形勢。

図②、61手目▲68角まで

本譜は△65歩と仕掛けていったが、▲86角が先手で入ってしまうのであまり良くなかった。
ここは△42角とすべきで、以下▲76歩△51飛▲86歩△65歩▲同歩△同桂、が一例で難解な形勢。

図③、73手目▲15同香まで

流れ的にここは△15同角とするのが自然ではあるが、▲18飛が嫌に思えて△65桂としたが、駒得はしたが歩切れが気になる展開になってしまいあまり良くなかった。
ここは△15同角とすべきで、以下▲18飛△17歩▲同飛△48角成▲11飛成△86歩▲同歩△57桂成、が一例で難解な形勢。

図④、111手目▲61歩成まで

本譜は△47角成としたが、▲45銀~▲66桂~▲97桂打と上から攻められる展開になってしまい受けが難しくなってしまった。
ここは先に△83玉とすべきで、以下▲65歩△95歩▲97桂打△74銀▲62と△96歩▲85桂△同銀▲同香△同角成、が一例で難解な形勢。

図⑤、119手目▲72とまで

本譜は△66歩としたが、▲73金~▲97桂打と攻められてしまい受けが難しくなってしまった。
ここは駒を取られることになっても相手の攻め駒を減らすべきで、△72同飛とすべきだった。
以下▲同金△同玉▲12飛△63玉▲15飛成△66歩▲48歩△36馬▲12龍△54玉、が一例で難解な形勢。相手玉の寄せは見えないが入玉を見せて粘ればなかなか難しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?