第50期ゆかなか順位戦A級 対自称銀冠党総裁さん

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速持久戦。

図①、42手目△73桂まで

本譜は▲75歩と仕掛けたが、ここは仕掛ける前に▲26歩とした方が将来的に桂頭や端を攻められた時に受けやすくなる。
▲26歩以下、△24歩と受けてくれば本譜と同じように仕掛けても難しい形勢だと思うし、▲79飛から相手の動きに対応していくのもまた1局だった。

図②、48手目△65桂まで

本譜はとりあえず、といった感じで▲77桂と桂交換を迫ったが、ここは相手の8筋の突き捨てを逆用すべく▲85歩とする方が良かった。
以下、△51角▲88飛△45歩▲同歩△54歩▲同歩△52飛▲84歩△54金▲56歩△45桂▲同桂△同金▲46歩△56金▲44桂、が一例で先手微有利。

図③、72手目△78同とまで

本譜は▲18歩と受けたが、少し弱気だった。
ここは▲13歩とした方が良かった。
以下、△同香にはそこで▲18歩と受けることで1歩を犠牲に相手玉を逃げだしにくい形になっている。
また、△17銀には▲同香△同歩成▲同玉△68と(△13香には▲28玉でしのぐ)▲28玉△16歩▲62飛、が一例で先手有利。

図④、92手目△25同馬まで

本譜は▲37桂としたが、△28銀不成とされて急にこちらの玉が危険になってしまった。
ここは▲17歩とすべきで、以下△同歩成には▲22銀から即詰みがあり先手勝ち。また、△45桂と先ほどの詰み筋を受けてくる手に対しては▲同歩△46桂▲41飛成と進めて先手優勢。

図⑤、98手目△37銀成まで(投了図)

本譜は持ち時間が少なかったことにより投了を選択したが、ここは▲37同銀とすべきだった。
以下、△47金▲56玉△37金▲22銀△同金▲31飛成、が一例で後手玉は即詰みのルートに入っていて先手勝ちだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?