第45期ゆかなか順位戦B級1組赤 対JANUSさん

自分が先手、戦型は相中飛車。

図①、40手目△45銀まで

戦型は予想通りだったが、銀の位置が対抗形ではなく対称形になったのは少し意外だった。この形はお互い攻めの方針になるので、先手の利が活きやすいように思う。
本譜は▲94歩と抑えたが、ここは▲84歩と攻めた方が良かった。
対局中は△同歩▲同銀△99香成と進んだ時に継続手が見えず断念してしまったが、▲33角成△同桂▲94角から攻めをつなげることが出来る。
また、▲84歩に対して△95香と銀を取るのも、▲83歩成△同銀▲95香△84歩▲85歩△同歩▲同飛△44歩▲84歩△74銀▲88飛△86歩▲同飛△85銀▲88飛△76銀▲79香、が一例で先手有利。

図②、42手目△56銀まで

図①から▲94歩△56銀と進んで図②の局面。
ここでも▲84歩からの攻めが有力だった。
以下、△同歩▲同銀△83歩▲93歩成△同桂▲83銀成△同銀▲94歩△92歩▲84歩△同銀▲同飛△83歩▲86飛、が一例で先手有利。

図③、62手目△69銀まで

この銀打に対して金を逃げると角を攻められてしまうのが、ちょっと嫌な感じ。
本譜は▲57歩と56の銀を追う判断になったが、歩切れになってしまい攻めの継続が難しくなってしまった。
ここは▲84歩とすべきで、以下△同歩▲同飛△83歩で何もないように見えるが▲44飛と角を取る手が好手。△同歩▲48金寄と進むと、先ほどは銀で角を攻められるのが嫌だったが今は▲35角と捌くことが出来るので先手良し。

実戦はその後、難しい局面が続いたが、こちらが飛車を手にしたことにより先手優勢に。
飛車を切ることで強引に攻めをつなげ、最後は上下の挟撃形に持ち込み、相手玉を寄せて勝ち。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?