20240115 将棋ウォーズ

自分が後手、戦型はゴキ中対▲37桂急戦。

図①、25手目▲77銀まで

本譜は△82玉としてとりあえず美濃に囲うまではおとなしくしておこうと思っていたが、この状態でも玉はそこそこ安定しているので、ここは△35歩の仕掛けを考えたいところだった。
以下、▲47銀と銀で桂頭を守ってくれば△56歩▲同歩△46歩▲同銀△36歩、が一例で後手良さそう。
なので▲26飛と飛車で受けてくるが△34銀▲78玉△46歩▲68銀△36歩▲同飛△35銀▲45歩△62角▲35飛△同角▲41銀△42飛▲32銀成△同飛▲55角△36歩、が一例で後手微有利。

図②、41手目▲45同桂まで

本譜は△35角としたが、▲55銀と出られた形がなかなか手厚く、さらにはこちらの角も▲36歩ですぐに追われる位置にいるので少し後手が悪い局面だった。
ここは△56歩とすべきで、以下▲同歩△同飛▲47金△51飛▲46銀△33桂▲43歩△41歩▲33桂成△同角▲55歩△35歩、が一例で後手微有利。
本譜の順と比べて左桂が捌けているのが大きいと思う。

図③、67手目▲46同歩まで

ここでどう攻めをつなげるか悩んだ結果、本譜は△57歩▲同玉△17龍、と進んだ。
△57歩自体は、まぁとりあえずで打っても良さそうな歩ではあるが、次の△17龍がいまいちだったかもしれない。そこは△69銀と金を狙っていくのが良さそうで、展開によっては89の桂を取って戦力補強もできるので、この攻めは切れなさそう。

また図③の局面では△47歩とするのも有力で、以下▲同金には△78銀があり、▲39歩△同龍▲48銀△89銀成▲55角△29龍▲21角成△35桂▲57金△47歩、が一例で後手有利。
また▲57銀には△48香▲64銀成△49香成▲69金△28龍▲29歩△38龍▲39歩△同龍▲66角△62飛、が一例で後手有利。

図④、83手目▲57銀まで

本譜は△54香という今見たらまったくもって謎の一手が飛び出したが、ここは△59角成から寄せる順があった。
以下、▲同玉△74香▲64角△39龍▲49銀△38金、が一例で後手優勢。

実戦はその後、数手先でこの△59角成からの寄せの筋に気づき、寄せ切って勝ち。

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