20240113 将棋俱楽部24

自分が先手、戦型は相中飛車。しかし、相手の玉は左に囲ったのでどちらかというと対抗形のような感じ。

図①、22手目△73桂まで

本譜の駒組は角と銀で7筋からの攻めを目指したものだが、いつでも桂跳ねが角にあたってしまい目標の駒に逃げられそうな場所なので、あまり良い攻め方ではなかった。
ここは▲46歩からおとなしく駒組を続けるべきで、以下△51金左▲59金△65銀▲同銀△88角成▲同飛△65桂▲66銀△55歩▲同歩△79角▲58飛△46角成▲65銀△57銀▲同飛△同馬▲54歩△64歩▲44歩△65歩▲43歩成△同玉▲55角△44歩▲91角成、が一例で先手有利。

図②、50手目△44金まで

本譜は▲63桂成△57桂▲52成桂△同金▲61飛、と進んだ。手順最後の▲61飛が悪手で形勢を損ねてしまった。
▲63桂成と攻め合いを目指したからには、▲52成桂としたところか▲61飛としたところで▲57飛と桂を取らなければならなかった。それならこちらもまだ美濃囲いが残っているので、▲53銀不成からの攻め合いに期待が持てる。

また、図②の局面では▲59金左と△57桂の両取りをあらかじめ避ける手も有力。
以下、△57銀▲63桂成△42飛▲53銀不成△58銀成▲同金直△同馬▲同金△78飛▲49銀打、が一例で難解な形勢。

実戦はその後、49の地点の駒を狙われてしまったのが痛かったのと、打った飛車の働きがいまいちだったのが合わさり、先手敗勢。
最後は上部に逃げて耐えようとするも即詰みに討ち取られ負け。

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