第51期ゆかなか順位戦A級 対asagaoさん

自分が先手、戦型は中飛車対居飛車5筋対抗形。

図①、22手目△74歩まで

本譜は▲67銀としたが、ここは相手の形を限定させる意味でも▲65歩とした方が良かった。
以下、△53銀には▲55角があるので△73銀とするが、▲28玉△64歩▲同歩△同銀▲67銀△42銀▲38銀、が一例で形勢は互角。
ただ、本譜と違い角道が開いているのでいつでも▲55角が相手の攻めに対するカウンターになるので、対応しやすかったと思う。

図②、26手目△88歩まで

本譜は▲同角として、△86飛▲78金とおとなしく受けたが、64に銀がいるので攻めの手を指しやすく、少し危険だった。
ここは▲65歩とすべきで、以下△53銀▲54歩△62銀▲88角△86飛▲78金△73桂▲87歩△81飛▲28玉、が一例で形勢は互角。

図③、38手目△73桂まで

本譜は▲66歩としたが、▲56飛と歩を取ったときの嬉しさが半減するので本当は打ちたくない歩だった。
ここは▲65桂とすべきで、以下△同桂▲56飛△77歩▲79金△34歩▲53歩△42金寄▲52銀△87飛成▲41銀不成△同金▲52歩成△55歩▲46飛△52金▲76銀、が一例で先手微有利。
対局中は△77歩から飛車を成られるのが痛いと思ってこの順を指せなかったが、飛車を成られた後に取られる駒が意外にないので、結構戦えていたようだ。

図④、48手目△77歩まで

本譜は▲87金として△66銀から角を捌いてきたときに▲76金と追えるようにしたが、少し無理な形なので良くなかった。
ここは▲68金とすべきで、以下△66銀には▲同銀△同角▲53桂成と反撃が出来るので、相手も△42金寄と一旦受けに回るが▲85歩△同飛▲77角△64歩▲26桂、が一例で先手微有利。

図⑤、56手目△52同金まで

本譜は▲76金としたが、角が浮き駒になってしまったために飛車を取られた後に△78飛と王手角取りをかけられて形勢を損ねてしまった。
ここは▲67銀とすべきで、以下△64飛▲65歩△54飛▲55歩△44飛▲66銀△35桂▲36角、が一例で先手微有利。

実戦はその後、バラバラの陣形をとがめられて形勢が悪くなり、どうにかしようと暴れたもののしっかり対応されて負け。

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