見出し画像

第55期ゆかなか順位戦B級1組白 対JANUSさん

自分が後手、戦型は相中飛車。

図①、31手目▲86歩まで

この局面はまだ序盤ではあるが、本譜の手順はちぐはぐになってしまった感じがあり良くなかった。
ここから選ぶ展開としては、
①△26歩から歩交換をして△21飛と構える。
②△35銀から歩だけでなく銀交換もする。
どちらかを選んだ方がスムーズに△21飛の形に組むことが出来て良さそうだった。

図②、57手目▲17歩まで

本譜は△18歩としたが、2筋の駒が渋滞気味であまり効率の良い攻めではなかった。
ここは△28歩成とすべきで、以下▲同銀△27銀不成▲16歩△28銀不成▲49玉△29銀不成▲46角△35銀▲13角△27飛成▲85歩△45桂、が一例で後手微有利。

図③、97手目▲75同銀まで

途中一直線に攻め合われたら負けの局面もあったがこの局面は逆転に成功していた。
本譜は△48と寄▲69玉△76桂▲65銀△57金▲76銀、と進んだがせっかく打った桂を取られてしまい良くなかった。桂を打ったからには▲65銀に対して△64桂とつないでおかなければならなかった。

また、図③の局面では△76金とした方が相手の飛車を抑える順もあるのでより良かった。
以下、▲88香△48と寄▲69玉△77角成▲84香△59と寄▲79玉△88歩、が一例で後手有利。

実戦はその後、横に利く駒がないのでギリギリ耐えられてそうとか考えていた局面で、普通に金を拾われる手を見落としてしまい負け。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?