20231109 将棋クエスト

自分が先手、戦型は中飛車対三間飛車の相振り。

図①、32手目△54歩まで

図①の局面は何気ない序盤戦に見えるが、後手陣には仕掛けの隙があった。
その隙を逃さないのが▲95歩。
以下、△同歩は▲93歩が厳しいので取らずに△33桂とするくらいだが、▲48玉△14歩▲94歩△92歩▲38銀△13角▲58金左△82玉▲39玉、が一例で先手有利。

図②、76手目△84金まで

相手の7筋からの仕掛けを逆用してこちらの駒を繰り出すことに成功しているので先手良しの局面。
ただ、ここからもう一歩踏み込むのは結構難しい局面でもある。
ここは一旦▲28玉と自玉を整備し、相手に手を渡すのが良かった。
以下、△86歩としても▲85歩があるので△14歩とするくらいだが、▲16歩△42角▲36銀△24歩▲47銀上△53角▲64歩△同銀▲74歩、が一例で先手有利。

図③、84手目△67歩まで

本譜は▲89飛として▲85金からの攻めを見せたが、△68歩成~△67との活用が厳しく、形勢を損ねてしまった。
ここは▲28玉と手を渡すべきで、以下△68歩成▲77飛△67と▲同飛△75金▲同角△同角▲同金△同桂▲97飛、が一例で先手微有利。かなりすっきりした局面になってしまったが、実戦の進行に比べてと金が活躍する展開でないため、まだ良かった。

実戦はその後、と金を軸に攻められ、陣形が崩壊してしまい負け。

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