ゴキ中対4筋位取り2枚銀

自分が後手、戦型はゴキ中対4筋位取り2枚銀。

図①、29手目▲56金まで

あまり見ない序盤ではあったが、ここまでは無難に対処できていると思う。
本譜は△54歩としてから駒組を続けたが、それをするならこのあたりで△94歩と端歩を突きたいところだった。
以下、▲96歩△51飛▲36歩△42金▲26歩△54銀▲44歩△55銀▲同銀△44歩▲35歩△同歩▲34銀△36歩、が一例で難解な形勢。

図②、55手目▲34角成まで

図②の局面は少し抑え込まれそうな形ではあるが、逆に捌けてしまえば即勝ちもありえそうな感じ。
本譜は△55歩から銀交換をしてから△25桂としたが、自玉が少し弱体化してるのが気になるところであまり良くなかったかもしれない。
ここは△47角とすべきで、以下▲24飛には△25桂▲同馬△29角成▲44歩△84桂▲77金△44歩▲43桂△32飛▲21飛成△31歩、が一例で後手微有利。

図③、61手目▲23馬まで

本譜は△52金として次に飛車を走れるようにしたが、そこで▲32銀と飛車を抑えられてからぼちぼち▲24馬と歩を取られていたら後手不利だった。
ここは△54歩と一旦金を追うべきで、以下▲56金△36飛▲38歩△52金▲47銀△55歩▲同金△39角▲27飛△26銀▲36銀△27銀不成▲53歩△57角成▲同金△36銀成▲52歩成△68銀、が一例で後手有利。

図④、71手目▲56金まで

本譜は△67歩成▲同金△58角、と進んだが、そこで▲68銀とした形が意外にしっかりしていて、攻めてるつもりが玉を固めるお手伝いになってしまい形勢を損ねてしまった。
ここは△59角とすべきで、以下▲48銀打△68角成▲同銀△69銀▲77玉△78金▲66玉△68金▲59歩△78銀不成▲57玉△67金▲46玉△44歩▲22角△21飛、が一例で後手優勢。角を持つと△79角の王手があり、その時▲59歩と打ってしまっているので意外に合駒が難しい。

最後▲64歩に対して単に取るのは▲32飛が厳しく即負けだが、△69馬▲78銀△同馬▲同玉△64銀、とすれば先手良しではあるが、まだ頑張れそうな局面だっただけに投了が敗着だった。

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