中飛車対居飛車穴熊

自分が後手、戦型は中飛車対居飛車穴熊。

図①、49手目▲36歩まで

本譜は△15角として相手の手を逆用しながらの攻めを狙ったが、ここはシンプルに△65歩から攻めた方が良かった。
以下、▲79銀右△66歩▲68金引△65銀▲31角成△96歩▲同歩△56歩▲86馬△97歩▲同桂△同桂成▲同香△42角▲75桂△57歩成▲同金△64飛▲24歩△同歩▲83桂不成△同銀▲64馬△同角▲24飛△97角成▲同銀△85桂、が一例で後手有利。

図②、59手目▲45桂まで

本譜は△44歩と桂を取りに行ったが、先手からも▲32角から馬を作りながら桂香を拾う順があり、あまり良くなかった。
ここは△96歩とすべきで、以下▲同歩△97歩▲同香△同桂成▲同銀△84香▲75角△38飛▲86歩△44歩、が一例で後手有利。

図③、107手目▲56香まで

色々難しいところもあったが結果的に端攻めが上手く決まり、図③の局面は後手優勢。
本譜は△56同歩としたが、▲66馬とされて▲93角成からの寄せを見せられて少し焦る展開になってしまった。
ここは△69成桂とすべきで、それなら先ほどの馬を引き付けられる順もないためわかりやすかった。

図④、117手目▲77同玉まで

本譜は△88角としたが、それだと先手玉は詰まず、かなり難しい局面だった。
ここは△87と、とすべきで、以下▲同玉△96角▲98玉△97歩▲同角△87角成▲同玉△57龍▲86玉△85香▲同玉△74金▲86玉△97龍、が一例で先手玉は詰んでいた。

実戦はその後、再び先手玉が即詰みのルートに入り、今度はそれを逃さずに勝ち。

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