第53期ゆかなか順位戦B級1組白 対ディギーさん

自分が先手、戦型は相振り飛車で、中飛車→▲66角型向かい飛車対三間→向かい飛車。

図①、30手目△22飛まで

本譜は▲78金から中住まいに構えたが、今回のように△35銀から棒銀の変化があるときはこちらも早めに▲46銀とした方が無難なことが多い。

図②、52手目△55歩まで

本譜は▲47銀としたが、△53銀からお互い落ち着いた感じになり、チャンスを逃す結果になってしまった。
ここは▲44歩とすべきで、以下△56歩▲同銀△44角▲55銀打△同角▲同角△44銀▲66角△64銀打▲45歩△33銀▲68金、が一例で先手有利。

図③、74手目△36銀まで

本譜は▲58銀としたが、相手の銀をその位置に残したままにしておくのはあまり良くなかった。
△47銀成とされても▲同玉ですぐにどうというわけではないので、ここは▲32銀不成とじっくり指すべきだった。
以下、△64銀▲21銀不成△24角▲86桂△73金左▲32銀不成△47銀成▲同玉△82玉▲23銀成、が一例で先手有利。

図④、97手目▲54飛成まで

難しい局面が続いていたが、形勢の良さを自覚したのが図④の局面。
自玉は不安定な形ではあるが、龍の力が大きく、意外に寄りづらかったのが良かった。

実戦はその後、自玉の広さを活かして相手の攻めを余し、相手玉を寄せ切って勝ち。

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