第47期ゆかなか順位戦B級1組赤 対らりるれろさん

自分が先手、戦型は中飛車対後手超速からの力戦形。

図①、52手目△82飛まで

序盤は早めに△64銀△73桂の形を決めてからの持久戦模様に対して、こちらもじっくり駒組をして迎えた図①の局面。
本譜は▲18香として、次に▲15歩~▲19飛の攻めを狙ったが少し相手の仕掛けの方が早そうなのであまり良い手ではなかった。

ここは▲35歩とすべきで、以下△同歩▲34歩△24歩▲75歩△同歩▲同銀△同銀▲74歩△72歩▲73歩成△同歩▲33歩成△同金▲45歩、が一例で先手有利。

図②、54手目△65銀直まで

本譜は▲77銀として相手の△86歩を防ぎながら銀を逃げたが、△56銀と中央から攻められてしまい形勢を損ねてしまった。
ここは▲75歩と角道を遮って△86歩を防ぐべきで、以下△66銀▲同歩△75角▲35歩△43銀▲45歩△同桂▲同桂△同歩▲44歩△同銀▲34歩△46桂▲36桂、が一例で先手微有利。

図③、62手目△57歩成まで

本譜は▲59角としたが、当初の狙いであった▲19飛が出来なくなったのに加え5筋の金とと金が攻めの手がかりとして残ってしまったので、形勢ははっきり後手優勢になってしまった。

ここは駒損してでも▲19飛とするしかなかった。
以下、△68と▲13歩成△67と▲23と△同玉▲11香成△14歩▲59香、が一例で後手有利ではあるが実戦よりは難しかった。

実戦はその後、▲48歩と2枚目のと金作りを防いでいれば意外と難しい局面だったのだが、その受けを怠ったために再び後手優勢に。
だが、終盤相手玉に王手をかけながら自玉の上部を開拓することが出来て形勢逆転。最後はお互い持ち時間切迫の中色々とミスはあったが相手玉を詰まして勝つことが出来た。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?