中飛車ミレニアム対居飛車穴熊

自分が後手、戦型は中飛車ミレニアム対居飛車穴熊。

図①、30手目△62飛まで

普段穴熊に対して美濃に囲って端桂から6筋と端を絡めて攻める方針をとっていたが、それならミレニアムの形の方が隙が少なく攻めに専念できるのではないかと思いこの形を採用してみたが、ここで▲78飛から桂頭を狙ってくる手が厳しそうで、この構想は破綻してそう…。

図②、43手目▲45銀まで

本譜は相手が受け重視の指し手が多かったため、そこそこいい勝負に。
実戦はここで△36歩としたが、▲54銀△同金▲45桂と進むと、桂頭も弱い、53の地点も頼りない、ということで後手陣をまとめるのが難しそうな局面になっていた。

△36歩では△55銀とすべきで、以下▲35歩△65歩▲54歩△66歩▲53歩成△同金▲同角成△67歩成▲62馬△68と▲72馬△同銀▲68金△64銀▲62金△61金▲同金△88角成▲同玉△61銀▲78金打△71金、が一例で後手微有利。

図③、51手目▲45桂まで

本譜は△62銀と受けに回ったが、ここは△66歩と攻め合った方が良かった。
以下▲53桂成と相手も攻めてきたら、△67歩成▲同飛△66歩▲69飛△75歩▲63成桂△同金▲75角△58金、が一例で後手有利。
また、▲77金と受けに回ってきたら、△56歩▲58歩△44角▲78金引△65桂▲69飛△57歩成▲同歩△同桂成▲68歩△56銀▲34歩△75歩、が一例で後手有利。

実戦はその後、丁寧に相手の攻めに対応しつつ反撃の準備を整え、最後はしっかり相手玉を詰まして勝ち。

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