中飛車対超速持久戦

自分が後手、戦型は中飛車対超速持久戦。

図①、49手目▲37桂まで

本譜は△22飛として△24歩から動く順を見せたが、先に▲35歩から動かれてみるとあまり良くなかった。
ここは冷静に△62角とすべきで、以下▲58飛△52飛▲59飛△51飛▲17角△85歩、が一例で形勢は互角。自分が後手なので、こういう展開は千日手辞さずで構えた方が良い。

図②、53手目▲35同銀まで

本譜は△36歩とした。確かに駒得から局面が落ち着けばいかに穴熊が相手といえど形勢は良くなる。
しかし実戦は歩切れのために相手の攻めを受けるのが難しく、囲いを崩してでも受けようとしたが結局相手の攻めが決まり、形勢を損ねてしまった。

ここは△35同銀とするしかなく、以下▲同角△34歩▲46角△36銀▲39飛△47銀成▲49飛△46成銀▲同飛△54角、が一例で難解な形勢。

図③、109手目▲51歩成まで

本譜は△78馬とした。本当は△78桂成としたかったが、先手玉が詰めろではないためそこで寄せられて1手負けだと思い勝負に行ったつもりだったが、敗着になってしまった。
というのも、角を2枚持った時点で自玉に詰みが生じてしまったからである。

ここはせめて△78桂成とすべきだった。
以下、▲62飛成は△同金で耐えている。▲71角や▲91角には△75歩から上部脱出が狙えるのに加え、▲75同歩には△87銀から先手玉に即詰みが生じる。▲82桂成△同玉▲62飛成には△87銀▲同玉△75桂から先手玉が詰んでいる。
このように負けだと判断した局面は、意外に難しかったようだ。
ただ、▲85桂△同歩▲同歩、と玉頭から迫られると▲62飛成の切り札もあるため、やはり負けていることには変わりないようだ。

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