向かい飛車対三間飛車

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車の相振り。

図①、15手目▲26歩まで

本譜は△88角成▲同飛△22飛、と角交換から向かい飛車にしたが、53の銀が浮いているとすぐに飛車先交換できないし、△33桂と活用した時桂頭に注意が必要で駒組に制約があるので、この駒組はあまり良くなかった。
ここは△44銀と角交換を阻止すべきだった。
以下、▲36歩△62銀▲37銀△53銀上▲46歩△35歩▲同歩△32飛、が一例で形勢は互角。

図②、45手目▲56角まで

本譜は△26歩▲同歩△同飛、と進んだが、そこで▲45角と桂を取られていたら飛車先突破ができず、2枚替えの駒損で▲34歩が残ってしまっているので後手不利な局面だった。
ここは△44歩とすべきで、以下▲35銀△31飛▲58玉△37歩▲48金△26歩▲同歩△13角▲46銀△21飛、が一例で難解な形勢。

実戦はその後、先手が▲83角成からの突破をしてきたが、こちらも飛車先を突破して、飛車の働きでは互角だったがこちらが駒得をしていたので、その戦力差で優勢に。
最後は詰まない逃げ方もあったが、相手が詰む方に逃げたために即詰みにして勝ち。

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