中飛車対超速2枚銀

自分が後手、戦型は中飛車対超速2枚銀。

図①、35手目▲26飛まで

本譜は△35歩としたが、そこで▲57歩とされると、飛車が引くと▲35歩と手を戻された時に何もできないし、かといって△46飛と切るのは流石に無理筋なので少し困っていた。
ここは△32金として24の角の動きを楽にすべきだった。
以下、▲35歩△同歩▲16歩△51飛▲45桂△56歩▲54歩△同飛▲55銀左△同飛▲同角△同銀▲同銀△57歩成▲同金△37角▲24飛△同歩▲46銀△38飛、が一例で難解な形勢。

図②、49手目▲68金寄まで

本譜は△84桂として次に△76桂の両取りを狙ったが、少し攻めが遅く相手も▲43龍として場合によっては▲23龍としてこちらの攻め駒を狙ってくる手が間に合ってきてしまうので△84桂はあまり良くなかった。
ここは△65歩と銀を攻めることで57の地点を弱くするべきだった。
以下、▲77銀△52金左▲54龍△57銀成▲79角△63金▲24龍△68成銀▲同金△24歩、が一例で後手優勢。

図③、59手目▲58歩まで

本譜は△88金からとりあえず角を取ったが、形勢的にはまだ後手良しでも盤上から攻め駒が少なくなってしまい難しい展開になってしまった。
ここは△68金とすべきで、以下▲同角△同桂成▲同金△同馬▲同玉△46角▲57角△64角、が一例で後手優勢。

図④、73手目▲41飛まで

本譜は△22角として、55の銀を狙いつつ△32銀からの飛車捕獲を目指したが、ここは△55馬と銀を取ってしまう方が良かった。
以下、▲同龍△76桂▲78玉△77香▲同玉△88角▲76玉△55角成、が一例で後手優勢。

図⑤、91手目▲65玉まで

本譜は△53銀としたが、ここで銀を使うのは少しもったいなかった。
ここは△52香とすべきで、以下▲66歩△64歩▲75玉△74銀▲76玉△65銀▲67玉△66飛▲57玉△46銀▲48玉△69飛成、が一例で後手優勢。

図⑥、109手目▲77玉まで

本譜は△78金としたが、攻め駒が残ってしまう展開で玉の追い方としてはあまり良くなかった。
ここは△76金とすべきで、以下▲同桂△78龍▲86玉△76龍▲97玉△85桂▲98玉△78龍▲88香△96桂、が一例で後手優勢。

図⑦、113手目▲59角まで

本譜は時間に追われて△59同龍としてしまったが、その手が詰めろでも何でもないので、▲53角成とされて一瞬で逆転してしまった。
ここは△67龍としなければならなかった。
以下、▲74桂△同歩▲85銀△88金▲77金△78銀不成▲72龍△同金▲98銀△75桂、が一例で後手優勢。

全体的に押してる時間が長かったが、決定打を放てなかったことに自分の実力不足を感じた1局だった。

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