ぽめ十字戦Arena①

自分が後手、戦型は中飛車穴熊対早め▲66銀型。

図①、37手目▲75同歩まで

序盤早々相手が端歩を突き越してきたので、美濃に囲いづらいと思って穴熊に。
本譜は△76歩と相手に圧をかけたが、実戦の流れだといまいち活かせなかったかもしれない。
ここは△56歩から捌きを狙うべきで、以下▲同歩△32飛▲55歩△42角▲33歩△同角▲45桂△15角▲34歩△72飛▲97角△44歩、が一例で互角の将棋。

図②、43手目▲56同歩まで

本譜は△44角として飛車の位置をずらして△75銀から△99角成を狙おうとしたが、▲34飛と逃げられていつでも角を取る手を見せられてしまい良くなかった。
ここはやはり△32飛として飛車交換を狙いにするべきだった。
以下▲34歩△44角▲36飛△94歩▲45歩△53角▲55銀△95歩▲54銀△35歩▲46飛△34飛▲53銀成△36歩、が一例で互角の将棋。

図③、51手目▲73歩まで

△99角成とできたのでいい勝負に戻すことが出来たらしい。
とはいえ、対局中は相手玉の寄せが見えていなかったので、まだ形勢不利だと思っていた。
ここは△98角とするのが良かった。
以下、▲72銀の攻め合いには△89角成▲69玉△44馬とするのが好手順で、飛車を持つと相手玉に詰めろがかかるので攻めの速度が逆転する。
なので、▲69玉△89角成▲66銀打と受けるくらいだが、△44桂▲45桂△56桂▲94歩△同歩▲93歩△同香▲54飛△51香▲53歩△68桂成▲同金△77金、が一例で後手優勢。

図④、55手目▲72銀まで

本譜の攻め手順は△44馬から飛車を取る手順がない代わりに別の寄せ手順が存在していた。
それが△27角。次の△49角成の挟撃形がかなり厳しい。
なので▲59金と受けるくらいだが、△38角成▲45桂△78香成▲58玉△68成香▲同金△57歩▲同玉△65桂▲58玉△67馬▲同金△57歩、が一例で後手優勢。

図⑤、65手目▲61金まで

ここは最後のチャンスを迎えていた。
△61同銀とするのが読みを入れた1手。
▲71飛と王手銀取りをかけられるが、△81桂▲61飛成と進んだ局面が相手の持ち駒が銀2枚なのでギリギリ詰めろではない。なので△38角と先に詰めろをかけて後手有利だった。

実戦は▲71飛の王手が厳しく負け。

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