20231129 lishogi

自分が後手、戦型はゴキ中対飯島流引き角。

図①、19手目▲47銀まで

▲45歩が角にあたるのを嫌って、本譜は△64角とした。
その手自体悪手というわけではないが、ここはやはり△44角の方が優った。
以下、△55飛~△25飛を狙って局面をどんどん動かしていく。
また相手がそれを嫌って▲45歩と突いてこれば、△35角とぶつけて勝負。
相手の戦法は囲いきるまで手数がかかるので早めの戦いにしてしまうのが良い。

図②、35手目▲55歩まで

本譜は△同角から角交換になったが、交換後▲33角と打たれると△52飛▲53歩△32飛、といった感じで飛車が5筋からそれてしまうのであまり良くなかった。
ここは△57歩成とすべきで、以下▲同金△同桂不成▲同角△45金▲24歩△56歩▲68角△24歩▲95歩△同歩▲93歩△75角、が一例で後手有利。

図③、43手目▲74桂まで

本譜は△74同歩としたが、▲46角からと金を取られてしまい、互角の将棋が続くこととなった。
ここは怖いようでも△92玉とした方が良かった。
以下、▲62桂成△58と▲同飛△同飛成▲同金△49飛▲59歩△45飛成▲61成桂△同銀、が一例で後手有利。

図④、67手目▲46飛まで

本譜は少し時間に追われてしまい△39角成としたが、あまり良い手ではなかった。
実はこの局面はチャンスを迎えていた。
そのチャンスを逃さない1手が△58飛成。
以下、▲同金△97金▲同桂△同桂成▲同玉△79角、が一例できれいに王手飛車がかかる。

実戦はその後、△52金左などで自陣に手を入れていれば形勢不明の勝負が続いていたが、対局中はいまいち手の入れ方がわからなかったこともあり、一直線の変化を選んでしまい、その結果相手の攻めの速度の方が早く、負け。

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