20230817 将棋ウォーズ②

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車の相振り。

図①、25手目▲85歩まで

何気ない序盤戦だと思っていたが、ここで仕掛ける手が存在していた。
それが△35歩。以下、▲同歩△26歩▲同歩△同飛▲39玉(▲同銀は△88角成~△55角で王手飛車)△24飛▲84歩△同歩▲34歩△同飛▲33角成△同桂▲23角△37飛成▲同金△51金、が一例で形勢は難しいが、積極的に動いていけているので自分好みの展開かもしれない。

図②、27手目▲75歩まで

ここで銀を持てば△69銀や△87銀で有利になりそう、という読みで△15角としたが、本譜の進行を見ると、少し無理筋だったようだ。
ここはシンプルに△35歩とすべきで、以下▲同歩△同銀▲33角成△同桂▲34歩△45桂は流石に後手の攻めが早そう。▲76飛△24飛▲48金左△36歩▲同飛△42角▲76飛△34飛▲46銀△33桂▲44角△同飛▲35銀打△88角、が一例で後手微有利。

図③、63手目▲41飛まで

本譜は持ち駒を節約したくて△82玉と逃げたが、当然▲84歩からの歩の手筋で玉形が悪くなってしまったので良くなかった。
ここは△51金としっかり受けるべきで、以下▲46飛成△37歩成▲同銀△59成銀▲55龍△同歩▲59金△45桂、が一例で後手優勢。

図④、69手目▲56歩まで

本譜は△64角と逃げたが、そこで▲65歩△75角▲35馬とされたら後手を引く上に持ち駒も手放さなければならないので、相手玉の寄せも遠ざかってしまっていた。
ここは△59成銀とすべきで、以下▲同金△47銀▲61飛成△71金▲41龍△56銀成▲44銀△37歩成▲同銀△44角▲同龍△47歩成▲65角△45桂打、が一例で後手優勢。

実戦はその後、大駒を切って小駒の攻めに託したが、端から上部に逃げ出されてみると馬も手厚く、寄せが難しい展開になってしまった。
最後は即詰みに討ち取られて負け。

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