第43期ゆかなか順位戦A級② 対Linkさん

自分が先手、戦型は相中飛車。

図①、10手目△33桂まで

この早い桂跳ねが相手の趣向。なんとなく普通に相振りとして進んだ時に、端攻めを狙っているような印象を持つ。
そこまでイメージ出来ていたなら、この局面から▲46銀~▲36歩~▲38飛のように桂頭攻めを見せるのが面白かったかもしれない。ちなみに、玉は左に囲う感じ。
まぁ、流石に対局中とっさにその構想は思い浮かばなかったけども…。

図②、28手目△24角まで

最初に感じた印象通り、後手は端から攻める準備をしている。
なのでこちらは銀冠に囲って端攻めに備えよう、そう考えたのが良くなかった。
図②以下、▲26歩△35角▲27銀△64銀▲38金△24歩▲98香△44角▲59金△21飛、と進みきれいに端攻めから2筋攻めにシフトされてしまった。

図②では▲88飛とすべきで、以下△12香▲84歩△同歩▲同飛△83歩▲85飛△11飛▲68角△同角成▲同金△24歩▲58金寄、が一例で互角の形勢。

実戦はその後、ダメだと思いつつもどうにかしたいと中央から動いたものの、丁寧に対処され完封負け。
終わってしまったことは仕方ないとはいえ、やはりこういう序盤での負け方はできる限り無くしていきたい。

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