『粉雪』レミオロメンさん

かわいくあろうとしてしまう。
あなたにとっての
いい女であろうとしてしまう。

きっとこう言えばあなたは
かわいいって言ってくれる。

自分の気持ちに蓋をして
繰り返す内に
あなたを好きな気持ちは薄れて

「些細な言い合いもなくて
同じ時間を生きてなどいけない
素直になれないなら
喜びも悲しみも虚しいだけ」

「分かりあいたいなんてもう
上辺を撫でていたのは僕の方」

わたしが上辺しかみせていないのに
あなたの奥深くをみれるわけが
なかったよね。

「君のかじかんだ手も
握りしめることだけで
繋がってたのに」

そうか。
ただ握りしめるだけでよかったんだ。

よる

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