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同じ穴の蟲鳴 ver.1.1

おはこんばんちは!
冬の寒さも残しつつ、花粉が舞う今日この頃。
ポケットティッシュが手放せない花粉症YP松茶です。
以前ご紹介したクローラーデッキが、新規の登場の影響を受け更に進化したので再び記事にしました!

デッキレシピ

蟲惑魔採用型クローラー

蟲惑魔とクローラーを組み合わせた《エクスクローラー・クオリアーク》を軸にした地属性昆虫族デッキ。


デッキコンセプト

クローラーを6体並べてダイレクトアタックを目指します。
クローラーを6体並べるのは至難の業です。

クローラーの救世主


《クローラー・ソゥマ》という画期的な新規が来たことでクローラーデッキとしては爆発的に展開力が上がりましたが、6体も並べるとなると、彼の力だけではなかなか骨が折れます。
1〜2ターンかけて少しずつ並べていくほうがデッキの動きともマッチしています。
なので、その想定でデッキを組んでいきます。
高速化した現代遊戯王の環境を遊ぶためにも、蹂躙されないよう、妨害が必要です。

正当防衛を主張します

今回のデッキの妨害手段は永続的な裏側守備表示。相手モンスターを裏側で貼り付けにして、6体並んでダイレクトアタックが可能になったクローラー達で飛び越え、顔面パンチがコンセプトです。

構築方針

方針としては、まずクローラーの展開力の低さを補いつつ、相手のゲームスピードをこちらの低速に合わせさせることが命題となる。
そのため、極力相手のモンスターを除去するのではなく、裏側守備表示で貼り付けにしてモンスターゾーンを圧迫し、展開を鈍らせたいです。

この方針に沿って、クローラーを6体揃えるという目標を達成するために必要な手段を紹介していきたいと思います。

①クローラーを6体並べる手段

1.クローラー・ソゥマを軸にした展開

クローラーを6体並べるために《クローラー・ソゥマ》の圧倒的な展開力に頼ります。カードパワーは正義。

このカードは上級モンスターではありますが、自身の効果で場のモンスターを裏側守備表示にすることで特殊召喚出来ます。

ただ、ソゥマを出すと裏側守備のモンスターがモンスターゾーンを1箇所埋めてしまうため、クオリアークの6体クローラーが揃った時の効果を使用することが出来ません。

また、ソゥマの効果で特殊召喚したクローラーは守備表示で特殊召喚されるので、攻撃に参加することが出来ません。

各種素材にしてしまえば気にならないデメリットですが、クローラー名称を持った殴れるモンスターの数が重要な本デッキでは、重大なデメリットです。

せっかく手間をかけてクローラーを6体も並べるなら、ワンキルを目指したいので出来るだけ攻撃表示で出したいです。

2.表示形式の変更

《賢瑞官カルダーン》+《召喚制限ー猛突するモンスター》

優秀なVジャン付録
リバースデッキのお供

守備表示で特殊召喚されたモンスターを即攻撃表示に変更して、攻撃しなければならない誓約がつく永続罠。
《おろかな副葬》や《星遺物の醒存》で墓地に落ちた猛突するモンスターをカルダーンでセットし、即発動します。
ソゥマの効果で呼び出した下級クローラーを攻撃表示に変更して攻勢に入ります。
呼び出すクローラーを裏側守備表示で特殊召喚しても、即リバースしてリバース効果を発動することが出来ます。

下級クローラーで一番好き

猛突するモンスターがある状態でソゥマの効果で《クローラー・グリア》を特殊召喚すれば、芋づる式に更に展開を伸ばせます。
ただ、デメリットとして強制的に攻撃してしまうため、クオリアークで飛び越えることが出来なかった場合、低打点のクローラーで相手モンスターに自爆特攻してしまうので諸刃の剣です。
このコンボは使えるときに無策で使うコンボではなく、攻勢に入る準備が出来た時まで我慢しましょう。

カードが揃っても堪えるのです

また、クローラーのサポートカードである《星遺物の傀儡》も表示形式を変更することが出来ます。

押し寄せる軍勢

こちらは一度に1枚しか触れませんが、小回りが効くので猛突するモンスターで攻める準備が整うまではこちらを軸に動いたほうが遊びやすいです。

表示形式に関わる永続罠の即発動をサポートするカルダーンが地属性なので、他の地属性と一緒に《エクスクローラー・シナプシス》に変換出来るのでクローラーが6体の条件のノイズになりにくいのもGood!

アナザーミセスレディエント

クローラーは低打点のモンスターが多いですが、ソゥマ、クオリアークを含めた6体ならワンキルが目指せます。

3.春化精

クローラーは地属性昆虫族のテーマなので、展開の補強として展開サポートの春化精モンスターを採用。
ソゥマの効果で手札から特殊召喚すると、場に裏側モンスターが残るのでアドバンス召喚か春化精による特殊召喚を視野に入れて動きたいです。
採用した春化精はカルダーンに触ることの出来る《苗と霞の春化精》、墓地のカルダーンを回収出来る《花と野原の春化精》、地属性を墓地へ送り、デッキの上級地属性モンスターを使いやすくする《森と目覚の春化精》を採用。

②相手のモンスターを裏側で貼り付ける手段

ここからは相手のペースをこちらの低速に合わせさせる妨害手段の紹介です。

1.《重の忍者ー磁翁》

筋肉=岩石の系譜を継ぐもの

地属性岩石族の最上級モンスター。
場に出た時に相手のモンスターを裏側で2体まで永続的に裏側で貼り付ける。
召喚、特殊召喚だけでなくリバースした時にも使えるので、傀儡やダルマカルマで裏側にした後に効果を再利用することが出来る。
場を離れても縛る効果は残るので、なかなか嫌らしい。
最上級モンスターだが、地属性なので春化精によるサポートを受けることが出来るので見た目以上に取り回しやすい。
仕事が終わればシナプシスに変換してクローラー名称になれるのも偉いおじいちゃん。


2.《底なし落とし穴》

初期リンクスの悪夢

召喚に成功したモンスターを永続的に裏側守備表示で固定する通常罠。
落とし穴カードなので蟲惑魔サポートを受けることが出来る。
《トリオンの蟲惑魔》によるサーチや《セラの蟲惑魔》でのデッキから直接セットしたり、《クラリアの蟲惑魔》で発動後の再セットで使いまわしたりと、発動条件は限られているが相手の展開にプレッシャーをかけられるカード。

3.《砂塵のバリア ーダスト・フォースー 》

最近仲間が増えたバリアシリーズ

相手モンスターの攻撃宣言時に攻撃表示モンスターを全て裏側守備表示で固定するカード。
低打点の下級クローラーや蟲惑魔モンスターを守ります。
攻撃を強要する猛突するモンスターとの相性も◎。決まった時のリターンが大きく、対象を取らなくて優秀で好きなカードですが、発動条件が厳しめなところと、底なし落とし穴と比べて他のサポートが受けられないのでピン挿し。

③リンクモンスター対策

裏側守備で縛り付けるコンセプトで遊ぶうえで警戒しなければならないのが、表示形式の無いリンクモンスターの存在。
お手軽に高打点を確保出来る時代になって、カジュアル界隈でも様々なデッキで採用されているので、対策必須です。

1.《魔砲戦機ダルマ・カルマ》

難攻不落の七転び八起き

自分含めたフィールドのモンスターを全て裏側にし、裏側にならないモンスターは墓地へ送らせるという、プレイヤーにかかる最強の除去。
対象耐性や、完全耐性をもつリンクモンスターも葬ることが出来る頼もしい除去手段で、発動条件も特に無いが、これが無いと対処出来ないモンスターも居るため、いざという時に取っておきたいカード。

2.《迷い風》、《巨神封じの矢》

相手の特殊召喚されたモンスターの効果を永続的に無効化し、打点を下げるカード。
リンクモンスターメタとしても優秀だし、低打点のモンスターを守る以外にも、猛突するモンスターで突っ込んできたモンスターにカウンターを仕掛けることが出来る。
両方とも相手のアクションに合わせて墓地からの再セットをすることが出来るため、《ホールティアの蟲惑魔》の手札コストや《星遺物の醒存》で落ちても仕事するのが高評価。

④サブプラン

基本展開としては《トリオンの蟲惑魔》を初動にしつつ、《底なし落とし穴》を構える蟲惑魔展開、《クローラー・ソゥマ》を軸にしたクローラーリンクでの展開がメインとなるが、どちらも他のカードのサポートが無ければ打点が低いので攻勢に移るのが難しい。
これらの展開の中継点として、クローラーを6体並べる算段が立つまでは新たに登場した蕾禍リンクモンスターをサブプランとして構えたい。

このデッキで使用する蕾禍リンクモンスターは《蕾禍ノ大王牙》《蕾禍ノ御拝神主》

マッシブなお侍さん
キリキリマイマイ

それぞれ場の昆虫、植物、爬虫類族モンスターをデッキボトムに送ることで墓地から蘇生出来る。
ソゥマでデッキから呼び出した下級クローラーをコストに蘇生すれば実質ノーコストで墓地から大王牙と御拝神主を場に出力出来る。
これらのリンクモンスターはそれぞれ昆虫族なので、使い終わったらクローラー名称の《エクスクローラー・ニューロゴス》に変換出来るので無駄が無い。

くぱぁ

大王牙はEXからの召喚に反応して除去を飛ばせるので、リンクモンスター対策としても使えて優秀。
御拝神主は、リンク素材の縛りが他の主力リンクモンスターと比べて緩いので場の整理 兼 打点要員として便利。

蕾禍リンクモンスターは蘇生が容易なので、自分の発動したダルマ・カルマに巻き込まれても被害が少なくて済むのもこのデッキと好相性。

まとめ

クローラー・ソゥマ以降も相性の良いダルマカルマの来日、昆虫族サポートが出来る蕾禍の登場と嬉しい新規が多く豊作でした! 

出張で仕事をすることが多いクローラーですが、持ち前の持久力と昆虫族らしい増殖する効果を活かした嫌らしいデッキに仕上がったと思います。
ロマン枠で、なかなか活躍する機会に恵まれない《エクスクローラー・クオリアーク》ですがアルティメットのイラストはこの時期のカードの中でも頭抜けて美しいので、活躍出来るデッキが組めて良かったです!
相手モンスターを裏側で貼り付けて飛び越えるコンセプトはそのままに、蕾禍リンクによる打点確保という新たな切り口を手に入れたクローラーデッキのご紹介でした。

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