長尾一毅

これまで15年にわたり、奈良・大阪・兵庫の関西圏で 様々な学年で、また様々な指導形態で…

長尾一毅

これまで15年にわたり、奈良・大阪・兵庫の関西圏で 様々な学年で、また様々な指導形態で国語指導に関わってまいりました。 その中で得られた知見や、日々の指導の中で気が付いたことなど、 教育や国語指導に関しての情報を、発信していこうと思っております。

最近の記事

イメージに必要な力

文章からイメージをふくらませる、いわゆる映像化に必要な力は、語彙力です。心情という目に見えないものであっても、「嬉しい」「悲しい」をはじめ、「もどかしい」「いたたまれない」などの様々な心情を表す言葉を知っていれば、登場人物が今どのような表情をしているのかをイメージしやすくなります。心情を理解する力は、その子どもの語彙力による部分も大きいのです。ただ、語彙を身に付ける上で大事なことは、辞書的な意味をただ覚えるのではなく、この言葉がどのような時に使われるのか、実際にイメージしなが

    • 映像化の力

      小学校中学年時にぜひとも鍛えておいていただきたい力は、文章を読み、文章から映像をつくりだす力です。文章が読める子は、物語文、評論文問わず、文章から状況や場面、図をイメージすることができています。試験でも、情景が捉えられているか否かを問われることは多くあります。事実、灘中学校でも、文章の記述をもとに図を描くことを求める問題が出題されたことがあります。 文章を読むのが苦手な子は、この映像化が苦手です。結局文章の字面だけを追いつづけ、頭の中に何も残っていないということが生じていま

      • 国語(読解)において考えるということ

        勉強するということにおいて、大事だと思っている考え方があります。 それが観察と実験です。 指導経験の中で、 生徒が自ら考えるということの大事さを実感しておりますが、 考えるということは、 具体的には観察を実験を繰りかえすことだと感じております。 主に理科の授業において、観察は実験と言葉が使われますが、 この考え方は他の科目においても、 読解でも必要な概念だと私は考えます。 観察とは二つの字の組み合わせです。 「観」とは「客観的にものごとを見る」、 「察」とは「推し量る・思いや

        • はじめまして

          はじめまして、合同会社Accompanyの代表の長尾と申します。 noteをご覧いただき、ありがとうございます。 これまで15年にわたり、奈良・大阪・兵庫の関西圏で 様々な学年で、また様々な指導形態で国語指導に関わってまいりました。 その中で得られた知見や、日々の指導の中で気が付いたことなど、 教育や国語指導に関しての情報を、発信していこうと思っております。 どうか宜しくお願い致します。

        イメージに必要な力