地球の星座と、火星の星座と、どこかの星座

足をつけて見上げる星が違えば、当然、星座は違って見えます。
地球の衛星である『月』程度の近さでは、大差ないらしいです。
火星ぐらい離れれば、もしかしたら違って見えるのでしょうか。

そもそもで、星座に組み込まれている恒星が何光年離れているのか、という話です。
地上でも、遠い場所に視えるモノは、少し動いた程度では、見え方に大した変化は起きません。
それを考えると、やはり星座は変わらないように思えますが、全く違う星空がシュミレートされている、というような話もあったり。
どっちなんでしょうね。


北極星は、どうなるのでしょう。

北極星は、地球の自転軸の延長線近くにたまたま存在している、あんまり動かないように視える星が担当しています。
昔は、今と違う星が北極星でした。
死兆星だって、もしかしたら別の星になっていたかもしれません。

地球と火星の自転軸は、似た傾きをしています。
公転面については、当然火星のほうが広いわけですが、この場合、火星での北極星は、地球のそれと同じ星となるのでしょうか。はたまた、別の星が代入されるのでしょうか。
もし変わるなら、火星にとっての北極星というのは、どの星になるのでしょう。

さらっと調べてみましたが、見つかりません。
探し方が足りないんですかね。


太陽系惑星で面白いのは天王星です。
公転面は地球や火星と同様ですが、自転軸が真横に倒れています。

つまり、天王星にとっての北極星って、太陽ってこと?

思い立って調べてみたら、すぐに答えは見つかりました。
違うんですね。

太陽が北極星の役割をすると考えると、常にその面を太陽に向けていなくてはならないわけで。
月と同じ動きをしているということは、自転が2つ存在することになってしまいますね。


天王星からもう一つ遠いのが、最遠の太陽系惑星、海王星。
ここまで地球から離れれば、星座に差異が生まれるのでしょうか。

太陽の隣の恒星は、ケンタウルス座α星で4.24光年の近さです。
もし、その付近にある系外惑星から夜空を見上げれば、流石に地球とは全く違う星空の配置が見れるのではないでしょうか。

というか、太陽を星座の一部としてみることができる惑星が存在したって、いいはずです。
それこそ、ケンタウルス座α星付近からなら、それも叶うかもしれません。


もし、新たな惑星に移住して、新しい夜空の配置から、一から星座を考えるとしたら、どのような星座が出来上がるのでしょうか。

I-PHONE座とか、ドローン座とか、現代チックな代物が出てくるのでしょうか。
未来人の想像力の見せ所です。
何となく、記号的な配置を認識するだけで終わりそうな気も、しないでもないですが。


本当に、ただの与太話でした。
お時間をいただき、ありがとうございました。

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