お金は数字

20年ぶりに新紙幣が発行されたばかりですが、当然、当時と現在では状況が色々と変わっています。
だからこそ、抽象的に『お金』を『数字』として理解しやすくなる機会ではなかろうか、と考えてみました。


自分の場合ですが、普段の支払いのほとんどを電子マネーかクレジット払いで済ませています。
諸々の固定費についても、引き落としか振込なので、現金を扱う機会そのものが非常に少ないです。

仮に財布に1円すら現金が入っていなかったとしても、直ちに生活への影響があるものではないでしょう。ただ、自身の不安感はどうしても生まれるので、いくらかの予備金は持ち合わせますが。

前回、紙幣刷新が行われた20年前を思い起こすと、今現在の生活スタイルはなかなか想像できないかもしれません。


このように、必ずしも新紙幣を手にしなくとも、お金を使い続けることができます。
現金を直接目にしなくとも、手に触れていなくとも、お金を使い続けることができます。
目にしない、手に触れなくとも使うことができるのであれば、新紙幣とは何でしょうか。そもそも、新紙幣に限った話ではなく、旧紙幣や貨幣も、何なのでしょう。


ある時、口座の数字が上下しているだけで、お金という物体に触らなくとも生活していることに気がつきました。
物体は必要ではないのかと驚きつつ、その時に『お金』は数字でしかないのだと思い知りました。

ただ、数字だけでは生活ができません。
数字を物体かさせたものとして、現金が存在しているのです。


だからどうしたと思う話ですが、これを知っているだけでも、国の信用だとか経済の話だとか、なんだか難しい話の敷居が、若干でも低く広く見えてくるのではないでしょうか。

また、この件から想起されて、別の何かしらに思い至るかもしれません。
知っていて損はありません。


実際、自分の財布に新紙幣が導入されるのは、かなり先の話ではなかろうかと思っている与太話でした。
お時間をいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?