自分なりの投票ビギナーズガイド

選挙時期になると思うことがあります。

投票日が近づいてくると、投票しろ投票しろという声をいろいろなところで聞くようになります。
しかし、それではどのように投票すればよいのでしょう。

実際に投票所に着いてからの手順もですが、そもそも、どのように考えればいいのか、どう選べばいいのか、初心者には非常に分かりにくいと思うのです。

試しにどう選ばべいいのかを尋ねれば、だいたいの場合、自分が推す政策を謳っている候補者や、自分の考えに近い政党を選べばいい、と云われるのではないでしょうか。
或いは、投票先は個人個人の考えに基づいて、自分で考えなくてはいけないよ、と云われるかもしれません。


どちらも至極真っ当な返答ではあると思いますが、初心者が知りたいのは、そこではないと考えます。

もっともっと手前、政策云々以前の、選挙や投票という仕組みや捉え方にハードルがあるのではないでしょうか。


これは投票権を得たばかりの若者だけでなく、これまで投票をしてこなかった人にも言えることだと思います。

体験入学にきたばかりの子どもに、将来どのようなプロになりたいのかを尋ねても、しっかりと理解して答えられるわけがありません。

自分も投票に行き始めたときは、右も左も分かりませんでした。政治ジョークですが、未だによく分っていないのかもしれません。
色は分かるかもしれません。


そんなわけで、自分が考える体験入学コースをまとめてみたいと思います。


一旦、分離して考えましょう
選挙は、『政治』が関わってくる投票です。
政治が絡んでくるからこそ、一層難しく、やたらと面倒で、より重大な責任を感じます。

ですので、一旦政治的要素というものを切り離して、『投票』を単体で考えてみます。


投票のイメージ

まずは、投票絡みつく思い込みを取り払いたいと思います。

・投票は、100%の絶対を決めるもの、ではありません。
・正解の選択肢というものは、存在していません。
・逆に言えば、全てが不正解と呼べます。
・支持が多い方に投票すれば勝ち、というゲームではありません。
・得票順も大事だけれども、それぞれの得票数も同じくらい大事です。
・投票先は、毎回違っていても構わない。

政治的要素が加わると、もう少し項目が増えますが、投票をシステムだけで捉えた場合、このような思い違いがあるのではないでしょうか。
自分の経験則なので、他にも沢山あるかもしれませんが。


身近?な例

好きなキャラ投票などで考えると、想像しやすいかもしれません。
自身が投票することに意義がありますし、順位と共にそれぞれの得票数にも目が向くと思います。
新キャラが格好よかったり、旧キャラに新たな魅力を見出しても構いません。
全て、自身の思うがままに投票して構わないのです。

ただし、ボーボボランキングは除きます。


投票の役割

支持する人の割合を出すのが、投票というシステムの役割です。
その役割を利用して、民主的に方向性を決めようというのが選挙です。
当選という形で1位を決めることにはなりますが、これは選挙の仕組みであり、投票は手段でしかありません。

投票は、順位の他に得票数にも注目されます。
1位当選したからとしても、2位以下の総得票数がそれを上回っていたら、本当に支持を得ていることになるのでしょうか、という見方もできます。

この立ち位置や見方があるからこそ、政治を監視できるとも云えます。
だからこそ、投票すること自体に意味がある、重要になると云えます。
投票しなければ、本当は支持の割合が少ないのに、不支持票も少ないので、対抗ができないように図式に見えてしまうかもしれません。

もしかしたら、本当に支持があるのかもしれません。
兎にも角にも、投票率が上がらないことには、何とも云えないのですが。


余談

自分の推しの順位を上げる、1位にすることに意義を見つける人は、投票というシステムを用いた、別の感情や自己顕示欲になります。

投票と選挙というものは、別々に考えなければいけないという、ある意味で良い、悪い例だと思います。


長くなりました。
政治込の投票については、また改めてまとめてみたいと思います。
お時間をいただき、ありがとうございました。

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