本当にあった怖い話
どうもケイタさんです
今回はケイタさんの本当にあった怖い話を聞いていただこうと思う。
怖すぎておしっこ漏らさないようにね!
ではどうぞ
前の職場の先輩Aと2人で飲んでいた。
ケイタさんが退職して
もうすぐ10年になるが
ケイタさんはA先輩に
ちょこちょこ飲みに連れて行ってもらい
美味しいお酒をご馳走になっている。(感激)
そこに、A先輩は
A先輩の同期のB先輩を呼んだ。
B先輩とケイタさんは
ほとんど話をした事がなく
顔見知り程度の関係で
退職以来会っていなかったが、
大好きなA先輩が連れてきた人なので
この機会に仲良くしていただけたらな!
と思った。
ただそのB先輩
ケイタさんには、ちょっと合わなかった。
やたら上から目線で
能書きを垂れやがるのだ。
B先輩「Aと俺はおもろいからな!ケイタは俺らのトークを聞いて勉強しろよ!」
B先輩「ケイタはもっと周りの人間に感謝せなあかん!」
B先輩「俺は人と物事を見る角度が違う!ケイタも違う角度で物事を見るといいよ!」
等等、、
一応先輩なので
「はい!勉強になります!」
とは、言うものの
心の中では
お前のトークは全然おもしろくないぞ?(顔はおもしろいけど)
と思っていた。
すくなくともA先輩には感謝している。
だからこそ、A先輩が連れてきたお前の能書きを聞いてあげてるのだよ?
と思いながらも
まだまだ続くB先輩の能書き
あーあ、大きい声だしちゃおっかなー
と思ってしまうほど、イライラした。
助けて欲しい意味で、A先輩をチラッと見ると
A先輩は爆笑している
なんなんだこの状況は???
てかそもそもA先輩ってB先輩と仲良かったのか?
A先輩からB先輩の名前なんか聞いたことなかったけど?
と思いながら
耐えに耐えて、
なんとかお開きの時間。
お会計のタイミングで
A先輩が全額出してくれた
(ありがたい事に、ケイタさんは毎回奢ってもらってる)
B先輩も当たり前のように
A先輩にお金を出してもらっていて(A先輩とB先輩は同い年で会社での立場も同じ)
「ありがとう」の一言も言ってなかった。
なんか変な感じやなー?
今日の飲み会は、なんやったんかなー?
と思いながら
終電がなかったので
各々タクシーで帰ることになった。
B先輩が
「ケイタ!方向一緒やから!一緒に帰ろう!」
と言ってきた
なんとB先輩の家までの帰り道に
ケイタさんの家があるくらい
方向が一緒だったのだ
まぁ1人でタクシー乗るより安くなるし!
と2人でタクシーに乗り込んだ
このあと恐怖が訪れるとも知らずに、、
もちろんB先輩の能書きは止まらない
「TVで言われている事は信じるな」
「エロゲー(Hなゲームの事)をやった事ないだと?お前は男として最下層だ」
「コロナの原因はアルマジロだ!」
(全て実際に言われています)
めんどくさくなったケイタさんは
何を言われても
「飲みすぎましたわ〜」
「いやー飲みすぎた」
「飲みすぎたからねー」
「楽しかったからかな?今日は飲んだなー」
と天才営業マンならではの処世術で、見事に乗り切り
僕の家までタクシーがついたときだった
メーターは3200円だった
割り勘にすると1人1600円の計算なのだが
(再度いうがB先輩の帰り道にケイタさんの家がある)
とりあえずケイタさんが2000円をだして
「今日はありがとうございました!」
と言うと
B先輩は
「3200円やで?なんで2000円?」
と言ってきた。
ケイタさん意味がわからず
ポカンとしていると
「200円奢ったるわ!3000円だせ」
と続けた。
まったく理解ができず
ただただ、とてつもない恐怖を感じた。
おそらく人間は
得体の知れない物に対峙すると
恐怖を感じるようにできているのだろう。
足が震え、黙ってもう1枚
1000円札を渡すのがやっとだった。
B先輩は何も言わずに
3000円をケイタさんから受け取り
タクシーは発車した。
いやほんとに、、
失禁しなかった自分を褒めてあげたいほどの恐怖だった。
家に帰り布団に入ると
ふつふつと怒りが湧いてきた。
何度も言うが
ケイタさんとB先輩はまったく家の方向が同じなのだ。
その為ケイタさんが乗っても乗らなくてもB先輩が払う金額は変わらない
ケイタさんは先輩と割り勘でもまったく嫌じゃない(奢ってもらうのはもっと嫌じゃない)
なんだったら
割り勘で1人1600円のタクシー代を
多めに2000円払おうとしたのに、
3000円だせ?200円奢ったる?
「奢る」とは?
いてもたってもいられなくなり
A先輩に電話をかけた、
だが本当の恐怖はここからだったのだ!
A先輩は電話にでてすぐ
「今日おもろかったやろー!」
と爆笑していた。
「どういうこと?」と聞くと
どうやらA先輩は
B先輩の事を完全に下に見ているらしく
B先輩の上から目線の発言が、滑稽に見えて笑いが止まらないらしい。
A先輩こわ!!!!
って思ったが、B先輩を呼んだ理由がわかってちょっと安心したのも事実。
「あいつ、俺は他の人と物事を見る角度が違うから、とかなんか言うとったやろ?」
「人と違う角度で物事を見てるから
あんなダサい服着とんねやんか」
「人と違う角度で物事見てるから
お刺身の美味しい居酒屋で、一品目から肉うどん食べて、カルピス酎ハイ飲んどんねん」
「たまには人と同じ角度で物事を見て欲しいもんやな!」
とA先輩は笑いながら話すので
ケイタさんも
タクシーでの話を聞いてもらった。
A先輩が言う
「迷惑かけたな、ごめんな、Bはタクシーとか乗ったことないからシステム知らんねん」
えーーーーー??そーなん!?!?
30歳を超えてそんなやつおる?
A先輩いわく
B先輩は
友達がおらず
趣味は節約とエロゲー
職場と自宅の往復しかしないから
タクシーなんか乗る機会はないらしい(乗った事なくてもシステムはわかるだろ!)
そしてA先輩はこう続けた。
「今日B居酒屋でお金払おうとしないし、ありがとうの一言も言わんやろ?」
「そういう奴やねん」
「でもな、そんな奴やからこそ、上から目線で話してくるんがおもろいやろ?」
と言うのである
いろんな人がいるなー
と心から思った一晩だった。
B先輩もだが、
A先輩も、、、、、、
この日を境に
この2人はケイタさんにとって貞子よりも、ジェイソンよりも怖い存在になった。
ケイタさんの周りは変な人が多い。
おわり
次はゆうすけに「夏の風物詩」について書いてもらおう!!!
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