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No.2 利他の精神

昨日は能登半島を中心に大きな地震が起きました。

被害に遭われた方、今も避難所生活で苦しい思いをされている方、ライフラインが止まってしまい、いつもの生活を送れていない方々が一刻も早く日常生活を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。

私自身、地震発生数時間前まで、最も震度の大きかった志賀町に滞在しており、何事もない日常が一瞬で崩れ去ってしまう恐ろしさを実感しました。

地震発生当時は、新潟の妙高SA付近を走っており、携帯の緊急地震速報が流れると同時に高速道路が大きく揺れました。標識が今にも折れそうなくらい揺れる中で大変な恐怖を覚えました。本当に怖かった・・・

妙高SAでは、心配のラインや電話をくれた家族、友人のおかげで冷静さを保つことができました。

SA内に入ると中に陳列されていた商品が床にひっくり返っており、その場に居合わせた人と一緒に片付け、改めて地震の大きさを感じることとなりました。

高速道路が通行止めになるかもしれないとアドバイスをもらい、すぐに下道で東京を目指して走ることにしました。その間も地震速報が鳴り続け、遠くにいても不安になるあの音を聞き続けるのは心身ともに応えるものがありました。

本当は、あの時間の少し前に富山県の糸魚川か神通川に寄ろうと考えていました。立山連峰の景色も堪能したかったし、川辺で何か見つけられるかも・・・と期待をしていたのですが、あの時立ち寄らなかったことはとても幸運な判断となりました。

その前にも雨晴海岸も訪れており、土地勘のないところで被災した場合、きっとパニックになっていたでしょう。

「事故や災害に遭う人は、そちらに向かってしまう。」と聞いたことがあります。今回は事なきを得ましたが、どんなときも冷静に判断できるようにやはりアンテナ高く、周りを安心させられる行動が取れるようになりたいですね。

最後に、お世話になった同僚には、そちらの方が大変な状況にもかかわらず温かい言葉やこちらを心配してくれる言葉をかけてもらいました。

自分のことより、誰かのこと。

今は自分のことを優先することが良しとされる風潮ですが、他の人のために自分の能力を使える自分になりたいですね。 



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