くちやくそく

また始めるための静かな 時間だよ
きっと誰もが立ち止まっては 空を見る

その一歩を踏み出せないのは
まだここで風に吹かれていたいから

不思議だね きみとぼく くちやくの間柄
ふれあったのは心だから 
ごまかすのはもうやめにしよう

何かを求めるから傷つき 嘘をつく
いっそ期待なんかせずに生きようか

誰のためでもないまっすぐなきもちで
みつめていたい その風にまことをみたよ

光ならここにあるよ ふたりで灯した炎
さよならを一緒にしたい
やくそくはくちでするの

またいつかのあくまがやってくるよ
てんしのふりしてやってくるよ
そのとき堂々と言いたい
あなたのくれた苦しみで光を感じられるようになりました 

始まりを今つげるよ いつもの部屋
目をあけると 当たり前じゃない世界
時間が愛しくなる さすれば

きみとぼくで胸にきざもう
くちやくそくの記憶たちを
どちらかがとしをとって
忘れてしまったら紙に記そう


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