きゅうりは河童だけの専売特許ではない

きゅうりと言えば何を思い浮かべるだろうか。
かっぱ巻き、きゅうりの浅漬け、いくらの横に乗っかっている奴、田舎の畑でたくさん生っててそれを食べる夏の祖父母の家。
きゅうりと言われれば、さまざまな思い入れがあるだろう。
一応、私もきゅうりは小学1年生から毎日欠かさず食べるように努めてきた。私の身体は半分きゅうりで出来ているも同然である。
そんな私が考えているのが、きゅうりは河童だけの専売特許ではないという事である。

きゅうり=河童と思われているのかもしれない。だが、それは私は悲しい。きゅうりは河童だけの物ではないのだ。お盆のきゅうり馬だっている。きゅうりは河童だけでなく、人間として必要な野菜の一つなのである。人類はきゅうりのおいしさに気付くべきなのだ。
きゅうりのイメージを河童から取り戻すべきなのだ。今こそ立ち上がれ人類。

思い出してほしい。夏の炎天下の最中、祖父母の畑を手伝い、そのお礼として氷水に冷えたきゅうりを食べた日のことを──。
思い出してほしい。まだかすかに昼の熱が残る夕暮れの夏祭りの賑わいの中で、冷えたきゅうりの浅漬けを手に歩く日の姿を──。
あの日のきゅうりたちはいつも、我々の口の中に心地よい冷たさ・外は固く中はジューシーな果肉の入った歯ごたえを──。

あの頃のきゅうりの味は今も成長したあなたの再来を待っている。

#嘘持論
#きゅうり
#きゅうり毎年毎日食べているのは本当
#食材

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?