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#0-2 注文住宅 どの建築会社に頼めばいい? 

 こんにちは!北陸で注文住宅を建築中モンちゃん🌿です!#0-1では、賃貸と持ち家どちらがいいのか、私の持論をお話しさせていただきました。今回は、持ち家を持つ前提で、そしてマンションや建売住宅ではなく注文住宅を建てる前提で話をして行きたいと思います。なぜ注文住宅を選ぶべきなのかはまたおいおい議論させてください。
↓アーカイブです。まだ読んでない人は読んでみてください!


 夢のマイホーム、注文住宅。自分たちの理想の暮らしを実現できる喜びはひとしおですが、同時に多くの建築会社の中から「どこにお願いするか」という究極な選択を迫られます。今回は、注文住宅の建築会社を選ぶ際に考慮すべき5つの観点、「知名度」「性能」「イニシャルコスト」「地域密着性」「デザイン」について掘り下げ、それぞれのメリット・デメリットを比較検討していきます。さらに、具体的な建築会社を例に挙げながら、それぞれの項目を重視する度合いによって、どのタイプの建築会社がおすすめなのかも考察していきます。
 注文住宅を建てようと思っているけど、どこで建てればいいの!?という人のお役に立てれば嬉しいです😊

1.建築会社を選ぶときに考えたい5つの観点

1-1. 知名度

 1つ目の着眼点は知名度です。例えば、積水ハウスや住友林業、ミサワホームといったよくCMで見る建築会社を大手ハウスメーカーといいます。大手ハウスメーカーは、全国展開で、長年の実績と知名度を誇り、安定した経営基盤と品質管理により、安心感と信頼感を提供してくれます。
また、万が一のトラブルなどにも、全国ネットワークで迅速に対応できる点が魅力です。
 一方、大手ハウスメーカーは、その規模を維持するための広告費人件費営業費など、建築にはあまり関係ないコストがかかります。実は施主側が大勢で負担しているのです。知名度代と見れる人はいいかもしれませんが、無駄なコストと思う人もいるかもしれませんね。また、工場生産されている標準仕様から外れる自由設計や細かい変更は、追加費用(オプション代)が発生し、その金額が高い傾向にあることも考慮する必要があります。

1-2. 性能

 大手ハウスメーカーの中には、パナソニックホームズやセキスイハイム、一条工務店など、性能に特化したメーカーもあります。性能特化型ハウスメーカーは、優れた断熱性・気密性を備えています。6地域での断熱等級7(UA値0.26)やC値0.5以下を謳っている会社もあります。また、各社の空調技術により、夏でも冬でも家の中を25度前後に保つことができるため、1年中半袖半ズボンで暮らせますし、羽毛布団などの厚手な布団とは無縁な生活を送ることができます。耐震性にも力を入れており、耐震等級3を標準にしているメーカーも多いです。

※耐震性については、「耐震等級3相当」という騙し文句や、耐震等級3でも仕様規定、機能表示計算、許容応力度計算(構造計算)によって、本当の耐震レベルは異なりますので、注意してください。

https://www.hanamizukikobo.co.jp/column/9684

 一方、高性能住宅は、性能を上げるために最新の技術や素材を用いるため、初期費用(イニシャルコスト)がかさむ場合があります。しかし、長期的に見ると医療費、太陽光発電での自家発電代、災害への保険となることが期待されます。また、こちらも工場生産されている標準仕様から外れる自由設計や細かい変更は、追加費用(オプション代)が発生し、その金額が高い傾向にあることも考慮する必要があります。

1-3. イニシャルコストを抑えたい

 アキュラホームやレオハウス、タマホームなど、比較的低価格帯で注文住宅を提供するメーカーもあります。建築面積や仕様を見直したり、標準仕様の範囲内で設計したりすることで、予算を抑えることができます。また、各都道府県の土地を青田買いして、新興住宅街にしていくような不動産系分譲ビルダーも比較的に低コストです。
 一方、イニシャルコスト重視で選ぶと、性能やデザイン面で妥協せざるを得ない場合が多いです。そうなると、光熱費が高くなる傾向がありますし、安価な材料はすぐにダメになりますから、リフォーム代などの維持費(ランニングコスト)について考えておく必要があります。また、施工が雑になるリスクも考慮する必要があります。

1-4. 地域密着性

 地域密着型な地元の工務店は、地域の気候や風土、地盤など、地元事情に精通しています。例えば、地震が多い地域であれば免震も含めた耐震性に優れた設計を提案してくれるでしょうし、極端にあつい、寒い、雪が降る地域などの対応もお手のもので、尖った性能を実現することが可能です。また、施主との距離が近く、アフターサービスも充実しており、何かあった際に迅速に対応してもらえます。
 一方、地元の工務店はその工務店が何を重視しているのか、それぞれの思想や哲学がはっきりしていて、自分の望む性能やデザインとその工務店が重視しているものがマッチしないことがあります。また、工務店によっては実績が少ない場合があり、設計や施工の技術力にばらつきがある可能性もあります。

1-5. デザイン

 アトリエ建築家や⚪︎⚪︎設計事務所は、個性的で洗練されたデザインを得意としています。住む人のライフスタイルや価値観を反映した、オンリーワンの住まいを実現することができます。
 一方、設計費用として支払う額が多くなり、建築コストが高くなる傾向があります。また、デザイン性が高い住宅は、メンテナンスやリフォームが難しい場合もあります。

2. 私はどこで建てるべき?

 ここからは、それぞれの項目をどの程度重視すると、どの建築会社がおすすめなのか具体的に考えていきたいと思います。

 どこで建てるべきか考える場合、予算のうち、どこにコストをかけたいのかを考えるべきです。そこで、次の質問を考えてみてください。

Q1-1 親族や新居に遊びに来た友達から「どこで建てる(た)の?」と聞かれたときに、「あー!あそこね!」と言われたいですか?
Q1-2 企業規模による安心感(ノウハウ、サービス、アフター)を得たいですか?
Q1-3 自分であれこれ考えるより、会社の人にお願いしたいですか?

Q2-1 断熱・気密性能はとことんこだわりたいですか?
Q2-2 換気システムや床暖房、全館空調などより快適な住まいになる設備を導入したいですか?

Q3-1 性能を上げるよりも大きい家に住みたいですか?
Q3-2 イニシャルコストをとことん抑えたいですか?

Q4-1 地域の特性を理解した住宅会社と家を建てたいですか?
Q4-2 自分自身もこだわり、担当する方と密に関わりながら家づくりをしたいですか?

Q5-1 誰も思いつかないような独創的な間取りの家に住みたいですか?
Q5-2 設計担当の方と3ヶ月以上時間をかけてじっくりと間取りを作り込みたいですか?

Q1系でYESが多い人は、知名度重視な方だと思います。また、Q2系は性能重視、Q3系はローコスト派、Q4系は地域工務店向き、Q5系は設計事務所向きとなっていきます。
 しかし、全てYESなんですけど…なんて人もいると思います。そこでここからは、それぞれの価値観を比べてみましょう。そこで下の表をみてみてください。

 例えば、知名度も性能も欲しい方は、性能特化型ハウスメーカーが良いことになります。しかし、知名度と性能、どっちかだけと言われたらどちらの方が大切でしょうか?とにかく知名度!という人は、そのまま性能特化型ハウスメーカーが良いと思います。ですが、性能の方が大切かな〜?知名度はなくていいかな〜?という場合は、超高性能にこだわっている地域工務店を視野に入れても良いのではないかと私は思います。
 いやいやとにかくデザインなんだ!という人は、設計事務所にお願いする方が良いと思いますが、地域工務店でも設計士を置いてデザインにこだわっている工務店は存在します。 

 ハウスメーカーは今までのノウハウから、皆さんの要望に比較的にマッチしたベター間取りを提案することができますが、ベストな間取りを求めてグレードを上げると、さらに高くなるので要注意です。

まとめ:それぞれの観点を比較し、自分にとって最適な会社を見つけよう!

 注文住宅の建築会社選びは、人生に最大の決断です。それぞれの観点を重視する度合いは、人によって異なると思います。皆さんにとって後悔のない建築会社選びに役立てば幸いです😊

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