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【後編】〜各々の魂と思想がぶつかり合った2日間〜「TRUE 10th Anniversary Live Tour Sound! vol.9 ~TRUE×FALSE〜」

はじめに

ご覧いただき、ありがとうございます。こちらは関内決戦の後半戦の記事となっております。

まだ前半戦の記事をご覧になってない方々は、ぜひそちらをご覧ください。

それでは後半戦、やっていきましょう。


FALSE side

F.A.D YOKOHAMA

入場前

この日は、16時から物販が始まるということで連番者の付き添いで会場へと向かった。そこには、数十名のオタクがいて「あれ?今日って平日日中ですよね?そこで何をしt…」というほど、物販開始早々格の違いを見せつけられた。

開場時間である18:30に近づくほどオタクの数が多くなり、「こいつらと肉体と精神の消耗戦を繰り広げることになるのか…」という感じで徐々に実感が湧いてきた。

会場に関しては連番者から事前に聞いた通り、ギッチギッチに詰め込んだ状態でzeppやひがしところざわさくらタウンなどとは比べ物にならないくらい「本場のオルスタである」ということを聞いて、「楽しみ」3割「不安」3割「『今まで自分が行ってたオルスタは生ぬるい現場だったんだな…』という感じの劣等感」4割であった。

はいりば(入場)

いよいよ18:20になってから入場準備が始まった訳だが、なんと同伴者と整番が違っていたことに気づいてしまった。出発前には「よっしゃ、まさかの30番台?なので嬉しすぎる」という高まりを表明しており、自分は「オルスタ3年生であるかつ、そこまでつるぅオタクに真剣ではない俺があんなガチモンのオルスタで前行っていいんか?」という気持ちがあった。

しかしながら、支払いの関係上チケ取ったタイミングが別々であるということから整番が異なっており、後方に追いやられることが確定したのだが、これがかえって「僕なんかよりも長年信仰してきた熱量の高いオタクに譲るべきだよな。変に気負いせずに音だけ楽しめれば良いので、良かった」という形で安堵した。

入り口からフロアまでの導線が非常に短く、僅か3秒でフロアに突入した。入ると、オタクの汗の匂い&熱気(実物的な意味で)が会場に充満しており、人生で行ったライブで初めての体験をした。

開演前の様子

セトリ

お品書きは以下の通りである。

01.TRUE (初披露 10周年ソング)
02. SUPER LOVERS
03.S.O.S
04.透過
05.パズル
06.サウンドスケープ
07.Sincerely
08. MUSIC
09. Blast!
10.終わりたい世界
11.分身
12.Divine Spell
13.ReCoda
14.フローズン (本人ギター演奏)
EC
15. DESPERATE
16.瓦礫の夢
17.次の僕へ
18.DelighT
WE
19.DREAM SOLISTER(La La Laのみ合唱)

FALSE side セトリ

先に言わして貰うが、良い意味でチケ代¥7,500で本当に18曲(最後のドリソリは特殊すぎるのでノーカウントとする)は不釣り合いすぎた。むしろ、ぼったくられたビルボ年会費¥4,000を当公演に献上したいレベルである。

率直に言えば、「18曲もやったの!?」というのが感想である。そりゃあ一緒に帰路に着いたオタクも「バカじゃねぇの…」「マジでキショい…」と連呼する訳だ(詳細は後ほど記載)。それでは、1曲ずつ振り返って行こう。

※サブスクでの音楽データが存在しない曲(「TRUE」「.S.O.S」)は省略させていただきます。ご了承ください。

02. SUPER LOVERS

常に小ジャンプをしたり「Yeah!」の部分で飛びポをかましたのが楽しかった。飛びポは時間が経つにつれて大きくなっていった気がした?…。

上記のアクションをしたおかげで段々と体が温まってきたので、ウォーミングアップには然るべき曲であった。ナイス選曲です。

04.透過

「悲壮感溢れる曲の入りだなー」と感じていたら、段々と明るい曲調になり、サビの部分で高まった。これは、タイトルの如く透き通るようなクリーンな曲であり、大人しく聞くような曲だけど、ある程度BPMが高い曲だった。

つるぅ楽曲の中で国歌斉唱聞くようなスタイルで聞く曲シリーズのひとつですね。

05.パズル

透過よりかはBPMが高くなっていき、彼女の可愛さが如実に表現された曲だなと感じた。「パパパパーパパパーパパパパ―…」の部分を大合唱したのが気持ちよかった。「どうしよー…」の部分で飛びポをかました。

この時点で高まりがピークに達してしまい、「そろそろバラードを出して休憩を…」と思っていた矢先だった。

06.サウンドスケープ

恐らくこれが今日イチの高まりと言っても過言ではない。

パズル演奏終了後から一拍も置かずに見事な繋ぎでイントロが流れた瞬間、「おいおいおいおい、待て待て待て待て」となって、頭を抱えながら床にひれ伏せてしまい、大爆死。響け!2期の黄前久美子や田中あすかとの関係や関西・全国大会を目指す上での苦労や葛藤がフラッシュバックしてしまい、涙腺崩壊。(本来ならば、さらに言及したいのだが、内容がヤバいことになりそうなので、省略させていただきます)

ホールライブであれば、2番に突入してからようやく重い腰を上げて曲終了まで不動を貫いていたと思うが、今日は「多動をするのが礼儀ってもんだろ」というコンセプトのライブなので、感情に入り浸っている暇などない。

本編に突入してからようやく重い腰を上げて

「今~というこの瞬間」という部分からクラップを行う→「もう一回 大袈裟な夢を探しに行こう」の「もう一回」の部分と「何百回挑戦重ねて」の「何百回」で飛びポを行う→「忘れたくないメロディ」からクラップを行う。

きっと 誇りに 想うべきは
結果より 過程だって わかってるけど

無謀? 本気を 重ねてきたんだ
あたしこそ 未知数の 可能性でしょ!!

先をゆく 先輩(ひと)は 大きく見えるけど
絶対に 追い付いてみせる 君へ

サウンドスケープ  2番

2番突入後には↑の歌詞でまた涙腺が緩んでしまった。というのも、黄前が田中あすかに雨が降りしきる中で「どうして部活やめるんですか!私はやめてほしくないです!」的なセリフを言い放って引き留めたが、弱みを突かれて返り討ちに遭ったというシーンを連想させるような歌詞(特に「無謀」というワードが)であったので、フラッシュバックしてしまったのだ。

「先をゆく 先輩(ひと)は 大きく見えるけど
絶対に 追い付いてみせる 君へ」

という部分は「田中あすかという先輩は偉大な存在であるが、絶対に私(黄前久美子)は追いついてみせる!」という意味が秘められており、両者の関係性を表した歌詞を聞いて大感情になってしまった。

その後、「一生に 一度のために 頑張ってきたんだ」「一生に」と「曇りない 濁りのない あたしのサウンドスケープ」「曇りない」で飛びポ決める→「自分を変えるメロディ」からクラップを行う→ラスサビ前の「ダサくても(何度でも)」「泣きながら (立ち上がる)」で合いの手を行う→ラスサビ時の「もう一回」でこの日一番の天井を突き破る勢いの飛びポをかます→「そして次の曲が始まる 奇跡を おこせ…!」で指を天に突き上げる。→曲終了後に大拍手を行い、大号泣。

というムーブをかました。するとこれまで僕と動きがシンクロしていた左隣のオタクが僕を見て「泣きアニメっすよね…笑」という形で声をかけていただき、返答しようにも声質がアレだったのでサムズアップして応答するなどした。「流石に後続曲で何か口頭で話す等して返礼してあげないとな…」と感じた。

てかマジで、今公演でこの有様ならば9/1(アニサマDAY3)どういう心境で迎え撃てばいいのだよ…絶対白骨k…

それにしても、「もうパズルでお腹いっぱいなので、休憩させてください…」と思っていた矢先に「そうはさせるか」とばかりに個人的にド感情になる曲を畳みかけてきたのだもの、TRUE唐沢美帆さんは僕に対して挑戦状を叩きつけて潰しに来たと言っても過言ではない。

そういう意味では、今公演のタイトル名の中にある単語の「FALSE」=「過ち」ということで、彼女が私を含むオタクに対して楽曲で「殺しにかかる」という「道理から逸脱した過ちの行為」たるものを行ったので、まさしく今公演のコンセプトを早くも体感することができた。

07.Sincerely

ようやく落ち着いた曲が来たので、身体的リソースを削がれることなく実質休憩ができた。

しかしながら、全体的にどこか悲壮感漂う曲調であったので、心なしかサウスケで味わった大感情に追い打ちをかけるかの如く、身体的リソースよりも精神的リソースを削がれてしまった。

08. MUSIC

「響け!ユーフォニアムの曲だーーー!!!

と言っても初見のオタクを騙せるくらい親和性がある曲であり、自分も初めてこの曲を聴いたとき「タイトルがタイトル(MUSIC)だし、響け!楽曲かな?」と勘違いするほどであった。(響け!ミリしらのオタクに「TRUEの『MUSIC』って曲、『リズと青い鳥』の主題歌だよ」って言って刷り込ませたことある。)

#私信

感情が音になる 言葉を愛して

誰より言葉を憎んで 駆けめぐって歌になる

張り詰めたままの心が叫ぶ たぶん私は

何度でもここに立つ

MUSIC 歌詞

歌詞も歌詞で、響け!要素満載でReCodaの「後悔も喜びも全部歌になれ!」の歌詞とどこか類似している。特に「張りつめたままの心が叫ぶ たぶん私は 何度でもここに立つ」という部分が好きですね。

でもここで個人的には、サウンドスケープで情緒をぶち壊して深い傷を負った中で「Sincerely→MUSIC」という落ち着いた曲で治癒したもんだから、この流れでの選曲は、マジで偉い。(なお次曲)

09. Blast!

「バッカじゃないの!?バッカじゃないの!?バッカじゃないの!?(デカリボン先輩風)」(大事なことなので3回言いました)

ⓒ武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会

というのも、せっかく体力が回復しかけたというのに、私の推しキャラ(久石奏)が初登場した一番思い入れのある響け!シリーズである劇場版第1作楽曲が流れたもんだから、本日の破壊ポイント②である。

この曲は、黄前2年生編で味わった前年よりも芳しくない結果&前年よりも部内の人間関係が問題ありまくりという背景から「3年生編からはやり返すぞ」という翌年に向けて前へ向いた決意表明の曲である。(しかも明るい曲調なので)

受け継がれてく想い 先を行く先輩(ひと)の願い
Ah 果たされてく金色の誓い 私を強く変えてくれる

どこかの楽曲で見たことのある「先を行く先輩(ひと)の願い」という歌詞がこちらにも盛り込まれているのが激熱すぎる。

ⓒ武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会

しかしながら私は

「久石が中学時代のトラウマから自分がコンクールメンバーに選出されて部員からヘイトを買われることを恐れて手を抜いたのがバレて中川夏紀から怒られる」シーンや「関西大会で敗退してしまったことで久石が『頑張るって、何ですか?』と黄前に言い放った」シーンや全国大会すら出場できずに当時の3年生(なかよし川世代)を全国に連れて行けなかったことに対する悔しさ」(上げればキリがない)

がフラッシュバックされてしまった+3期視聴後に当曲を浴びて「黄前2年生編の葛藤や苦労があったからこそ3期での彼女としての活躍やアイデンティがあるのだな」と感慨にふけてしまったので、本日2度目の大号泣。

1番サビ前の「心の音が響いてく」と2番サビ前の「気付けば特別になった」で飛びポをかまし、ラスサビ前の「私を強く変えてくれる」で当曲最高打点を記録するなどした。

「Can you hear my voice? Blasting the sound!」を大合唱し、ラスサビの「続いてくファンファーレ」でステージに指を指して終了。

【2回目】てかマジで、今公演でこの有様ならば9/1(アニサマDAY3)どういう心境で迎え撃てばいいのだよ

10.終わりたい世界

2回も情緒を終わらしに来た直後に終わることを切望するタイトルの曲をやってどうすんだよ。

これは、多動させてくれるような曲というよりかは、考えさせてくれるようなアカデミックな曲であったと感じた。

饒舌な偽善者と 非難することに
慣れた傍観者 どちらにもなれなくて
耳と目を閉じて 口をつぐむ

終わりたい世界

「饒舌な偽善者」と「非難することに慣れた傍観者」が「『多動するのが礼儀ってもんのコンセプトのライブなので、多動しないでどうする』という吟持で多動している我々(偽善者)」と「『多動するのが礼儀ってもんのコンセプトのライブなのに多動していない』地蔵(傍観者)」という今公演の客層を反映されていたのがイイね

11.分身

「普通はもう普通をやめた」で「オレモー!!」」
と言えるタイプの人間

本日3度目の破滅への布石曲がやって参りました。

というのも、実はTRUE side連番者から「たいてい"分身"が流れてから三種の神器やるのがセオリーだよん」ということを言われた。(3月の神奈川県民ホールでの初手「UNISONIA」…)

実は当人物、彼女の全曲を随一Excelにライブ実施日を記録して「この曲は何百日ぶりの実施だった!…」や「たいてい○○の後に△△をやるというアルゴリズムがあるんだよ」等の情報を有している(こいつマジで何者なんだ)ので、私は何も疑うことなく分身後に三種の神器(飛竜の騎士orDivine Spell)が流れるという彼の発言を思い出して確信しながら当楽曲(分身)を楽しんだ。

「ぶ~ん~し~ん!」後に左隣の自然連番のオタクとツーステを踏み始め、サビ後にも再度ツーステを踏み始める。「End it all!End it all!End it all!End it all!」のコールをしたのが気持ちよかった。

12.Divine Spell

初手ピアノイントロが流れ始めて確信。

「うおおおおおおおおおマジで予想通りやりやがったああああああ!!!!!!」と大絶叫し、左側の自然連番のオタクと空中ハイタッチして肩を組み合った。

「ディバイン!ジャッジメント!」だけに…?

「この流れで三種の神器(飛竜の騎士orDivine spell)のどれかやるよな~…いや、むしろやらないでどうする」という痒い所に手が届くような感じの流れでディバスペをやりやがったので、特大のイントロ大絶叫をかました。

マーーーージで…偉い(本日2度目)。今日イチ偉いと感じたポイントですね。

「ディバイン!ジャッジメント!」で合いの手を入れ、サビの「光かざせ!」や「心晒せ!」部分から左のオタクとツーステを開始。

あとこの曲、聞き返せば聞き返すほど気づいたのだが、面白いことに1番はサビに突入するのが早くて2番はサビに突入するのが遅いのが特徴であると感じた。(個人の感想)(たいていの曲は1番はサビ突入が遅くて2番は早い傾向があるので)

やはり、TRUEさんを支えている最強楽曲の一角である三種の神器のひとつである「Divine spell」は、彼女を知らないオタクに紹介する際には欠かせない楽曲のひとつであり、常に暴れさせて楽しませてくれる曲のひとつですね。

(TRUE 10thファイナル台場決戦では、もう三種の神器全曲をやれ。いや、むしろやらないでどうする。)

13.ReCoda

ディバスペ直後の余韻に浸る間もなく、響け!3期のOPが流れ、ド感情ポイントになる箇所ではあった。

またもや涙腺崩壊→大号泣…かと思いきや、既に実施された響け!楽曲2曲でこれになった&ディバスペで全ての身体的&精神的リソースをもってかれたので、感情に浸る余裕などなく、この際はただただ音を楽しむだけのマシーンと化していた。

アンサンブルやサウンドスケープと比較すれば、明るい曲調であったことも感傷に浸ることにならずに済んだのかもしれない。

そう考えれば、TRUEさんは僕に対して「ReCodaに関して、今日は音を楽しむだけの日であって、大感情になる日ではない。それになるのは9/1なので、今日は音だけを楽しみなさい。」という暗示で配慮を施してくださったのかなと感じた。

あの…ちなみに余談ですが、9/1アニサマでは「DREAM SOLISTER→サウンドスケープ→Blast!→アンサンブル→ReCoda」という既定路線ではなく、「サウンドスケープ→Blast!→ReCoda→DREAM SOLISTER→アンサンブル」という個人的に感情大破壊リレーを行っていただけますですでしょうか…?

14.フローズン (本人ギター演奏)

リリース後初のライブということもあって、実施必須であった。

イントロがゆったりなので、バラード系の曲かな?と思いきや、BPMが不規則変化して加速したので、とても走りの良い曲であると感じた。

「好きだよ。好き?大好き。だって」

という歌詞部分で「連番予定者だったオタクが、実施必須ではない環境下で流れた場合に聞いたら心停止して吐血してしまうのではないか?」ということが頭によぎるほど、ハートを打ち抜くような歌詞であると感じた。

EC

15. DESPERATE

真の地獄はここからであり、ここからが本番である。(まさかこっから4曲もやるとはじゃん…?)

イントロが流れた瞬間、「再開後からやってんね~」という形で18秒間によるギター&ベース演奏によって実にロックな形で激しさたるものを催していた。

しかしながら、開始18秒の時点で転調。「ひ~か~り~を~沈め~た~まえ~人を~愛し~たまえ~」の部分で静寂に包まれ「?????」となった。

この際、どこか荒廃した暗闇に支配された自分を上空から女神が降臨して天へと誘(いざな)ってくれる。まさにそんな感覚だった。

またギター&ベース演奏が再開→「痛みを~知る~者よ~」で静寂に包まれて「愛の重みに賭けて~いざ進まん~」でギター&ベース演奏が入り、サビ突入。

この一連の流れがジェットコースターみたいな感じで、ゆっくり上昇と急降下をしてくれる流れであったと感じた。

このことから、サビ突入部分が急降下するような感覚で一旦救いの手が差し伸ばされたと思いきや、「あwやっぱ嘘ごめんw救えんわw」と言われて再度奈落の底へ突き落すという「救いの手を差し伸べた者は必ず善良者ではなく偽善者でもあるのだ」ということが体現された楽曲であるので、偽り=FALSEであると感じた。

まさに、FALSE sideに非常に然るべき楽曲であると感じました。
(本日の偉いと思ったポイント③)

結局最後も激しめの曲調で終わったので、総合的には多動を催した曲であり、アンコール初手を飾るには最高な楽曲であった。

16.瓦礫の夢

「う”ら”さ”ん”し”ゅ”の”じ”ん”ぎ”(裏三種の神器)
だ”ーーーーーーーー!!!!!!!!!」

そう、これは三種の神器と同様の火力を有している楽曲であるが、あまりそれよりかはライブでの実施頻度が少ない楽曲の一角群であるので、そのように総称されているのだ。

ベースの入りを聞いて「あれ?これはもしや?」と思いながら右手を天に掲げ、「Don't stop believin'解き放て We go fight!」で確信して「Don't stop dreamin' どこまでも We survive!Be alive! Don't give up Yourself」からコールを行い、残り少ない力を振り絞って腹の底から声を出すなどした。

ツーステや大跳躍、ヘドバンを行い、「DESPERATE」で再び温まった体に追い打ちをかけるかの如く、完全に火照った。

最後の「Don't stop believin' 解き放て We go fight! Be alive! Don't give up the fight Don't stop dreamin' どこまでも We survive! Be alive! Don't give up Yourself」の部分のコールを終えてから残り20秒間のベース演奏がマジで脳を焼き付けて来るほどのカッコよさだった。

17.次の僕へ

~イントロが流れた瞬間~

ぼく「や゙っ゙だー゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙!゙!゙!゙」

~左側の自然連番のオタクとハイタッチして肩を組み合う~

偉すぎてバカすぎひん?????(本日の偉いと思ったポイント④)

「DESPERATE→瓦礫の夢→次の僕へ」という流れが段々とウォームアップさせてピークに持って行かせたと思いきや、「やっと次曲で休めるとでも思ったのか?バカが代。地獄を見せてやるよ。」という感じで追い打ちをかけるかの如く、暴れさせてくれる楽曲をやりやがったのだもの。

「Wherever we go」部分で大合唱してから大跳躍をかまし、サビ突入からツーステをかまし「We go」で飛びポをかましたのが超絶気持ちよかった。

身の丈にあった 挫折に怯えて 君は何を守っていますか

大事なのは転んだ事実より どうやって起きるか

それが名誉の負傷だろう

次の僕へ

この歌詞が良いですよな~。特に「名誉の負傷」というのがパワーワードすぎてネタでSNS上に限り使用していきたいなと思いました。

そんな感じで名誉の負傷を負っている状態で、最後は息を切らしながら人差し指をステージに向けて盛大な拍手を送った。

18.DelighT

曲前にMCが入ったおかげか(記憶違いだったらすみません)息を整える余裕ができ、「もう最後くらいは、俺を死体蹴りにかかるような曲でもなんでもかかってこいや」

というマインドでいたが、まさかの前の3曲よりかは控えめな曲であり、「あw最後はこれでいいんだw」と思うほど、ある程度体力的余裕たるものが生まれた。

オタクたちとクラップしたり「Big DelighT!Gig DelighT!」で大合唱したのが楽しかった。

記憶より明日を (Big DelighT! Gig DelighT!)

明日よりも遠い世界へ 集いし 誰かと今日 交わる愛を

掲げた手 10年後の 僕たちへClap

DelighT

で、これ後々気づいたことなのですが、「掲げた手 10年後の 僕たちへClap」という歌詞がデビュー10周年にちなんで、10年前のデビュー時に「10年後もファンたちとクラップをするほど歌を轟かせたい」というTRUE唐沢美帆さんなりの決意表明とオタクに向けたタイムカプセル的なメッセージかと感じました。

それを10年後である今、こうして10周年記念ライブで↑の歌詞が盛り込まれた楽曲を実施するのは感慨深いものであり、だから〆で当曲をやったのかなと推察しました。(※あくまで個人の感想です)(誰だよ、「あw最後はこれでいいんだw」って言った奴)

WE

19.DREAM SOLISTER(La La Laのみ合唱)

まず、「WE」ってなんだよというツッコミが入ると思うが、再アンコールという意味である。

DelaighT後の「本日はまことにー!ありがとう!ございましたー!」というマイク無しでの挨拶が終わってから退場したのだが、道中で「もー1回!」というコールが起こり、「俺たちは、あきらめが悪い。」ということを見事に体現されているのだなーと遠目から感じ取っていた。

しかしながら、入り口付近でオタクが何やらザワついており、騒ぎを聞きつけて近づくと「え?え?え?噓でしょ…?」となり、なんと唐沢美帆さんの歌声が轟いていたのだ。

具体的に言うと、「La La La La La 君の声 聴かせて欲しいよ
La La La La La 終わらない音楽は 続いてゆく」
が大合唱されており、一瞬にして脱力感に苛まれてしまった。

俺の負けです…。この瞬間、敗北が確定してしまった。

いくら一部とはいえ、私が好きなコンテンツ作品の初代OP曲をとんでもないシチュエーションで流すのだもの、そのチャンスを逃して両側のオタクと肩を組みながら大合唱することができなかったのが本当に悔しかった。

せっかく2アウトまで抑えられたのに3点差で逆転サヨナラ満塁ホームラン打たれてゲームセットにされたくらい、しばらく立ち直れないほどの致命傷を負ってしまいましたね。

しかしながら、ある程度時間が経つと「この悔しさを9/1に…」と思うような目標ができて熱量が高まったと同時に「まぁ、最前という光景を勝ち取ったオタクへのご褒美であって、後方の僕には縁がなかったのだな…」と思うようになり、下火となった。

絶対に9/1、さいたまスーパーアリーナでやりかえすぞ

終演

総評

全部が全部休ませてくれないような楽曲ばかりで、無事に精神的&身体的リソースを削がれてしまったが、良い落としどころで「サウンドスケープ」を持ってきたり、「Sincerely→MUSIC→Blast!」「分身→Divine Spell」「DESPERATE→瓦礫の夢→次の僕へ」の流れが美しいと感じました。

そして、アニサマでTRUEさんの響け!楽曲全曲浴びる(特にドリソリで「La La La La La 君の声 聴かせて欲しいよ La La La La La 終わらない音楽は 続いてゆく」でオタクと肩を組みながら大合唱をすること)ことや台場最終決戦で三種の神器+あわよくば裏三種の神器を全て浴びるという自分なりの目標が固まりました。

本当に「"後悔"も"喜び"も全部歌になったのかな」と感じました。

余談(おまけ話)

ここからは、会場→ホテルまでの帰路&就寝までの流れがあまりにも面白かったので紹介しよう。

前述した通りの出来事を受けてショックに苛まれる中、会場外でオタクを待つと、掠れた声で「ヤヴァイ…」と言い放っており、5分間地面にしゃがみこんでいた。すると、立ち上がってようやく帰路へと向かったが「裏三種の神器楽曲をやりやがった…」を最後に、当公演の具体的な感想を口にしなかったのだ。(流石に必要最低限の話はしました)

このようにして、感想がまとまらないほど情緒を完全破壊された内容であり、「一旦風呂入って、飯食って、寝ないとまともな感想が出てこない」と言うほどであった。

さらには、通常であれば終演後に打ち上げを行うのが慣例(?)であるが、2日連続で「ここで酒入れればさらに言語化が遠のくし、お互い守銭奴だし、せっかくホテルに泊まったものだもの多くの時間をホテルで過ごした方が安全策だ」という両者の思惑が一致して打ち上げは自粛した。

帰路に着き始めると、オタクは「ヤバい…」「(セトリがあまりにもヤバすぎて誉め言葉で)ガチでキショい…」「(セトリがあまりにもヤバすぎて誉め言葉で)バカなんじぇねぇの…」「俺を殺してくれ…」などと、彼は"歩行しながら呪文をひたすら唱えるだけの感情を失ったロボット"と化していた。さらには、赤信号を見落として突っ切ろうとしており、自分が制止するという一幕もあったので、ライブの余韻に浸るどころではない緊迫感たるものが漂っていた。

(マジで酒が入っていたら「鬼に金棒」状態になっており、俺の介抱なしで彼が単独で帰宅していた思うと悍ましいぜよ…)

とにもかくにも、無事にホテルに到着して経口補水液(OS-1)を飲んで入浴して無事に回復(入浴時こそ事故が多くて鬼門だが、何とか乗り越えた)。本当に事故や転倒等なく命に別状なく目的地に到着できたのが何よりだ。

その後、彼が飯&撤収準備を経てひと段落して深入りしない程度に「今日のライブ良かったね~」という話をした後に彼の声が段々と涙ぐみ、「みほ~!!!!!!…愛してるよ~!!!!!」「全ての音楽に…感謝…!!!!!」と、手で顔を覆いながら発言した。

ここで自分は「俺がいる一幕じゃねぇな…」と思い、温かく見守りながら何も言い残さずにその場を離れて入浴を開始した。

この際、「長年追ってきた歌手やコンテンツの集大成とも言えるライブで大感情になるオタクの姿を目の当たりにしてこちらも刺激を受けたが、自分が追っているコンテンツ(響け!を除く)で大感情になる日はいつ訪れるんだろうな…」ということが頭によぎった。

そこで、「入浴時につるぅ楽曲を流しても精神再崩壊するだけなので、別コンテンツの明るい曲を聞こうではないか」ということで、バンドリ!のPoppin'Partyの曲を流して傷んだ傷を癒すなどした。

(恐らく大方のTRUEオタクのみなさんもバンドリをご存じであるかつ僕と同様にバンドリーマーを兼任している方々が多いので、あえて正式名称を出させていただきました。)(7/22追記:ポピパがAnimax MusicでTRUEと同じく出演することが決定しましたので、よろしくお願いします)

しかし、途中でSAKURA MEMORIES夢を打ち抜く瞬間に!が流れてしまい、無事に終了。いずれの曲もポップ調であるが、別れやフィナーレというテイストの曲であるので、浴室で連番者の二の舞になってしまった。

オタクが大感情になっている感動シーンも相まってか「自分が追ってるコンテンツのライブが集大成を迎えた際にフィナーレに相応しい曲が流れて大感情になる」という擬似体験ができてしまい、自分も連番者のようになれる素質があり、来るべき時に対処できる能力があることを認識できたので、大きな収穫を得た。(追記:9/1がまさにそれになることに気がついたので、警戒シフトを敷き始めました。)

ある程度精神コンディションが落ち着いたら風呂から上がり、連番者はもう力尽きたのか、眠りの途についていた。歯磨きしながら連番者の寝姿を見守り「昨日は俺が勝ったが、今夜は俺の負け…いや、完敗で…つまりお前の圧勝だ!…」などと深夜テンションで心の中で言い放った。

そんな感じで歯磨きを終えて冷蔵庫にある水を取り出して飲んで就寝しようとしたら、手が滑って水を落としてしまう→多重事故的な感じでテーブルの角に足をぶつけてしまったのだ。(変なセリフ言い放ってからのこの流れがクソダサすぎる)

その音に気付いた連番者はぐっすり寝ていたのが嘘かのように目を大きく開きながら上半身を起こし上げて舌打ちしながら「(銃口を突き付けながら)オイ…オメェ明日チェックアウト11時なんやから、はよぉ寝ろや」と苦言を呈され「ご、ごめんなさあぃ…」と言い返して、そそくさとベッドへ退散してよやく就寝。

意外にも、こんなコミカルな形で長い長い1日を終えた。(日付変わっていますが)

まとめ

今公演は、個人的にはギチギチにすし詰めされたオルスタは初めての経験であり、肉体や汗のみならず、各々の思想と魂がぶつかったおかげで素晴らしい雰囲気が醸成されたのかなと感じました。

再アンコールでのドリソリでサビの部分大合唱に参加できなかったことを除けば、悔いが残らずに完全燃焼できた内容であり、個人的下半期のライブでの滑り出しとしては文句なしの100点満点です。

それと同時に、「響け!楽曲全曲&三種の神器を浴びて頂点へと狂い咲く…」という1.13台場決戦に向けた自分なりのマニュフェストも定めることができたので、今からが本当に楽しみで仕方ありません。

結びにはなりますが、この場を借りて連番者のオタク(X:@KOMATRUE62)への謝意を表明させてください。

今回はウェイトの高い公演内容であったおかげか

「長年、TRUE唐沢美帆さんを追っていてリリイベ全通している彼からすれば自分との今公演に対する景色や熱量に差があるのは火を見るよりも明らかだ。だからこそ、僅か数公演しか行ってない自分の感想なんぞぶつけても彼からすれば普遍的で平凡なものかもしれないので、彼の心には響かないのかな…」

ということが開演前から頭によぎっておりました。しかしながら、そんなのどこ吹く風か彼は高慢にならずにTRUE side終演後にて敗北宣言(?)をして「今夜はお前の勝ちだよ…」や明らかに公演中の挙動の仕方がお互い異なっていても「お前の素の姿を見れたので、心の底から楽しんでいるようで俺も嬉しいぜ」と言われたので、本当にうれしく感じました。

このようにして、「持つべき者は…」だなと感じました。本当にありがとう。9/1と1/13は共に目指すべきゴールへ共に向かおうな。

ということで、前編(TRUE side)に引き続き、ここまでご覧いただきましてありがとうございました。また9.1アニサマDAY.3や1.13「TRUE 10th Anniversary Live Sound! Final ~集大成~」にてお会いしましょう。それでは。

全ての音楽に感謝…

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