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【前編】〜各々の魂と思想がぶつかり合った2日間〜「TRUE 10th Anniversary Live Tour Sound! vol.9 ~TRUE×FALSE〜」


はじめに

ご覧いただき、ありがとうございます。現地7/9&10に横浜市関内で開催された「TRUE 10th Anniversary Live Tour Sound! vol.9 〜TRUE × FALSE〜」が個人的下半期現場の初陣を飾るには大変相応な公演でしたので、執筆してしまいました。

ぜひ最後までご覧いただけると幸いですので、最後までよろしくお願いします。

開催発表時

まず、はじまりは3月の「TRUE 10th Anniversary Live Sound! vol.8 〜ANISON COLLECTION〜」 内の〜たのしいお知らせコーナー〜にてSound! vol.9開催発表されたことである。

神奈川県民ホール


日程発表が行われた後、「日時は7/9&10です!」と言われ、連番のオタクと「仙台での西武戦、たしかその時期にあったような気が…」や「自分(とうしし)は別コンテンツのイベントと被ってないんよな?…」という形で戦々恐々としていた。

しかしながら、周囲のオタクがとんでもないことを口にする。

それは、「マジかwwwwwド平日やんwこりゃあw有給行使っすねwww」ということであり、連番者と顔を見合わせて失笑していた。

仙台での西武戦との被りは回避されたのだが、平日ということもあって、いくら大学生とはいえ、ゼミや就活、院進(大学院進学のための勉強等が)あるので、懸念点もあった。

しかしながら、社会人よりかは有給どうするか問題等でヒリつきたるものを味わうことが少ない身分であるので、お互い迷いなく参戦を決意。7月に横浜での再戦を誓った。

チケット購入時

やはり参戦を決意したのが、総じてvol.8終了後1週間経過した頃であったので、もちろん先行で叩いた。

その中でもTRUE sideは会場主催元であるBillboard会員先行とファンクラブ先行の2種類があり、受付時期が早かった前者で叩いたことにした。(早ければ早いほど良席が取れるので)

しかしながら、Billboard会員は有料であることが判明し、年会費4,000円を支払わなければならないのだ。これには頭を抱えてしまったが、「推しをより近くで見るのなら1日の公演たりとも、その金額は惜しまん」という連番者の意向を尊重し、ビルボ会員先行で叩いた。(ありがたいことに、オタクから年会費分をちょうだいいたしました)

正直このチケ販売方法にはオタク周辺でもザワついており、自分も「良席確保合戦を防ぐために有料会員が優遇されるシステムは画期的かもしれないが、いくらなんでも4,000円徴収するシステムはぼっ…流石に度が過ぎるのでは?」と感じた。

あと、FC先行や一般だとe+であるが、ビルボ会員だとビルボのオリジナルサイトでのチケット購入や利用を行うので、統一すべきであると感じた。(これが当日災いを招いてしまう…)

FALSE sideの方はしっかりとe+で統一されていたので、特にチケ購入等での混乱はなかった。これにて一旦ひと段落し、7/9&10を迎え撃つ。

TRUE side

1stステージ

会場

そして、いよいよ当日を迎える。

2日前には自分の信仰してる好きなコンテンツの推しキャラを務める女性声優の始球式を猛暑日当日に観に行ったという苦行を行った。その際、熱中症で倒れて関内決戦を棒に振るってしまうのではないかという懸念があったが、無事に乗り越えて当日を迎えることができた。

この日は、自分が好きなコンテンツの1つでもある「響け!ユーフォニアム」最終回後初のTRUEさんのライブでもあったので、「響け!楽曲は絶対1曲以上はやるやろなぁ」と思っており、コンディション調整を万全に行っていた。

自分は前半公演には行かずに後半公演のみで、連番者は全通する形であったが、ホテルに荷物を預ける関係上前半公演開場前に集合した。

すると、ここで予期せぬアクシデントが起きてしまう。なんと、チケットが仕様上分配できずに必ず本人名義での入場が必要であることが判明したのだ。「QRコードスクショして送ればいいっしょ」も通用せずに、挙げ句の果てには本人確認が必要なのではないかという疑惑も浮上した。

この時点で「???」となっていたが、仮に本人確認を行う場合だとしても替え玉作戦を行って身分証明証をすり替えておけば、今後のライブ出禁になる可能性があるのだ。

一応念のため、購入者である自分が連番者と共に会場前に同行し、本人確認を行っているか偵察を行う。

しかし、全然遠くから伺ってもわからず、待機列がなくなって中の様子を伺いやすくなった状況下でもわからなったので、結局閣議の末

「お前が行くべきだ…例えばもし替え玉作戦など行おうものなら夜は入れずに一生を棒に振るうことになる…だから、だから…」的なことを言われた。(わかりやすい表現にするために、こちらで脚色しました)

少年漫画でよくある(?)ような「どちらか生き残れるのは1人のみ」という状況下で兄貴分である人物が弟子に対して「〇〇、お前が生き残れ」みたいな感じで後を託して死別するシーンみたいであった。

一気に全身が脱力感に包まれ、まるで頭を鈍器で殴られたような感覚だった。

本当にまさかこんなシナリオになるとは思わなかった。「昼夜公演のセトリ内容が〜」や「昼公演やってる間にパシフィコ横浜やハマスタ行く予定が…」という感情よりも「昼夜公演行く気満々だったオタクがこんな形で参戦を放棄されることになるとは…」という感情の方が大方を占めていた。

前述した発言を受けた後も、自分は「いや、昼夜公演行く意思を示していたお前が行くべきだ。最後まで諦めるな」と言い返し「いやいや…」と言うやりとりが、しばらく続いた。

開演10分前までこのやりとりは続き、最後の最後まで粘って本人確認が行われているか確認したが、とうとう来るべき時が来てしまった。

「お前が行け…感想、待ってるぞ…」と言われて自分は「(5秒間沈黙しながら)うん、わかった…お前の分まで楽しんでくるよ…また…あとでな…」という遺言ことを言い残して会場内へと突入した。

総括して先に申し上げると、billboard Live Yokohama運営に対する怒りや失望を感じましたね。先行叩くときに年会費を支払うシステムに険しい顔つきをしたことが全てのはじまりであったが、e+等では可能なチケ分配が不可能であり、チケ購入者本人しか入場不可能であるというシステムは前代未聞でありえないことだと感じた。

これによって、昼夜通しで行くオタクが行けなくなってホテルで泣き寝入りしまうという結果を招いてしまったので、キツい言い方をすれば、「またこの箱に行きたい!」と思わないような杜撰な対応であったと感じました。本当に強い言葉で糾弾したい。

(自分が行ってしまった昼公演のチケ代は財政状況が落ち着いたら後々そちらに渡すね)

はいりば(入場)

普段であれば、会場入り口からアリーナへと入る道中はテンションが上がるものだが、この日ばかりは会場運営者に対するやり場のない怒りに満ちており、殺気を放ちながら放心状態で入場を済ませて着席した。

入場時のぼく
(©︎東映アニメーション)

切り替えようにもすぐに心境を切り替えることなど無茶なことであり、これが仮に野球であれば入場せずに帰宅して寝るまでは黙り込んでいたことでしょう。

しかしながら、ライブというものは公演内容や演者で嫌な出来事さえも払拭できる力があるので、自分は彼女のことを信じていた。(この要素も重い足取りながらも会場へと誘(いざな)ってくれたことだと思う)

開演

そして迎えた開演、場内が徐々に暗くなってムーディな雰囲気が演出される。

初手でやった曲は響け!ユーフォニアム3のOPの「ReCoda」であり、早速テーブルに置いていた久石奏ぬいぐるみを手に持って応戦。

変なもんと変なもん

まぁ、響け!最終回直後のTRUEさんのライブでもあったので、初手でこれをやったのは納得した。

演者をモニターなしに裸眼で観測できる位置であったせいか、認知をいただきやすいという要素があった。この地の利を活かし、彼女がこちらを向いた際には久石ぬいを前面に押し出してペンライトの光で照らした。

すると、彼女はこちらを振り向いた際に指を指して笑顔で手を振ってくださった。それに応戦して自分は笑顔で頭を深々と下げて手を振り返した。(お前さっきまで真顔の放心状態で会場入りしてたよな?)

この時点で「やっべぇwww認知貰えたwww」となり、自分の好きな作品である「響け!ユーフォニアム」の楽曲に作詞作曲してくださった唐沢美帆さんに対する僕なりの謝意や敬意を示すことができたのではないかと感じた。

その後、哀愁漂う曲調の楽曲が流れたせいであったせいか、入場前の出来事を思い出してしまい、再び顔面が硬直してしまった。それでもって笑顔で歌ってる彼女に死んだ目で顔向けするのは失礼に値するということで、ずっと視線を降ろしながら音だけを浴びる状態となってしまった。

sincerelyまでこの状態が続いてしまったが、分身が流れたところで転換。どこかドン底にいる自分に対して救いの手が差し伸ばされ、だんだんと上へ上へと上昇してくれた感覚があった。

その後、三種の神器の1つである「飛竜の騎士」が流れて完全に空気が変わった。やはり、三種の神器といわれる曲の1つは流石ゲームチェンジャーであると感じた。

「風を切っていけ 生きていけ 飛竜の如く
創世(はじまり)が満ちるまま 伝説になれ
解き放ていけ 飛んでいけ 命をたぎらせて」

飛竜の騎士(サビ)

このサビ部分が気持ちよすぎてオタクがワイパーするのが壮観すぎるんですよなぁ~デュフフ

そして、間髪入れずにサウンドスケープが流れて頭を抱えてしまう。

この際、アコースティックアレンジを施していたが、どこか2期の苦難や田中あすかと黄前久美子のやりとり等が回想されてド感情になってしまった。(これが明日への布石となる)(大感情の詳細は後編記事(FALSE side)にて記載)

アンコール①

そして、フローズンが終わってアンコールに突入。すると、唐沢美帆さんの口から

「さぁみなさん…ここからはBillboard Live YOKOHAMAだということを忘れて、暴れてください!!!!!」

という発言が飛び出し、「言ったな!!?じゃあそうさせていただくからな!!!?」という形で、初手ReCodaでぶん投げた光る棒を手に持ち、臨戦体制に入る。

すると、アンコール1発目でデュエット曲であるWhite Ambitionsが流れ、箱には相応ではないBPMのピアノのイントロが流れ、頭に電流が流れるほどの衝撃を受けた。

「演者が『会場コンセプトを一旦無視して楽しもう!』という形で誘(いざな)っているというのに、高まってる姿を見せないでどうする」という信念に基づき、自分は着座しながら終始光る棒と肉体を振り回していた。

「おい!それを明日のFALSE sideでもやりなさいよ!!!!!」(褒め言葉)

という感想を抱きながら、頭上で割れんばかりの拍手を送った。本当にTRUE sideのみで消費するのがもったいないくらいだった。

やはりデュエット曲というもの、歌い手同士の魂と魂のぶつかり合いが合って良いものですな。

〜たのしいお知らせコーナー〜

そして、アンコール後1発目に行われた〜たのしいお知らせコーナー〜にて、10周年ツアーファイナルの概要が発表された。

まぁ、然るべきタイミングで10周年ツアーの最終公演が発表されるだろうと思っていたが、問題は場所だ。今まではホールでのライブが多かったが、FALSE sideでのオルスタを契機に、最終公演もオルスタか?(できればZeppが良い)

はたまた、東京ガーデンシアターやパシフィコ横浜等の着席ありきのライブか?

予想がひしめく中で発表された箱は…

唐沢美帆さん「場所は…Zepp DiverCity TOKYOです!」

ぼく「や゙っ゙だー゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙ー゙!゙!゙!゙」

ビルボ横浜だということを無視した高まりムーブをしていたことも相まって不意に絶叫してしまった。(周囲のオタクの方々、ごめんなさい)

僕がここまで絶叫し(てしまっ)た理由は、「①TRUEの曲をオルスタで浴びる機会が訪れることが嬉しかったから」「②今公演では、立って暴れたくなるような内容であり、僕にはオルスタがお似合いだと思ったから」の2つある。

まず①について、今まで自分は、2023年6月にフォロワーから初めてTRUEのライブに誘われて以降、ずっとホールでのライブであり、

「唐沢美帆さんが轟かす音をオルスタで浴びてみたい。自分は別現場でオルスタを経験したことがあるけど、彼女の公演のオルスタだとどんな光景なんだろうか?」

という考えが芽生えてしまった。そんな矢先でFALSE sideでのオルスタ開催が発表され、それに続けとばかりに〆もオルスタ開催であるのだから、そりゃあ大感情になりましたね。

そして②ついて、前述した箱のコンセプトを度外視した内容や響け!楽曲、三種の神器楽曲で高まる姿を見せないのは無理があろうと感じ、せめて「ビルボのような大人しくすること強めの箱はやめてね」と考えていた矢先に暴れ放題のオルスタの箱であるかつ、幾多のアーティストが聖地と定義してると言っても過言ではないZeppでの公演なので、こちらも大感情になった。

アンコール②

お知らせコーナー後のアンコール曲は「Blast!」であり、久石が登場した初作品である劇場版第1作のEDでもあるので、サウンドスケープでは掲げなかった久石ぬいを再び掲げる。(というか、サウスケ時は大感情になりすぎて掲げるのを放棄していた)

サビ突入前の1番「心の音が響いていく」と2番「気づけば特別になった」の所で通常ならば飛びポをかますところであるのだが、着座強制の箱ということもあり、久石ぬいを小ジャンプさせたり響け!カラーの黄色い光る棒を天高く掲げて代替した。

終演

そして、全曲終了後に唐沢美帆さんを含むバンドメンバーが退出して、割れんばかりの賛辞を送る。彼女ら御一行の姿が見えなくなってからは右隣のオタクに対して

ぼく「先ほどはBlast!で久石ぬいを落とした際に拾ってくれて、申し訳ございませんでした&ありがとうございました!」

オタク「いえいえ!大丈夫ですよ!飛び禁であるかわりに、飛びポでぬいぐるみ上げてるのが良いなと思いましたよ!笑」

ぼく「ありがとうございます!僕なりの工夫ができたかなと思いました笑
次の2ndステージもやってやりましょう!笑」

~拳を交わす~

という一期一会の縁を大切にするやりとりを行い、会場を後にする。そして、一目散に2ndステージでの連番者が待ち構えているホテルの一室へと向かう。

ドアを開けたぼくの第一声「お前""も""来るべきだったんだよ!!!!!」

(「が」ではなく「も」という部分が単番よりかは連番した方が良かったという満足度が高かった心境の変化の表れでもあると感じたので、恐らく1st公演行った者が逆だったらこの名言セリフは生まれていないと思う)

指を指しながらこう言い放ち、実施曲や会場で起こったことは一切話さずに入場までネタバレ防止に努めてた。

入場時は、前半公演での足取りの重さがどこか嘘かのような形でスムーズに足取りで入場できた。

2ndステージ

※1stステージとセトリがほぼ同内容であるので、ここでは異なる出来事を記述していきたいと思う。

開演

まず、1stと同様に場内が暗転してから盛大な拍手で唐沢美帆さんが壇上に登場したが、なんと服装と髪型が違っていたことに気がついた。(1stでは髪を結っていたが、2ndでは髪を束ねていた)

これも、通しで行ったオタクを喜ばせるため&違う雰囲気を醸し出すための演出であると感じた。

1st同様に初手ReCodaを実施したが、今度は彼女に違うアプローチを施した。1st公演時には久石奏ぬいぐるみを掲げていたが、それに付随する形でチューバくんタオルを手元に広げていた。

上段のタオルは、原作者の苗字入りタオルです

すると、1st同様に彼女がこちらを振り向いた瞬間に例のブツ2点を頭上に掲げると、指を指した後に笑顔で手を振ってくださったのだ。

これに対して自分は満面の笑みで会釈して手を振り返すなどして応戦。2回も連続で響け!オタクであることの誇示と唐沢美帆さんが当作品に作詞・作曲として携わったことへの敬意・謝意を示すことができた。

この出来事にはさらに続きがある。たしか「パズル」or「終わりたい世界」終了後に行われたMC後の出来事だったような気がした。

唐沢美帆さん「TRUE sideへようこそ!…いつもと違うコンセプトライブであるせいか、みんな緊張してるかな?…緊張している人は手を挙げてみて!」

ぼく「(ふざけて手を少し挙げる)」

唐沢美帆さん「(こちらを指さして)絶対緊張してないでしょ!笑。だって、奏ちゃんと『北宇治ファイト―!』のタオルを掲げてたし笑」

ぼく「(チューバくんタオルを頭上に掲げる)」

唐沢美帆さん「そうそう!それそれ!笑」

ぼく「(頭を深々と下げて笑顔で手を振り返す)」

認知をいただいてしまった…しかも2度目…。もうこの時点で”勝ち”が確定してしまい、この日一番の高まりを得てしまった。

Divine Spell

1stでは「飛竜の騎士」をやったが、同様の三種の神器のひとつである「Divine Spell」を繰り出してきた。天井を見上げながら両人差し指を天に高く掲げる。

「サビの『光かざせ 愛をかざせ』の部分で光る棒を持たないでどうする」という吟持から迷いなく光る棒を手に取り、振り回して自分なりの盛り上がり方を遂行した。

アンコール

その後はというもの、White Ambitionsでは1st公演よりも着座しながらの多動を施し、右腕と首を酷使。「たのしいお知らせコーナー」では2nd公演しか来てないオタクたちに配慮してファイナル公演決定の概要を知らなかったふりをした喜びを行う。

DREAM SOLISTER

「〆Blast!やろなぁ…」という形で光る棒のスイッチを黄色に切り替えて久石奏ぬいぐるみ&チューバくんタオルを手に持って臨戦態勢に入った瞬間のことだった。イントロがドリソリであることに気づき、久石ぬいをテーブルにぶん投げ「え?え?え?」と困惑しながら、「叶えたいことがあふれてるから~」の部分で無意識的に周囲のオタクに合わせてクラップを行ってしまう。

まーーーーじで、不意打ちすぎた。いや、いくらなんでもアニメ終了後の初のライブとはいえ、ここまで響け!楽曲を(アンサンブルを除く)ほぼ全曲実施するとは想定もしていなかったし、丁重に扱ってくれたことに対する感謝で溢れていた。さらには、TRUE唐沢美帆さんへの元々あった信頼度がさらに上昇したのだ。

この瞬間、「勝てる…いや、もう"俺の勝ちだ"…」という形となり、失礼ながらも10年以上も彼女のファンであり続けていてリリイベ全通している連番者のオタクを差し置いて、完全にbillboard live Yokohamaを自分のホームグラウンドと化すほど、ホームジャックに成功したと思う。

肝心な本編はというと、「響け!」「拓け!」の部分で椅子から立ち上がりそうになるくらい飛びポをかましたり、ラストの「ラーララーラーラー君の声~聞か~せて欲しい~よ~ラーララーラーラー終わ~らない~音楽は~続いていく~」を1ターン目で大合唱したり、2ターン目ではオタクだけの声で轟かせたのがなんとも爽快であった。

その後、バンドメンバー紹介と「明日、また会おう!」的な挨拶を行い、3ターン目で唐沢美帆さんと共に大合唱を行い、ドリソリは幕を閉じた。

終演

前述した通り、自分は彼女に対する敬意と謝意を示すために1st公演よりも盛大な拍手を行い、会場コンセプトを無視して「ありがとーーーーーう!!!!!」と大絶叫をかまして終了。

最後には周囲のオタクと拳を交わして「ぬいぐるみの立て方を教えてくれてありがとうございました!」ということを述べて退出。

退場してからホテルに着くまでの帰路は、箱に対する憎悪がどこか嘘かのように満足感と徒労感に苛まれていた。

しかしかしながら、どこか連番者の様子がおかしかった。ずっと黙り込んでおり、ド感情になりすぎて口を閉ざしていたのか…と勝手に推察した。

それもそのはず、彼は終始不動を貫いており、高まりを超えた不動というのはよくあることなので、納得していた。

(現に自分も2月の別現場にてZepp柵前最前だったことに腰を抜かして演者を終始見つめていたので不動だったもん)

一方で、響け!第2期11話で高坂麗奈が黄前久美子に「私がなんで怒っているか、わかる?」って言い放ったシーンのように口を聞かなくなるほど「俺悪いことしたか?」という思いもよぎった。

それについては前述した通り、箱のコンセプトを逸脱した多動や絶叫を行っていたことが心当たりがあるのだ。

重い腰を上げて彼に「そ、その…さっきは暴れまくって…ご、ごめんな…」と言うと彼は僕の肩に手を置き

「今夜はお前の"勝ち"だよ…むしろ、あんな楽しみ方をしてくれるのは予想以上だし、嬉しかった。ありがとう。今夜はお前の夜だ笑」

的なことを言われて、抱擁を交わ…とまでは行かなかったが、何か不安がっていた僕を嘲笑うかのような予想斜め上の返答であったので、大変嬉しかった。

(ちなみに、なぜ俺が話しかけるまで無言だったかというと、ただ単に公演中のアルコール摂取&長距離移動による疲労が原因とのこと)

とりあえず、ホテルに着いてから就寝するまでも上記で前述したような出来事を話し、口が回らなくなるまで話したので、自分がかねてからツイートで

「ライブ後の打ち上げでの話の内訳がライブ10割だと、とてつもないインパクトであるということになる」

ということを提唱していたが、まさにそれが実現した形となった。

まとめ

当初は、Billboard Live Yokohamaの運営サイドに対する憎悪に満ち溢れていましたが、結局は「終わり良ければ全て良し」で公演内容によって相殺されてしまいました。

もしかしたら何らかの機会で当箱を利用する可能性だってあるかもしれないので、運営体制を見直して気持ちよく遺恨なしでライブに臨みたいものですね。(箱自体に罪はなく、ユニークで面白い箱だと思いました)

自分の好きなコンテンツ作品の曲がほぼ全曲披露され、それ以外の強曲も披露されて心の底から楽しめる内容であったので、翌日への布石となりました。

この流れで行くと、さぞかしFALSE sideのことが記入されているのかと思いきや、軽く10,000文字超えてサイトの動作的な観点から見にくくなると思われるので、別記事にてご紹介致します。

とりあえず、まずは前半戦をご覧いただき、ありがとうございました。後半戦でまたお会いしましょう。

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