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6/28 ライオンズ山形遠征 備忘録

はじめに

ご覧いただき、ありがとうございます。

現地6月28日(日本時間)に行われた、きらやか銀行スタジアム山形においての楽天vs.西武の一戦。この試合があまりにも最高の思い出すぎてツイートするだけでは物足りないため、長文ブログを執筆してしまいました。

長文にはなってしまいますが、最後までご覧いただけると幸いです。よろしくお願いします。

日程発表


今思えば、今回の山形遠征の始まりは昨年11月9日の日程発表であった。「まぁ昨年久々に楽天が山形で主催試合したのだから、今年は我々の番であったらいいな~の感じで」「今年の楽天主催試合はどこの曜日に集中しているのだろうか」という程度で日程を見た。

すると…

「E-L(山形市)18:00」という表記を見て、思わずこれ↓

山形市の開催の一報を知ってフォロワー一同は「今回の地方球場メインイベントは山形か!」「山形行ったことないから楽しみすぎる。旬であるさくらんぼ食べるぞ~」という形で皆歓喜していたが、自分は「故郷でやっと開催されるのか…」という異なる形で喜んでいた。

実のことを言うと、まず自分は今回の開催地である山形県出身であり、自分がライオンズの外野応援デビューしたの2018年から主戦場である仙台まで実家から在来線&高速バスで片道約2時間ほどで毎回通っていた。

そこで「いつか山形で西武の試合を開催してほしい…『球場まで行くのが楽になるから』という理由では一切なく、同じチームを応援する者たちに僕の故郷の雰囲気を共有して味わってほしい…」という思想を抱いていた。

この思いがより一層強化された出来事があった。

それは、2018年7/8の仙台での試合終了後のビジョンに表示された次回試合の詳報で「きらやかスタジアム山形」という文字を見て「西武も山形で試合をしてほしいな」と思ったことであった。

この日は延長11回に勝ち越しタイムリーを決めて延長戦を制したが、二次会後にビジョンに表示された「NEXT GAME 7/10 18:00 東北楽天ゴールデンイーグルスvs.オリックスバファローズ きらやかスタジアム山形」という文字を見て「そういや、今年の山形での楽天主催試合は2日後のオリックス戦か。まだ1回も楽天主催での西武戦をしたことがないので、いつか西武も山形で試合をしてほしいな」と思いながら、仙台駅まで帰路についていた。

それからというもの、その年の日程発表を見て「あぁ…2019年の山形主催試合はまた2年連続でオリックスかよ…流石にまだ公式戦してないロッテor西武が来ると思っていたのに…」と落胆し、その翌年からはそもそも山形主催試合すら実施されなったので、年々期待が薄まってしまった。

しかしながら、それから6年…ついに西武が史上初の楽天主催山形試合の相手となったので、外野応援民を生業としている自分の目標のひとつである「故郷での試合」という目標&念願を果たすことができた。

試合開催前

前述した通り、試合開催地である山形県は自分の故郷であるので、日程発表時から試合開催日まで年末年始や春休み等の帰省で訪れるケースが多かった。

帰省時には「実家に帰ってきたので、若干懐かしい感じがするな…」や「学生時代の友人らと会えるぞ」という形の感情を抱いていたが、別にそれが特別な感情か?と言われると、そうでもない感情であったので、山形で試合が行われるという実感が正直体感できなかった。

しかし、5月のGWに帰省した際に山形駅で見た試合開催を告知する垂れ幕を見た際に「いよいよ約2か月後なんだな…」という形で実感が湧いた。

山形駅構内にあった垂れ幕

さらに、試合開催月である6月に突入した際に「山形でオススメの飲食店はここ!」や「山形での試合の翌日には仙山線よりも本数が多いので、高速バス利用がオススメです」等のツイートがTL上に散見されたので、この出来事もさらに実感が湧く決定打になった。

試合当日1週間前

いよいよ試合当日1週間目になると準備やらシート貼り作戦等で事態が大きく動いた。シート貼りについては「この時間に実家を出れば、10時のシート貼りに間に合う」「それぞれシート何枚持っていけば大丈夫そう?」等の相談を関係者らと行っており、「指定席以前の時代はこんな感じでみんな相談していたのだな…」という感想を抱き、どこか新鮮だった。

やはり未知数であったので、策略を練るにあたって大変なことばかりであったが、各々の知恵や周囲の理解と協力があったおかげで軟着陸することができたので、謝意を示したい。

あと、荷物等の準備は「今回は日帰りであるおかげか衣服や洗面用具を持参せずに済むので、大量に飲食物を持ち込めるぞ」「スペース浮いた分タオル持参するか」等でウキウキしていた自分がいたことが記憶に新しい。(遠征前の準備あるある?)

そして、シート貼り作戦相談や荷物準備等が前日に終わって「いよいよ明日だ…」と思いながら中学時代の友人らと山形市内で遊んでいた際にあの一報が入った。

花咲徳栄デーで西川を先発出場させなかったケースを受けて「流石にあの監督ならやりかねないだろ…」という思いも若干もあったが、マジでやりやがった…。

試合24時間前にこんなことさせるのだから、たまったもんじゃあない。せっかくの菅井投手の地元凱旋登板であり、しかも誕生日という、体調不良でない限り回避させる理由はない条件がこのうえなく揃っているのに…。

これには本当に落胆した。僕と同郷の投手の凱旋登板でせっかく彼の友人らが晴れ舞台を見に来ていることやこの日のために気合を入れて菅井のゲーフラを作成した友人を踏みにじるような筆舌に尽くしがたい出来事であった。(さらにたくさん言いたいことがあったが、書くと収集がつかないため、ここまでとさせていただく)

しかしながら「明日は楽しんだもん勝ちなので、全力で楽しませていただく」という面持ちに切り替えて、友人らと居酒屋で雑談をして入浴して就寝することで辛いことを忘れた。

試合開始前

そしていよいよ起床し、朝食摂取&身支度を整えて8時の在来線に乗り、山形駅へ向かう。

この時間の電車に乗るのは久々であり、仙台での楽天戦デーゲームに行くために乗車したりしていたが、いつのまにか4両編成から2両編成になっていたせいで立ちっぱなしの乗客で埋め尽くされていたので、「なんで通勤・通学客で溢れるのに2両編成にしたんだ」と思った。

そんな感じで、いつも高校時代まで通い詰めていたルートであったが、今回ばかりは「このあと山形で会わないような人物らと会うのか…」というどこ違和感&新鮮な気持ちで電車に揺られていた。

山形駅に到着した際には、改札あたりで「Lions」などと書かれたリュックを背負っている人を見かけてテンションが上がり、立て看板だったり垂れ幕を見てようやく実感が湧いた。

人生3度目のきらやか銀行スタジアム山形
高校2年時の県大会の全校応援で駆り出されて以来5年ぶりとなる。

その後、球場に到着してシート貼りエリアで関係者らと無事に合流してなんとか開始時刻である10時前には間に合った。

上には上がいるもんだな…

その際、度肝を抜かれた光景を目にした。実は自分の前には若干8名くらい並んでおり、10時頃には後列にたくさん並んでおり「あれ?平日の朝だよね?これ16時(開場時刻)じゃないよね?」と思うほどであった。

そして、係員の指示が中々伝わらずに困惑した場面もあったが、新聞紙やレジャーシートを貼るなどしてなんとか待機列確保に成功。

無事にシート貼りを終えた一行はぞろぞろと駅や駐車場方面に向かっており、我々も最寄り駅へと足を進めていた。

高校時代には大盛りがデフォルトだったのに並盛りでヒーヒー言うようになっから、歳取ったもんだ

その後は、僕が高校時代行きつけだった店である山形駅前の「らーめんぬ~ぼう」にて昼食を食べた。爆中華(並盛)¥850をいただいたが、チャーシュー2枚目を口に入れたあたりからキツかった。一応言っておくが、さらに「大盛」「特盛」サイズがあるという事実。

しかしながら、物価高という昨今である中、1000円を超えずに高校時代から変わらない価格で提供されていたことに驚き&「学生の味方であり続けてくれ」と思いましたね。

その後は山形駅から山形県上山市(かみのやま温泉駅)へと向かう。(なぜそこへ向かったのかは察してください)

JRかみのやま温泉駅

まずは上山城へ向かい、城内へ突入。個人的には遠足や社会科見学等で5度も訪れたことがあったので、お腹いっぱいだった感があった。しかしながら、普段は別の場所で会うことが多い連れ2人を僕の地元の観光名所に連れていくという何とも新鮮な形であったので、今回ばかりは楽しみだった。

上山城

しかも、連れ2人は史学に精通しており、今までとは異なるテイストで場内展示を楽しむことができたので、まるで追加料金なしでガイドを雇えた形となった。

その後は温泉街を練り歩き、シュークリーム店を見て(ラーメンの影響で買ってない)駅に着いて上山観光は終了。

女性声優が訪れた温泉旅館で同様のポーズをするバカ

正直な所、時間があれば駅東側にある中学時代の通学路だったりを回りたかったけど、時間の制約があるので回れなかった。その際に連れ2人が「もう球場行かずにずっと上山観光でいいよ~」というジョークを述べており、僕の地元を魅力に感じていたようなので、嬉しかったです。

その後、かみのやま温泉駅から山形駅まで乗車したが、当駅にはなんと楽天ファンがいて我々はそれに異常対抗する形でユニフォームに着替えるなどした。正直、かつての最寄だった駅で西武のユニフォームを着ているという光景はなんとも新鮮な形であったと感じた。

山形駅到着後「羽前千歳からシャトルバス乗っても人やばそうだし、山形英気直通のシャトルバスに乗るべw」という形で500円を支払い、無事に渋滞に巻き込まれることなく15:30前には球場到着。また朝と同様のシート貼りの位置に到着して顔なじみの方々とご挨拶&雑談をして開場を待っていた。

開場時

そして、開場時刻である16時になる。すると、一気に出走して場所取りを行い、なんと我々は関係者の尽力もあって最前列である柵前を確保することに成功。恐らくこれは野球現場では人生初の出来事かもしれない…。

そんな感じで最前に荷物を置けるわ、間近でプレーを見れるわで、もうテンションが上がっている状態だった。

場所取りもひと段落したところで連番者が「いやーまだ16:30か。試合開始までまだまだあるねー」と言われたが、自分は「いや、この雰囲気を味わうだけでも充分時間を潰せるよ。」的なことを言った。それほど、観戦人生の中で一番「この時間が続いてほしい」と思っていた。

この時間は大体、ビジターチームの選手が練習を行っているが、なんと我々の間近に菅井とヤンと羽田が!(菅井は画像なし)

ジェフリー・ヤン
羽田慎之介

菅井が近くに来た際には「お誕生日おめでとうー!」やバースデーソングが歌唱されており、手厚い歓迎っぷりだった。

羽田は「菅井と共にエースになってください!」「先発として頑張ってください!」等のエールが送られて笑顔で応えていた。(追記:この4日後の7/3vs.ホークス@東京ドームにてプロ初先発登板を果たす)

もちろん、こんな間近で選手を見れるのは人生初の経験であり、激励メッセージを直接送れて、あたかも一眼レフで撮ったかのようにiPhone12でもこんなクリアに撮影できたことに驚きを隠せなかった。

いよいよ17:30になってスタメン発表の時間が訪れた。東北の地での楽天主催試合でトランペットが鳴り響くという経験を味わい、故郷である山形の地で我々の声を轟かせることができるという喜びからか脳汁が放出され、恐らく開幕戦よりかは声が出てたと思う。

試合開始

そして試合開始を迎え、攻撃開始ファンファーレを行ったあとに東北サンバが実施され、開幕戦と同様な流れに対して、高まりを見せた。

試合の概要をざっくり紹介する。守備面については、今井が序盤こそピンチを迎えたが徐々にテンポアップして抑えるようになり、8回無失点という素晴らしい投球で対楽天戦13連勝。9回のアブレイユはピンチこそ招いたものの、三者連続凡退ピッチングを見せて難なく抑えた。一方で攻撃面はというと、4回に岸のタイムリーで均衡を破り、7回には外崎のホームランで2点追加。8回には山村のダメ押しタイムリーで1点追加した。合計8安打4得点という大量得点であった。(当社比)

さて、ここからは応援やビジター外野エリアでの出来事についてお話しする。

まず、今井が好投を続けていくことに比例して抑えたときの声量が次第にアップし、特に象徴的なシーンが4回表2アウト2塁時に浅村を空振り三振に抑えたときだ。この盛り上がりは仙台のときよりかはあったと感じた。

4回に岸が先制タイムリーを打った際には、どこか緊張感が若干ほぐれるような形で周囲とハイタッチをして「このまま勝って逃げ切って最高の1日にするぞ」という欲が高まった。

5回終了後にはイニング間イベントで花笠踊りが披露され、トイレから戻ってきた自分は連番者らから「とうしし!(山形出身だから)花笠踊れるから踊ってw」と言われ、小学校1、2年生時の課外活動?的なやつで行った経験を活かし、配布された花笠型うちわを持ちながらぎこちない踊りを披露した。

すると、後方から笑い声が聞こえて「変なクネクネ踊りしてるやついるぞw」という形で笑われているのかと思い、後ろを振り向くと

花笠音頭に対抗する形で掲出された「花笠ヨリ炭坑節」ゲーフラ

「花笠ヨリ炭坑節」という同じ民謡である花笠音頭に対抗する形で炭坑節(西日本の試合で勝利時に流れる福岡県の民謡)を強調する非常にユーモラスなゲーフラが掲げられていた。

これが原因で笑いが起きていたが、山形出身の自分でさえ、これには思わず脱帽した。また、ゲーフラを掲げていた方もイニング間場内イベントで花笠踊りが実施されて掲げる最高のタイミングであったと思うので、この日のために制作したデザインを披露できて凄く嬉しそうだなと予想した。

自分の変なクネクネとした踊りのことで笑われているのではなくて、本当に良かった…

これにて5回を迎えて試合成立ということで、これから雨が降ろうが僕の故郷での試合を行ったという証になるので、点差も相まって緊張感が増してきた。

6回には中村のツーベースから外崎がツーランホームランを放った際には、打球がレフトに飛んだ瞬間に大声を出し、塁審のホームランジェスチャーを見た瞬間「っしゃああああああ!!!!!」と腹の底から声を出して飛び上がった。その次に周囲とハイタッチしながら肩を組んで回転し、この日一番の盛り上がりを見せた。

ちなみに、肩を組みながら回転することは、座席のある指定席では当然行えないことであり、障害物のない外野芝生エリアだからこそ行えることだなと思った。

7回にはラッキーセブンを迎えたが、自分は2連結以上したタオルを掲げ、周囲は規定サイズを超えたゲーフラを掲げていたので、これもフランチャイズ球場ではできない地方球場ならではの要素であると感じた。(係員は飛んでこなかったので、やりたい放題)

球団歌を自分の故郷の地で轟かせ、観客(特に自分の親族や友人ら)にインスパイアを与えるという目標が達成され、壮観だった。

8回は恐らくこの日一番の盛り上がりと言っては過言ではない局面となる。

まず、先ほど2ランを放った外崎がツーベースを放ち、チャンステーマ2(民族大移動)が発動。これは神宮や地方球場の芝生エリアではお馴染みのチャンテであり、左右にシャトルランのように大移動するのが醍醐味である。

もちろん、前述した通りに大多動をしたが、中には裸足で多動をした者や上裸になっていた者もいた。(しかしながらプレー中断時には、裸足で侵入してしまったシートの持ち主に対して謝罪したり、ズレてしまったシートを協力し合って直していたことは書き記しておきたい。)

そして、2アウトになって迎えたバッターの山村の打席にてスリーベースを放ち、連番者らから肩を思いっきり両サイドを10回ほど叩かれて、危うく胴上げされそうになったことは記憶に新しい。(流石にリスクを伴うので実施されなかった)

そして、続く長谷川の打席でチャンステーマ4が流れてこの日一番の脳汁が放出される。このとき、「故郷にチャンステーマ4がようやく、ようやく轟いたんだ…」という形で感極まって前奏終了と同時に視界が霞んだ。

しかし、デットボールを喰らってしまい、態度を豹変させてこの日一番の怒号を解き放ち、フラストレーションを発散させた。

気を取り直して、続く古賀の打席では先ほど怒号を解き放ったことによって感動よりかは、高揚感に満ちており、思う存分ジャンプ&腹の底から声を出した。

結果は残念ながら凡退であり、チャンテ2と同様に長時間轟かせたかったのが本音であるが、そもそもチャンテ4をやったこと自体に意義があると思ったので、満足だった。

9回裏を迎える前、8回まで投げていた今井が降板して「菅井登板ラストチャンスか!?」と口にしていた者もいたので、自分は菅井ゲーフラをこの日のために作成していた関係者に定位置を譲り、万全の態勢で待つ。

しかし、「ライオンズのピッチャー、今井に変わりまして、アブレイユ…」と場内アナウンスされ、我々一同は落胆して「なんでだよ!」と叫ぶ者もいた。

たしかに4点差とはいえ、9回アブレイユがセオリーだが、「菅井凱旋登板回避」という我々にとっての傷が浅いうちに、せめてもの途中登板させて「一切出ないよりかはマシか」という形にさせるべきであると思った。これにより、さらに傷が深抉りされましたね…。

そんな感じで、アブレイユを菅井だと思い込んめゲーフラを掲げて我々なりの形で抗議の意思を表明した。

9回裏に入り、先頭打者をツーベースで出してしまったが、2アウトに至るまで段々声量が大きくなり、迎えた最後の打者を2ストライクに追い込んだ際も声量が大きくなった。

そして、セカンドゴロで打ち取ってゲームセットになった際は地鳴りのような声援で鼓膜が破れるほどの歓声が轟いた。手がちぎれんばかりに周囲とハイタッチを行い、悲願である故郷での試合の勝利を果たした。

4-0

試合終了後

勝利後には当然のように二次会が行われるのだが、やはり故郷での試合後に行われる二次会は普段よりも格別なものであった。

諸々の活躍選手コールを終えると地元出身の菅井が当然コールされ、ハッピーバースデーソングと共に歌唱したので、ここでも凱旋登板を見れなかった悔しさが表れた。

二次会後には「山形!ライオンズ!」というコールが自然発生し、当地域にあるプロサッカーチームのモンテディオ山形の「山形ディオ!」を模したコールだと思い、どこか親近感たるものが湧いた。

そして、シートや私物等を急いで撤収し、関係者ら…いや、戦友らとの写真撮影を行った。

何かことあるごと(今季初試合や最終ゲーム、3タテ達成時等)に写真撮影たるものを行っているが、もちろん山形で行うことは初めてで「いつか彼らと自分の故郷で大集合写真を撮って記念にしたい…」という目標があった。

しかしながら、数年にあるかわからない故郷での試合で、それが成就したので、普段の写真撮影とは違うものがあった。

写真撮影が終了し、観戦位置から退場口までの足取りというのはどこか重く、勝利した達成感よりかは「終わってしまった…」という虚脱感の方がどこか大きいものがあった。

退場後

退場口からバックスクリーン側の外周を回り球場正面で知り合いらと挨拶を交わして解散した後、山形駅方面のシャトルバス乗り場へと向かった。乗車すると、驚きの光景が広がっていたのだ。

それはなんと、車内全員が西武ファンで埋め尽くされて満席となっており、楽天ファンが1人もいなかったのだ。ちなみに言っておくが、これは楽天主催の山形での試合であり、来場者はもちろん西武ファンより楽天ファンの方が多い。

流石に、ビジターホーム問わずに敗戦チームファンは勝利チームファンよりは早めに帰るという風潮があるが、いくらなんでも楽天ファンが車内に1人もいないことには驚きを隠せなかった。

ちなみに、バス車内では「西武ファンしかいなくないか笑?」や「芋煮食べたいけど、この時期旬じゃないのが残念だな~…」「明日バスで仙台出る前に駅前のラーメン屋(前述した店舗)で食おうぜ」等の会話が繰り広げられいた。

全員が全員同じチームを応援しているという要素から、どこか修学旅行や遠足帰りのバス車内のような試合中の殺伐とした雰囲気とは異なる、ほのぼのとした雰囲気が漂っていたのが良かったと感じた。

山形駅で下車し「さぁこれから自分がよく帰省した際に友人らとよく利用する店舗で飲み会…!」と行きたいところだったが、早朝から行動してムチを打つかのように試合中バカ騒ぎして翌日の昼に仙台へ移動することは健康上のリスクが伴う危険性があると協議の上で判断し、断念。

正直まぁ、首都圏在住者の者は金額抜きにすれば約2時間半で山形に行けるし、東北在住者は仙台と福島であればいつでも行けるので、慌ただしくない状態で別の機会に観光&飲み会(「山形遠征の思い出ふりかえろう!」的なことで)でもしたいですね。

そして、山形駅の改札前で同伴者らと言葉を交わして解散し、各々は駅前のホテルへ向かい、自分は実家最寄り駅へ向かう在来線へと乗車した。帰路に着く際、仙台西武戦から実家へ帰ることや高校から下校することとは、また何か違う特別な感情(これ本文で何回多用してるんだ?)で新鮮味があり、車窓から見える景色というのは何か違って見えていた。

そして、電車に揺られた後にようやく実家に到着。衣類を洗濯機にぶち込む→文化放送での今日の試合をタイムフリーで聴きながら即入浴→食事→後片付け→明日の準備→応援動画等を漁り、それを見ながら保湿クリームを塗る→就寝。

結局就寝時間は空も明るくなり始めた朝4時であった。

これにて、僕個人的には山形遠征が終了しました。お疲れ様でした。

まとめ

ということで、自分が外野応援を始めた2018年から切望していた山形開催がようやく昨年11月に決定して今か今かと楽しみに待ちわびて有事(not金子侑司)等で中止にならずに、無事にこの日を迎えることができました。

しかも、大量得点(当社比)で完封勝利というこの上ない完璧な展開で勝利したという最高な形となり、試合以外の要素も楽しかったので、最高の思い出となりました。

正直こんなこと言うのも野暮ですが、非山形県出身者のみなさんも今回を楽しみにしていたと思いますが、自分は違った形の信念や思想を持ちながらこの日を待ちわびていたので、恐らく西武ファンの中で一番山形試合を心の底から楽しめたという自信があります。

今回は本当に"18"19年のような盛り上がり方であり、外野応援デビュー時の初心を思い出させてくれるような形であったので、今現在成績が芳しくない状態であろうが「まだまだ西武の外野応援も捨てたものではないな…」と感じました。

本当に西武ファン各位が山形を楽しんでくれてるツイートが多くて大変嬉しかったので、お礼を申し上げたいです。ぜひ今度は試合以外の用途(観光や旅行等)でもまた訪れてくれれば幸いです。

冒頭で「長文にはなってしまいますが…」と事前通告はしたももの、結局10,000万字に迫る勢いの長文になってしまって大変失礼致しました。

しかしながら、本当にここまでご一読いただき、ありがとうございました。

またどこかの現地&「2024仙台西武戦ふりかえり総決算記事(?)」でお会いしましょう。

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