タラコの玉の間攻略19　バックの仕掛けの是非。

2024年9月13日 04:21

東１局

夢も希望もない配牌。ここで３色に手役を限り、９ｍチーをして、24pを落としていった。

上家白ポン打６ｐここで持ってきた３ｐ。実はこれで1000点の放銃をするのだが、全く危ないと思っていなかった。この３ｐは間３ｐで当たるのだが、なぜ当たったか逆算して考えてみる。
この時、ピンズを最初2246ともっていたことになる。完成された面子２つ雀頭１つ＋2246白白とあるイーシャンテンにおいては、赤受けを残すために、打２ｐと打つことになる。そうして白をポンすると、場況や出あがり率の高い打６ｐとして間３ｐに受ける。こう考えると、この切り巡に筋の３ｐは安全とは限らないのだ。しかし、この手牌の聴牌確率はそう高くないししゃーない放銃だったかな…
さて、ここで再度今回のテーマであるバック仕掛けの是非について考えてみる。

さて、この局面で９ｍをチーしたのは本当に得であったのだろうか。

この手牌仕掛けようがおそらく一番手で聴牌する可能性はかなり低い。なぜなら、辺張のネックが二つも残っているからだ。また、自分が赤もドラも持っていない。これらは赤あり麻雀には7枚含まれている。他家３人は捨て牌も含め、約５０枚の牌を持っている。これは王牌とほぼ同じ。なら、配られているドラの数は3~4枚くらいの確率が高い。そう考えると、この３人は一人あたり１枚程度ドラを持っている。なんなら、ドラ２の人が一人くらいいてもおかしくない。また、雀魂における平均上がり巡目は12巡くらい。そのことを考えると9巡目位にリーチがきて、12巡目位に上がるドラ１かドラ２の人というのが一人くらい現れそうに思えてくる。これらを考えていくと、このチーにおいて、私はかなり損をしてしまったように感じる。
実際のこの時の手牌を見てみると

対面がドラドラ。上家はリャンシャンテンで白を持っている分スピードもある。下家はタンピン系の手牌。うん。私の手牌が一番悪いです。わかってました。上がり率より、放銃率を上げてしまう仕掛けだったのかもしれませんね。安かったのは幸い。一方仕掛けに良い点があるとすれば、私の仕掛けを見て、他家もスピード重視の手牌にしてくれること。しかし、まだ東発であり、他家は打点が見れるなら見ていきたい盤面なため、それもあまり意味をなしていないと思える。よって、この９mチーは悪手の烙印を押されても仕方がない気がする。

東２は横移動。

東３は真っすぐ手を進め1300/2600　の和了。

東４局。なんとドラ４の聴牌を入れる。ここでモータルは立直を推奨。東バックなので、5pそして、赤５ｐで上がれないのを痛く見ている。また、足止めで自摸抽選を多く受けたい狙いもあるのか。しかし、私はダマ。シンプルにダマとリーチでの東の出上がり率に大差が生じると思ったからだ。打点は当然18000と十分。５ｐは手牌に使われている可能性が高いため、５ｐで上がれないのもそんなに痛くないとみた。結果は…

上家は東を止めたのはさすがの守備力だが、万一7sで刺さるなら2sも切っていて、そこまでの打点はないと思っていた可能性もある。しかし、５がドラの時はダブドラがあるため、これがなんと3900の上がりとなってしまった。

南１局は下家がタンヤオの上がれない待ちを自摸切り放銃。

そしてここでも難問。南バックとして、9mから動くか。
ブロックはもう５つあり、全部良型。タンヤオにならない９ｍを鳴くと南を絞られる可能性もある。しかし私はチー。手がよい人はそもそも南をすぐ切るし、少し手が悪い人に役牌を絞らせて進行を遅らせることもできる。
実際このような良型残りではラス回避型モータルも62％チーと言っている。
もちろん南から鳴きたい思いもあるため、スルーも有力。むしろ、今回は配牌が悪かった上家が南を絞る展開になりつらかった。