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第一回mトーナメント準々決勝勝ち上がり予想

最近、暑い夏と、激しい雨が、交互に続いている。それは、まるで
「mトーナメント本戦」での激闘を占うようだ。

さて、準々決勝は4卓あり、それぞれから2名が勝ち上がる。
そのため、16人の選手は8人に絞られることになる。
ということで、今回はその準々決勝での勝ち上がりを予想していきたいと思う。

まず、今回のmトーナメントの本戦出場者をおさらいしておこう。

本戦シード 4名
(条件)mリーグ2022-2023 シーズン優勝チーム(渋谷ABEMAS)に所属。

「麻雀星人」 多井隆晴 (RMU)
「卓上のヒットマン」 松本吉弘 (協会)
「供託泥棒」 白鳥翔 (連盟) 
「ちゅも」 日向藍子 (最高位戦)

予選からの勝ち上がり者 12名
(条件) 予選 first stage と second stage を突破。

「日本一キレやすいプロ雀士」 浅井裕介 (最高位戦)
「卓上の爆撃機」 浅井堂岐 (協会)協会のタイトルの現「雀王」である。
「卓上の魔術師」 園田賢 (最高位戦) 「赤坂ドリブンズ」所属 
「麻雀生徒会長」 坂本大志 (最高位戦)
「あいだてさん」石立岳大 (連盟)
「麻雀バガボンド」滝沢和典 (連盟) 「 KONAMI 麻雀格闘倶楽部」所属
「魔神」 渋川難波 (協会) 「 KADOKAWA サクラナイツ」所属
「天衣無縫」 二階堂瑠美 (連盟)「EX風林火山」所属
「繊細なる超巨砲」松ヶ瀬隆弥 (RMU)「EX風林火山」所属
「ちゃんちーぬ」 山脇千文美 (連盟)
「北陸の役満プリンス」本田朋広
「雪原の求道者」萩原聖人

なかなかのメンバーである。
mリーガー11名に対し、非mリーガー5名が、立ち向かっていく構図となる。

ということで予想を始めよう。
A卓 浅井裕介VS石立岳大VS日向藍子VS松ヶ瀬隆弥 


4人の選手について分析してみよう

浅井裕介プロ 彼には勝ちたい理由がある。
彼は、昨季自団体の最高位戦リーグで念願だった、一番上のリーグである、A1リーグに昇級、しかし、A1の壁は厚く、一期で降級してしまう。
そのころであった。ある男が、麻雀界を騒がしていた。その男の名は
浅井堂岐プロであった。彼は奇しくも自分と同じ名字。それだけではない。
彼はその時、自団体の一番上のリーグを勝ち抜き、雀王決定戦に進出し、
雀王を獲得してしまったのだ。それからというもの、浅井裕介プロは
じゃない方の浅井という愛称が一般化してしまったのだ。
そんな、ライバル浅井堂岐と、お互いに1回勝てば当たれる、、、
チャンスだ。どっちが本当の浅井か決めようじゃないか!!!
だから、俺はこんなとこでは負けてられねえ!!!

石立岳大プロ JPML WRCリーグ2連覇の実績を引っさげ、mトーナメントに参戦してきた。 彼は、鳴きを多用する雀士として知られる。
その鳴きは決して上がらせるためでなく、相手を上がらせないための足止めの鳴きも駆使できる。しかも、それだけ鳴いておきながら、大きな放銃もそれほど大きくなく、力量の高さがうかがえる。ここで結果を出さないと、また、このように大きな舞台に立てるのかと、本人も気合が入りまくってるだろう。

日向藍子プロ 現役のmリーガーにして、今年のmリーグのレギュラーシーズンでは、安定した戦いぶりで、チームの予選突破を決定づけた。
安定した戦いかたをするので、今回のような超トップの価値がある
個人戦でどのような打ち方をするか、見ものである。

松ケ瀬隆弥プロ 今回の予選でも、要所、要所での運の強さが目立った。
ファーストステージ オーラスでの逆転劇は、見るものに大きな
衝撃を与えただろう。2着3着という着順での通過は、唯一無二であった。
今回もその剛腕で突破を勝ち取るのか。

さて、私はこのA卓の勝ち上がりについて、誰を予想するのかというと、、、
石立岳大プロと日向藍子プロだ。
理由としては、まず、石立プロは、これまでの戦いぶりで、力量の高さが伺えて、mリーガーとも互角以上に戦っているだろうということである。
次に日向プロだが、最近の安定感からすると、いきなり敗退という構図が、思い浮かばなかったからだ。
展開の予想。まず、最初の試合で、日向がトップをとる、
そして、浅井2着 石立3着 松ケ瀬が4着に沈む。
そして、2戦目、東場では、松ケ瀬と、浅井がトップを争うも、
石立が南場の親で大きく加点し、トップになり、全体トップで通過する。

B卓 浅井堂岐vs多井隆晴vs二階堂瑠美vs萩原聖人


   この4人についても分析する。

浅井堂岐プロ 今回も、予選から力強い、粘り強い勝ち方をしている。
やはり、今、雀王をとって、勢いに乗っているというべき麻雀プロだなあと思う。先日のmリーグ新チームビーストジャパネクストの
ドラフトでも決勝まで残り、自身の条件がほとんどなくなった後も、ラス親を連荘させる、6万鳴かせなどは見ているものに感動を与え、名勝負を演出した。そして、やはり、本物の浅井を決める機会に、本人も燃えているだろう。当日は浅井裕介プロの勝ち上がりの有無を見てから出場する形になるので、そこも本人のモチベーションに少量ながら影響を与えるかもしれない。

多井隆晴プロ 彼の強さは語らなくてもみんな知っているだろう。
彼が1回戦で負けるイメージがない。2半荘勝負ともなると、多井の突破率は相当なものになると考えられる。それに、盟友の瀬戸熊直樹プロの予選敗退もあり、簡単には負けられない。しかし、彼にも問題が一つだけある。それは体調面だ。前回の解説では、病気療養のため、休み英気を養っていた。
神域リーグの様子を見ても、元気ではありそうだったので、私も、彼の麻雀を、楽しみにしている。

二階堂瑠美プロ 女流プロの礎を築いた二階堂姉妹の姉、瑠美。
思い切った選択で、first stage 1回戦ラスから、2回戦も、苦しい局面での暗槓が、印象に残った選択で、槓した牌が全部ドラになったことで、流れが変わり、高い和了を積み重ね、見事にトップになり大逆転での通過となった。今回の試合でも、思い切った選択のトップラス麻雀を見せてほしい。

そして、、、萩原聖人プロ。(私の好きな麻雀プロなのでここからは長くなる)彼の突破は多くの人に驚きを与えた。
それだけではない。ゲストとして訪れた麻雀店でも絶好調。連盟の対局であるフォーカスMでも国士無双を和了。2戦トータルのスコアは90ポイントを超えている。どうして、彼は、こんなにも勝ちまくっているのだろうか。
彼の麻雀を見ると、その原因は、彼自身の価値観によるものだと思う。
彼は、「mリーグ 2022−2023シーズン、セミファイナル」
前半の頃、病気で療養していたという。彼自身病床で、自分の麻雀について、見つめ直したことだろう。それは、もちろん彼自身の麻雀に変化をもたらした。今の彼の麻雀は非常に彼らしいのである。
それに予選では、1戦目で1着を不運にまくられるも、そこで気持ちを切らさず、2戦目でトップを取るというパターンを2回連続していることから、メンタル面での充実がうかがえる。ところで、皆さん気づいていると思うが、まくられ→トップということは、実は萩原プロは4半荘連続、東場で先行しているということになる。これは偶然なのだろうか、、、いや、そうではない。萩原プロは、自分の中でのmリーグルールでの常勝システムを見つけたのだ。 それは、実は、mリーガー達の特徴を逆用している。
萩原プロは、●東場の戦い方 と ●南場の戦い方 が実は大きく異なっている。
まず、東場は、基本門前打点派である。(もちろん、一般的に、鳴くべき手は鳴いて進めているが)そして、安牌を持たない積極的で自己都合な打ち方で高打点の本手をバンバン決めている。
一方南場は、副露しての交わし手が増えてくる。
実は、これは、mリーグでの一つの効率的な戦い方である。
なぜなら、mリーグは、基本的に東場では、みんな、打点をみる。逆にこれは、自分の本手が決まりやすいということだ。特に東発はこの傾向が著しい。萩原プロはこれを利用して、東発で高打点を和了。その後も和了を重ねる。そして、差のついた首位になる。このとき、トップが偉いルールなので、他の選手は南場でも打点を見てくる。すると、ここで、萩原プロは、交わし手で、あっさり局を消化していく。辛い。あまりにも辛い。
これは他の選手も勝てないはずだ。勿論運もある。しかし、この萩原の良い変化がかれに良い結果をもたらし続けているというのも、また事実である。
レギュラーシーズンでも、このように積極的な戦い方をすれば、萩原プロはきっと、強いハギーとして、mでも名を馳せるだろう。今までの臆病で負け続けたハギーはもう終わる。 

さて、じゃあ、誰が勝ち上がるのか。これは自信がある。
多井プロと萩原プロだ。 まず、多井プロにも療養で、自分の麻雀を見つめ直す機会があったとしたら、、、それはもう、手がつけられる人はいないかもしれない。彼の通過は堅いだろう、そして、絶好調の萩原プロも負ける気はしない。 
展開の予想。1戦目で萩原プロが浅井プロの猛追も、多井プロがオーラスでラス回避の和了をし、萩原プロが逃げ切る。
      2戦目は瑠美プロと多井プロの争いを多井プロが勝ちきり、
          トップ通過を決める。浅井プロと萩原プロも最後まで
          混戦だったが、萩原がラスになるも、
          素点の差でなんとか、なんとか、逃げ切る。

さて、どんどんいきましょう。
C卓 園田賢VS滝沢和典VS松本吉弘VS山脇千文美


4人について分析していく。

園田賢プロ、、、やりましたね。大三元。セカンドステージ。
1半荘目箱下からの、2半荘めでの大逆転劇!!しかも振ったほうも通過する誰も不幸にならない役満!!これはもう行くしかないですね。

滝沢和典プロ こちらもセカンドステージ、劇的な展開での勝ち上がり。
そして、mリーグでは園田さんから大三元を上がったことがありましたね。
ここもまた因縁!!この卓は何かが起こるのか!?

松本吉弘プロ 神域リーグ絶好調ですね!!!監督がここで勝ち上がれば、チームの士気もさらにあがることでしょうね。これは負けられない。
ABEMASの、いや、mリーグの未来を担う若きエースの活躍に期待したい。

山脇千文美プロ mリーグにはいないギャル雀士。
そして、予選で倒してきたメンバーは強い。
first stage 大魔神の系譜近藤誠一(これがmリーグで打つのは最後の大会)
    mリーグ最強とも言われる 堀慎吾
    現最強位(連覇中)瀬戸熊直樹 このメンバーでトップ通過
second stage 坂本大志にトップ通過こそ譲ったものの
RMUの中ではトーナメント戦最強とも言わしめる河野高志プロと
最高位戦のボスで、新mリーガーの醍醐大プロを敗退させる、波乱の活躍。
こんなに強いギャルが今までいたのだろうか。積極的な雀風もこの大会にマッチしています!!
この卓はあつい!!!

そして、この卓の通過予想だが、 松本吉弘プロと山脇千文美プロとみる。
やはり、松本プロはmリーグの未来を担うエースとしてここは絶対勝つという気合でくるだろうし、山脇プロも、mリーガーに指名されなかった分の気持ちをこの大会にぶつけてくるだろう。この2つのエネルギーは強大だ。一方で、滝沢プロと園田プロは大三元の因縁でお互いのエネルギーを吸収して共倒れになってしまうと思う。

展開の予想は、1半荘目で松本が一人抜け出す。
そして、滝沢2位 山脇3位 園田4位
2半荘目もあろうことか、松本がトップをとる。
そして、園田2着 山脇3着 滝沢4着
これでギリギリ山脇が通過を決めることになり、大三元の因縁の二人は、
お互いを牽制したことでトップを逃し、互いに沈むことになる。

そして、最後。
D卓 坂本大志VS渋川難波VS白鳥翔VS本田朋広


まず、坂本プロ。
本当に強い。安定感も抜群。本当に麻雀が好きで、麻雀を突き詰めてきた人の麻雀であるなあと思う。mリーガー3人でも彼のする麻雀にブレはないだろう。期待している。

渋川難波プロ。 mリーグ2022-2023シーズンでは、レギュラーシーズンこそ冴えなかったが、ポストシーズンでの活躍は素晴らしいものがあった。
Youtube でもコツコツ頑張り、人気を獲得。
(ひ渋強)ひえ〜渋川さん強すぎるよ。や
トップ取り先生など、謎な語録を発信している。
そして、現在、早川林香プロと新婚ホヤホヤである。
トップ取り先生を降臨させて、今回も勝ち上がることはできるのか。

白鳥翔プロ。 mリーグを通して、彼の麻雀は本当に成長した。
最初のレギュラーシーズンでは、全選手の中最下位という、不名誉な記録を残すも、そこからどんどん成長。今では、確かな地力のある強い選手として、mリーグでも結果を残し続けている。今回のトーナメントでも結果を残すことができるのか。

本田朋広プロ。 実は、彼は北陸の役満プリンスと言われながらも、、、mリーグでは、一回も役満を上がったことがないのだ。それどころか、今回の、mトーナメントセカンドステージでは、2半荘目で、園田選手に大三元を振り、プリンスならぬ、「役満振リンス」になってしまった。
その半荘は-20000点を超える大ラスだったが、1半荘目の80000点ちのトップで100点ちょうどの貯金があったことからなんと、その卓では、トップで通過している。そして、私は彼に今回の大会で一番期待している。
なぜなら、私はこうやって毎回、mトーナメントの予想をしながら、毎回予想をことごとく外してるのだ。なので、私は今大会で、自分の
推しであるハギーにすら、絶対敗退すると、ある意味、一番の応援のような形で予想してきた。しかし、本田プロは、毎回私が通過すると予想しながら、予想通り通過してしまっているのだ!!!

ということで、予想に入る。
D卓の通過予想は坂本大志プロと本田朋広プロである。
坂本プロの安定感からは、通過を逃す気がしない。
本田プロも体感2回に1回はトップを取っていて、どちらかの半荘ではトップを取るだろう。
展開予想 1半荘目は、いわゆる全員集合でオーラスを迎える。
そこで、4着に沈んでいた坂本プロの2000-4000が炸裂!トップを獲得する。2着に渋川 3着に白鳥 4着に痛恨の親被りの本田。
2半荘目は本田が東場からリード南場でも攻撃の手を緩めず。
オーラスは、本田プロが坂本プロに差し込みこの和了で坂本は2着へなり、並びも完璧に作り、坂本のトップ通過。本田が辛くも2位で通過する。

皆さん、楽しんでいただけただろうか。
私の予想が的中しながら楽しみながらmトーナメントを見ていただいたら、私も、一人の麻雀ファンとして、とても嬉しい。
mトーナメントは今日15時から 今日はA卓とB卓!!


 


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