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麻雀がうまくない私が雀魂1位のrook7氏に「あんたには敵わない。」と言われる最初の相手になるまでの道のり 1

ロン 私は 開かれた手に呆然とした。


清一色12000この上がりで私はラスまで落ちてしまった。


多井隆晴氏を最後の最後まで追い込みまくられたあの時を思い出す。

私はまるで成長していないのだろうか。そうではない。
私は、確かに数字でも、牌理も魂天に引けを取っている。
だが、私はこれまで多くの魂天を倒し、4麻においてその勝率は7割を超えるものであろう。

過去の時代の覇者にも2戦2勝したり、


※当時BUTA野郎さんは全国一位



魂天3人にスペシャルな上がりで快勝したり、、、


これが決めてとなりトップ

しかし、そんな私が、ネット麻雀界の多井隆晴と思える相手と邂逅することになる。”rook7”
これまでの対戦成績は、雀魂で1勝1敗 そして冒頭に戻る。

清一色12000

読者の中には、この2P切りを見て私を下手という人が大多数であろう。
しかし、私が今まで、魂天に勝てて来たのは、私が”上手い” のではなく、”強い”からである。人読みに応じた、理論を逸脱していながらも臨機応変な一打。流れを読んだリーチや鳴きの判断。卓上のすべてを見逃さないという執念と洞察力。さらには、苦境で流れを引き寄せる術すらもつかみかけている。

南3局は5巡目の河には19字牌しかないリーチがこの上がり。調子は良かったはずだった。


さて、私はなぜ2Pを切ったのか、説明していく、まずは、この点数状況を見てほしい。この状況において私がすぐ勝利するパターンは主に2つ。
①上がる ②1人聴牌
この2P切りは①の為の選択ではない。むしろ、②の選択を少しでも上げたかったが故なのである。
私はこの手を聴牌していないように見せたかった。
事実私は聴牌した後も鳴きなしを押さず上家のマンズに明らかな鳴きラグをつけていた。
そして2Pを切った。
私は、集中していれば、聴牌したときの他家の雰囲気を察することさえもできる。
私の中では 対面 ノーテン 上家 のーてん 自家 聴牌 下家 ?
という読みであった。
下家が聴牌であった場合押すか微妙なラインであった、その時、
私が1mを手出ししたときと2Pを手出ししたときどちらがよりノーテンに見えるか。私は考えた。その結果2Pであった。2副露しているとはいえど、聴牌をしていない場合は12分に考えられる。
1mも聴牌していないから安全な牌を切っただけと思われるかもしれないが
私の持論のひとつに麻雀の強い人間というのは不都合な状況を都合の良い状況より速く頭に浮かべるという修正がある。というものがあり、雀魂より持ち時間が少ない天鳳ではrookさんはそこに引っ張られると思った。
1mが聴牌打牌という都合の悪い状況に。rookさんがその日の配信で2着はあまり、ポイントが増えないということや、3着と2着はポイントにそんなに差がないことを語っていたことや点数状況などを踏まえると、この2P切りには予想以上の効果があるのではないだろうか。
しかし、ロンだった。跳満だった。私はダマテンを見抜けなかった。
それはなぜなのか。 

  実は、私はここ数日でrookさんと同じペースで昇段しようと、対抗心を燃やし、たくさんの半荘を打ってしまった。そのような背景が、私の研ぎ澄まされた集中力と油断と焦りなき心を減退させてしまっていたのである。
私は気づいた。

私の打ち方と段位戦は合わない。
1発勝負の状況でこそ、私の真価が発揮されるのだ。


私の次の舞台はここだ。私には時間がない。rook氏はどんどん知名度を上げており、私以外のだれかが先に、rook氏に敵わないよと言わせるかも
しれない。優勝は雀魂rook氏を降伏させる通過点にすぎない。


後日談だが、最初の抽選で負けた

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