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断捨離中 焼却場に直搬入してみた

断捨離に目覚めた私はこの連休中に実家に行った。そしてあまりに多い物(私から見たら捨てたくなる)にやる気がふつふつと湧いてきて、気がつくとゴミ袋を傍において選別を始めていた。とにかく食器類や台所用品、掃除用品、期限の到来した食品、置時計などが部屋と台所と洗面台にぎっしり。
棚の中もこれでもかといった具合に詰めるだけ詰まっていた。


母親に聞くと「まだ使えるから。」「これは誰それからもらったものだから」と私の断捨離を阻止しようとする。特に食器類は40年間も使っていないのにまだ使える、使う予定がある、値打ちがあるとだだをこねる。代表的なものをカモフラージュして残りを全部捨ててみた。どうやら気づいていないようだ。
「孫がきたときこんな感じじゃもう遊びに来てくれないよ」と母親を諭しながら断捨離をすすめた。居間と台所だけで行政から買ったゴミ袋10袋が満タンになった。あたりを見回すとやっと普通の物の多い部屋になった。
捨てたものを気づかれないように外物置に隠した。そして直接クリーンセンターにもっていく事にした。


本日クリーンセンターに電話した。
「このゴールデンウイークを利用して実家の片づけをした。私は息子で他の市民であるが実家のごみなので持ち込んでいいですか」
クリーンセンターは「母親の住所がわかる本人確認、免許証がマイナンバーを持ってきてください。また運搬する息子さんの繋がりがわかるもの、免許証などを持参してください」との事である。

私の車は日産のノートという車である。後部座席を倒して新聞紙と段ボールを敷き詰めた。いよいよゴミを積み込め始めた。意外とすんなり余裕をもって積むことができた。母親からマイナンバーガードを預かりいざクリーンセンターに出発。焼却施設は初めての体験である。ナビに電話番後検索して場所は問題なく進むことができた。

クリーンセンターに着くと車列ができている。町で見かける収集車や軽トラ、私みたいな乗用車もいた。係りの指示で進んでいくと、業務車両と一般車両のラインに別れた。受付はどうするのか?拒否されたらどうしようと不安になった。車列に迷惑をかけたくない。そんな中でも徐々に車列は進んでいく。先の方にドライブスルーみたいな窓口が見えてきた。いよいよ私の順番がやってきた。

ドライブスルーは台貫といって車重を測る機械になっていた。窓口から家庭用のゴミですか。住所はどこですか。と聞かれ持ってきた母親のマイナンバーを提示した。するとA4判ぐらいのカードを渡された。ダッシュボードにおいてください。どうぞといって受付が完了した。

ドライブスルー受付を過ぎると別の係りに工場内に案内された。そこは焼却場の入り口であった。あたりを見回すとあらゆるゴミが整然をおかれている。私が案内されたのは燃えるゴミの入り口ででっかい焼却炉の前の置き場だった。ハッチをあけて次々と置いていった。次は燃えないゴミの番だ。またまた案内されガラス類や陶器を捨てた。

工場から出るとまたドライブスルー台貫に案内された。ここで料金を支払うのだ。最初の重量から捨てた後の重量を差し引きすると60キロだったらしい。料金は240円。たった240円で部屋が片付いた。またクリーンセンターは親切である。やみつきになりそうである。

実家は母親と猫3匹の4人家族である。捨てたい物はたくさんありすぎる。私の断捨離はクリーンセンターという武器を手に入れやる気が湧きに沸いてきた。ちなみに本日運搬した車は変な匂いがする。またゴミからこぼれた粉が散らばっていた。できれば軽トラがいいが断捨離のために乗り換えするわけにはいかない。でも軽トラがほしい。




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