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#地域フォーミュラリーについて

今朝の日刊薬業に「地域フォーミュラリー、標準的手法を確立へ 厚労科学研究•第二弾、来年度初旬にも成果まとめ」の記事が掲載されました。日刊薬業の取材に応じた今井博久先生によると、地域フォーミュラリー事例収集や制度、方法論の分析が進み、標準的地域フォーミュラリーの手法開発の研究成果が2023年度初旬にもまとめられる見通しだそうです。こうした記事に触れると、フォーミュラリーに対する議論が、いよいよ高まてきたと感じます。
また全国でフォーミュラリー導入に向けた取り組みが、加速していくと考えます。その内容を知り理解するとまさに時代の要請でもあるといえるでしょう。但し導入には、更なる様々な意見集約が必要かもしれません。
今、コロナ禍が国民皆保険制度に与えるインパクトは大変大きく、コロナ関連費用は既に16兆円との試算もあります。未だ終息に至らない中で限りある財源をどう機能させられるか?課題は深いですね。
一方、新薬開発メーカーは、こうした環境変化にどんな形で社会の期待に応えていくべきでしょうか?そもそも新薬とは新たな価値を生み出し薬物治療によって患者さんに貢献するものと思います。公正な評価が広く社会に受け入れられてその薬の価値に繋がっていくと考えます。薬の評価は、開発治験だけでは定まらず、実臨床の場で沢山の症例と長く多面的エビデンスを重ね確立されていくものです。まさに育薬で有用性が証明されると言えます。
こうした中で医薬情報担当者MRは、どんな存在価値を生み出せるでしょうか?私は10年後の地域アウトカムを考えて目の前の患者さんの薬物治療に自社医薬品で貢献する思考や活動が必要だと思います。製薬メーカーの経営環境は厳しく存亡をかけた挑戦が続きます。更にMRも過酷な生存競争に直面しています。在りたい自分を目指して地域医療に貢献するアプローチを実践していきましょう。その先に、必ず道は開けます!

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