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もっと早く子供を産んでいたら、という呪縛が解けた

私が上の子を産んだのは36歳のとき。

常々思うのは、気力体力がない、ということ。
何とか日々を回している。
そして、
寝る頃には電池切れのようにパタリと倒れる。

あぁ、もっと若い頃に、そう、
20代に子供を産んでいれば
気力体力も十分あったはず、
という思いが頭をもたげてくる。
そしたら、もっとエネルギッシュに
子供たちと接することができたんじゃないかって。

それに、私の両親だってもう10歳は若くて、
孫たちと一緒に遊んだり、
あちこち出掛けたりできただろうに。

もっと早く子供を産んでいたらな。

でも実際の私の20代は、
まるで出産に興味なかったし、
何だったら夫にだって出会ってないから、
この子たちにも会えなかった。

それに若い頃に産んでいれば、
今とは別の何かと引き換えになっただろう。

だからこんなこと思っても仕方ないのにね、
疲れ切った時に頭に浮かんでくる悪癖だ。

この思いが予期せぬ時に霧散した。
Voicyで、あるパーソナリティの方が
「僕の両親が晩婚だったから、
僕は団塊ジュニアにならなかった」
と話していて、ハッと気が付いた。

そうか

この子がこの世代に
生まれて良かったと思う何かが、
この先にあるかもしれない。

これでいいのだ。
これがいいのだ。

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