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保健 薬物乱用と健康

こんにちは!保健第9弾となります。よろしくお願いします。

〈問題〉
①次の文章の空所を埋めよ。
 薬物乱用とは違法な薬物を使用したり、医薬品を本来の目的から外れて使用したりすることである。薬物は脳に人工的な刺激を与えるため、脳の働きが異常に興奮・抑制され死に至るときがある。薬物の感覚を一度でも体験すると、再び使用することになり、同じ量でも十分な効果が得られなくなり{いわば(1)}、自分の意志でやめられなくなる{いわば(2)}。
(2)には(3)と(4)の2つがある。(3)とは満足感を得る、不愉快な気分から逃れるために薬物を求めるようになる状態であり、(4)とは薬物をやめたりすると体が震えるなどの(5)が現れる状態である。
 薬物乱用者が起こす社会問題は大きい。例えば、薬物欲しさに盗みを行う、幻覚や妄想から家族や友人に暴力を振るうなどの犯罪、危険運転による交通事故などである。
②主な乱用薬物について、次の空所を埋めよ。
・大麻・・・知覚を変化させ、いわゆる(1)を起こす。
・覚せい剤・・・幻覚や妄想が現れ、(2)になりやすい。使用をやめて     
        も、再び妄想や幻覚が起こるという(3)も起こりうる。
・(4)・・・知覚を変化させ幻覚が現れることがある。摂取で高温にな  
       り、死に至るときもある。
・(5)・・・幻覚や妄想が現れる。摂取すると全身けいれんを起こす。
・(6)・・・麻薬や覚せい剤の化学構造を少し変えた物質が含まれてい    
       る。健康への影響が甚大なものもある。
③次の文章の空所を埋めよ。
 薬物を広めようとする人たちは、薬物と分からない名前で呼んだり、人々の興味をかきたてる言葉での誘いなどで(1)や(2)を下げて近づいてくる。また、断りにくい人間関係から、(3)を恐れて薬物乱用を行う場合がある。日本では大麻取締法や覚せい剤取締法などで、薬物乱用防止に取り組んでいる。また、日本で乱用される薬物は海外から(4)されるものであるため、空港や港の税関では(5)による検査など水際取り締まりとともに国際的に連携した取り組みが行われている。さらに、インターネットでの(6)を摘発し、医薬品を悪用した事件を防止している。
 薬物に対する正しい知識を普及させるため、学校では(7)が行われている。また、(8)では薬物関連の個別相談、専門的な支援が行われている。また、薬物依存患者が共同生活を通して依存症から回復を目指す民間リハビリ施設があるなど、自助グループによる活動が発達しつつある。

〈解答〉
①(1)耐性 (2)依存状態 (3)精神依存 (4)身体依存
 (5)禁断症状(退薬症状) 
②(1)パニック (2)中毒性精神病 (3)フラッシュバック
 (4)MDMA  (5)コカイン   (6)危険ドラッグ
③(1)罪悪感 (2)心理的ハードル (3)仲間外れ
 (4)密輸  (5)麻薬探知犬   (6)密売
 (7)薬物乱用防止教育 (8)精神保健福祉センター

いかがでしたか。最近は芸能人による薬物乱用の事件が多いですが、彼らはすぐ釈放されてしまいます。このままでいいのでしょうか・・・・?

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