3. 「建設業会計概説」の必要性について
建設業経理士1級の3科目では共通して、第1問に200~300字の論述問題が2題出題され、配点は20点となっています。論述を回避しても合格はもちろん可能ですが、安定して70点以上を目指すためには、論述での加点が非常に有効です。論述で得点を積み上げることで、他の問題で失点しても全体の点数を補うことができるためです。
そこで『建設業会計概説』をご存知でしょうか。これは、建設業経理検定の公式テキストであり、建設業の会計処理や計算の背景を詳細に解説しています。とはいえ、内容が非常に難解で、特に専門書に慣れていない方にとっては理解が難しいこともあります。そのため、持っていなくてもよい、持っていた方がよいと意見が分かれるところでもあります。
1級の論述問題では、設問の意図を正確に捉え、自分の言葉で説明する力が求められます。私自身、原価計算1回目の試験では、過去問をテクニックで解くことに依存してしまい、本質を理解していなかったために応用が利かないことに気づきました。
その後、概説の内容を深く理解できる講座を探したところ、Y社の通信講座にたどり着きました。この講座では『建設業会計概説』を基に理論を整理し、過去問を解くことでしっかりと論述練習ができました。この方法が私には一番合っていたように思います。論点を本質から理解すれば、論述対策だけでなく、第2~4問の理論問題にも応用でき、試験対策としても効率的です。
この方法で原価計算の2回目の試験、財務諸表、財務分析に順調に合格できたと感じています。
参考サイトURL
https://www.farci.or.jp/support-2
建設業振興基金の監修のもと、一般財団法人 建設産業経理研究機構が編集・発行しているものです。建設業簿記を理論的に解説した参考書で、一般簿記と異なる分野を深く理解するのに最適です。
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