消費税の本当の負担者は❔
消費税は、商品やサービスの消費に対して、課税される間接税です。
消費税は、事業者に負担を求めるわけではなく、流通各段階において、
順次課税され、税金は最終的に消費者が負担する仕組みになっています。
消費税の仕組み
製造:卸:小売り業者から、消費者へと順次行われる取引のすべての段階で
課税され税額は、順次先に、転嫁されていくことが予定されている。
法人:個人問わず流通の各段階の事業者が納税の義務があり、法律上では消費者に納税義務をかしているものではないので、消費者が、負担するのは、事業者から転嫁された価格の一部なのです。
消費税の計算
納付額=課税対象となる売上高(税抜)×10%-課税対象となる仕入高税抜
×10%
消費税が間接税ならば、業者が販売した商品:サービスの消費税は、すべて国に納めなければならないが、消費者には納税義務が無く、納税義務があるのは事業者のことから消費税は、間接税でなく直接税です。
課税対象となる売上高とは❔
売上高-売上原価=粗利(売上総利益)に消費税率10%をかけて消費税額を
計算いたしますので、小規模の卸売業者:建設業の下請け受けは、契約単価を抑えられ、契約単価に消費税を転嫁できずに、消費税を滞納する業者がいるのも事実です。
消費税改定のポイント
平成元年4月1日に消費税が導入されました。 最初の消費税率は3%で、3千万円以下の法人:個人事業主は免税事業者でしたが、平成16年4月1日に税改正され、免税事業者は、3千万円以下~1千万円以下に変更されました。
令和5年10月1日からインボイス制度が提要され、インボイスに登録された
事業者すべての事業者が納税事業者になります。
インボイス制度とは、適格請求書のことで、税務署から登録番号を取ることことで、取引さきにインボイス番号を付けた請求書を、発行することです。
消費税の会計処理は変わりませんが、請求書:領収書にはインボイスの登録番号を記載することが必要になります。
消費税の使い道
財務省のホームページに、消費税は医療:介護:年金:子育て支援に使われていると書かれてましたが、医療:介護などに使われていたとしたら、健康保険料:介護保険料などが上がるのはなぜでしょうか❔
消費税の配分図解を案内いたします。
図解1
図解2
図解3
財務省は、消費税を社会保障を、保障に使われているとホームページに
書かれていますが、会計処理としては一般会計で、処理をしているのは
違うと思います。実際の会計処理は特別会計での処理が望ましいと思います。 図解2の国の財政を家計に例えると、家計に例えた表がありますけど
家計でも、貸借対照表を、作成しないと自分の家庭の資産状今日はわかりません。財務省も、バランスシート(貸借対照表)で解説しないと、本当の財政状況はわかりません。図解2収入と支出の表は企業に置き換えると損益計算書(Ⅰ年間の売上と利益を表したもの)この表だと国の財産がのっていないので、実際の借金と資産のバランスがわからないので、図解2だけの表での判断は、避けましょう。
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