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【俯瞰力とは】情報化社会を生きる若者

近頃、ふと目に止まった時事用語「俯瞰」。皆さんは、目にしたこと聞いたことがありますでしょうか?

2022年11月20日の新語時事用語アクセスランキングでは、なんと1位を取得。世では「俯瞰」の意味について考える人が増えているようです。

「物事を俯瞰して捉える」などとよく使われますが、物事を俯瞰する力"俯瞰力"はおもにビジネス面で重要視されています。

ただ大まかなイメージはつくものの、俯瞰力って具体的にどういった面で重要視されるのか、考える人が増えている訳が知りたい!という方も多いでしょう。

そこでnote第4回では、俯瞰力について調べたことを紹介していきます。
SNSの発達による俯瞰力の必要性についても考えたので、ちょっと興味があるという方は読んでいただけると嬉しいです。

俯瞰力とは

早速「俯瞰」という言葉の意味を以下にまとめました。

俯瞰とは
俯瞰とは、高所から下方を見渡すこと、あるいは、広い視野を持って物事を巨視的に捉えること、を意味する語。

俯瞰の意味・解説-weblio辞書

よって俯瞰力とは、広い視野を持って物事を巨視的に捉える力のことを指します。

俯瞰する力の言い換え表現として代表的なのが、「鳥瞰」(ちょうかん)です。
鳥瞰とは、鳥が空・高所に飛び立つ様子から、鳥のように広い範囲で高い所から全体を見渡すことを指します。

俯瞰との違いについて、鳥瞰は俯瞰より高所から全体を見ていることを表す言葉で、ビジネス面ではおもに上司から部下に使われるのが一般的。一方俯瞰は、どちらかというと広範囲で全体を見るといった意味合いが強いようです。

俯瞰力のメリット・デメリット

  • 俯瞰力のメリット
    ・主観的な意見のみに捉われず、相手の意見を尊重できる
    ・問題解決の糸口を掴みやすい
    ・冷静な判断により偏った思考からの転換がしやすい

  • 俯瞰力のデメリット
    ・目標に対し突き進む勢いや自分の意志を見失う可能性がある

俯瞰力をもつと広い範囲で全体を見渡せるようになるため、主観的な意見に捉われずに相手の意見を受け入れ尊重できます。
よって問題解決に辿り着きやすく、こじれたりトラブルに巻き込まれたりするリスクを下げられるでしょう。

一方俯瞰力のデメリットは、主観的な意見に捉われないあまり自分の意思を見失う可能性があることです。
相手の意見を尊重しすぎた結果、自分の目標達成や意志をおろそかにしてしまいがち…。そういった事態を招いては本末転倒です。

俯瞰力は仕事面でどのように作用するか

俯瞰力は、仕事面ではどのように力を発揮するといえるでしょうか。仕事におけるおもな俯瞰力を以下にまとめました。

  • 仕事における「俯瞰力」
    組織が掲げる目標や、依頼された仕事の意図・最終的な目的を掴める力

  • 作用のメリット
    ・方向性の相違によるミスに繋がりにくい
    ・個々の自律に繋がりやすい

俯瞰力をもって個人個人が役割を全うできるようになると、大幅な仕事の効率化を図れるでしょう。よって近頃、俯瞰力が重要視されているといえます。

俯瞰力が高い人の特徴

これまで俯瞰力について、メリット・デメリットや仕事における作用を紹介してきましたが、俯瞰力の高い人にはどういった特徴があるのでしょうか。

以下では、俯瞰力の高い人の大まかな特徴をまとめました。

俯瞰力の高い人の特徴
・物事の本質を捉えることに長けている
・結果を分析することに長けている
・情報の断捨離ができる

俯瞰力の高い人の特徴としてあげられるのは、物事の本質を捉える力に長けているということです。よって、他人の意見や自分の感情に流されずに判断ができます。

また、分析力に長けているのも1つの特徴です。
例えば、目標を達成できなかった場合原因の分析を行いますが、ここで大切なのは、感情や主観のみに捉われない分析力を持つこと。

感情に左右されて冷静な分析ができないままでは、問題が解決されずにまた同じ失敗を繰り返す可能性があります。

俯瞰力のトレーニング方法はある?

調べれば調べるほど俯瞰力の重要性がわかりますよね。俯瞰力を身につけたいと感じた方も多いでしょう。

そこでここでは、俯瞰力を身につけるためのトレーニング方法を紹介します。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

俯瞰力のトレーニング方法
・都度、物事の振り返りを行う
・問題を書き出して可視化⇨対策まで考える
・議題に対する話し合いを行う機会を設ける

もっとも一般的なのは、物事の振り返りをその都度行うことです。

振り返りがうまくいかない時は、紙に書き出して可視化するのも有効。偏った思考や不安要素に感じていることに気づける可能性があるでしょう。

SNSの発達と俯瞰力について考えること

これまで俯瞰力の意義について紹介してきました。
俯瞰力は現代社会におけるSNSとの関わり方にも重要な役割をもつのではないかと私は考えています。

近頃は情報化社会とよばれ、SNSの発達が著しいですよね。
だれでも発信・リアクションができる一方、私たちは自分で実際に体験していない、だれかの言っていた「なにか」を信じることに慣れています

よって、便利なコミニュケーションツールとしてSNSを利用していく中で、物事の本質を自分で分析し考える必要があるでしょう。

そこで試されるのが、俯瞰力です
俯瞰力があれば、本質を捉えているものの見極めができるようになり、多くの情報から自分に必要なものを選択できるようになります。

俯瞰力の高い若者。発達していく現代社会を生きるには、私たち自身がSNSへの向き合い方を考え直す必要があるかもしれません。

まとめ

note第4回では、"俯瞰力"について言葉の意義を紹介しました。俯瞰力は、SNS上や対面での会話など、ビジネス面のみならず日常的に必要なスキルです。

俯瞰力を身につけるトレーニングとして、まずは意識的に1日の振り返りを行うことから始めてみるのも良いでしょう。
興味がわいた方は、ぜひ実践してみてくださいね。

ここまでお読みいただき本当に本当に、本当にありがとうございます。
次回は、note第5回。早いですね。ちょっと軽めの文章も書きたいなあなんて思考が芽生えたので、次回は読んでHappyになれるような記事にする予定…(?)です。

目に止まった方は、箸休め程度に読んでいただけると嬉しいです。

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